前々回のブログで

私がレコーディング(歌入れ)をした順番で

セルフライナーノーツを書いていきます!

と言っていたのですが、

楽曲自体は

この曲が一番初めにできました実は。



アルバムを作るぞ!

となったはいいものの

さて曲どうしよう・・・?

と、

白紙の紙を渡されたような

陸の見えない大海原に落ちたような

果てしない砂漠に立っているような

そんな状況(これは毎回そうなのですが)でした。

アルバム自体にコンセプトがあったわけでもなくて、

せめて指針になる曲が1曲あって

そこから展開させて1枚として作品を作る!

とかだったらもう少し楽だったのかもしれませんが。



ん〜。どう、しよっ、、か、、な、(╹◡╹)?



の状況がしばらく続きました。

その頃の私の心情といえば

なんだか色々ぐちゃぐちゃで

一体何を伝えたいんだろう

どこに向かっていきたいんだろう

が、まるで見えていませんでした。

散らかっている部屋の中で探し物をしてたら

色んなものが目に入ってきて

あれれ、何を探していたんだっけ?

みたいな事が私の中で起きていました。


こりゃ一人で悩んでたってラチがあかんわ!


と思い、

かといって、当事者も同然の

身内であるメンバーに相談するのもなんだか違う気がして

vivid undressを初期からよく知っていて

尚且つバンド同士で仲良くしてくれている

PENGUIN RESEARCH のベース 堀江晶太くんに

『困っていることがある!』

と電話をしました。

相談したのは

『闇雲に曲を作っているが、全くいい曲が出来ない』

ということと、

『ぶっちゃけわたし達はいま外からどう見えている?』

ということ。

普通の人だったら

「え、なに急に、どうしたんだよ」

ってなると思うんだけど

晶太くんは状況をすんなり受け入れてくれて

「ふむ、なるほど、そしたら、、、

例えばこんな話があるんだけどね、」

って、色んな自分の持っている知識や知人の体験談を聞かせてくれた。


恐らく彼も、幾度となく挑戦と失敗を繰り返してきたのでしょう。

私の気持ちを汲むどころか

その先になにがあって

どうなっていくことができるのか

ということまでわかりやすく教えてくれて(先生〜〜〜泣)、

「ちなみに新しく生み出していくものは

バンドがどうなっていきたいのか、

意思表示というか、名刺になるものを作ると

受け取る方もわかりやすいかも!」

と言ってくれて、

さらに

私の散らかっている脳みその中から

探し物を見つけ出すように

一つ一つ質問を重ね、

私はそれに一つ一つ答えました。

そして最後に一言。


「きいらちゃんの今の思ってることを ありのまま そのまま書けばいいよ」

と。




んんんんんん

なんでそんな簡単なことが出来なかったんだろうなぁぁぁぁああ( ; ; )

ってなりながら

「わかった、やってみる、とてもありがとう」

と電話を切ってすぐさま制作に取り掛かりました。

そして、私の中から

いの一番に出てきた言葉




ー 伝えたい言葉ってなんだっけ?




そう、なかったの、誰かに伝えたいことなんて、なんにも。

だってその時は

自分の気持ちさえわからなくて

体力を消耗して探すこともせず

手に届く範囲のありきたりな言葉を

なんか手当たり次第に、良い子に並べたような歌しか書けず、

でしたから。

その言葉を皮切りにして、

この曲を聴いてくれる人や

この曲にこれから出会ってくれる人を想像しながら

想い想いに全てを書いた。

(そういえば歌詞先行で書いた曲はvivid undressではこの曲が初めてだ)



2番のAメロの歌詞の

『揺れる日本 物騒なニュース
いつ何が起きるか わかんないけど
望んでる奇跡はいくら待っていたって
来なかったよ 』

という歌詞を書いたきっかけがありまして・・・


去年の7月のことでした。

ちょうど制作に頭を抱えていた時期で

テレビなんてほとんど見ることもなく

日本で何が起こっているかもわからず毎日を過ごしていた頃。

突然ツイッターにある女の子から

長文のDMが届いてました。

そこには、

いま、大洪水の影響で

自分の住んでいる岡山が大変なことになっている

ということ。

初めて被災して避難所で怖い思いをしていること

そこで、私たちの曲を聴いて頑張って生活しているということ

自分がどの曲の、どの歌詞の部分に、どれだけ救われて生き抜いてきたか、ということ

でした。


すぐさまその子に返信を打ちました。

普段なら気持ちをありがたく受け取るだけで終わってしまうことが多いですが、

どうして返信をしたかというと、

きっと怖い思いをして、ただ過ぎていく時間を耐えるだけの日々も選べたでしょう。

それを、

自分が生きるために私たちの音楽を栄養にしていて

それに対して感謝の気持ちを持ってくれている、ということを

例えば、もしかしたらきいらが見てくれるかもわからない

返事なんて返ってこないかもしれない

を前提に

時間をかけて

思いの丈を一生懸命伝える!

という行動を起こしてくれたから。

つまり、

最悪な状況に嘆いて苦しんで

閉じこもることなんて誰にでも出来る簡単なことよりも

勇気を出して

行動することで、一歩前に踏み出すことで、

少しでも幸せを得ることができることを

その子にはどうしても知ってほしかったんです。

私の返信一つで、その子の人生が大きく変わるわけじゃないと思う。

それでも、少しでも楽になれる言葉を真剣に探して

時間をかけて返事を打ちました。

ただでさえ日本は天災が多いです。

(歌詞の「揺れる日本」とは、地震のことです。)

明日は我が身。

立ち止まって閉じこもってるだけの日々は

本当にもったいない!

ここだけが"居場所"ではない。

世界は想像以上にとんでもなく広くて

いま起きている悲しい出来事の何倍もの楽しい出来事が

一歩踏み出した世界に待っている可能性があるかもしれませんもの。

だから、このことは必ず歌詞に含めよう!

と思いました。


私が、私たちが今まで経験してきたことと、

これからどうなっていきたいか、ということ。

そんないまの気持ちを全て詰め込んだ1曲。

この曲を聴いて、どう感じてくれてるのかなぁ。

私からみなさんの心の中は見えませんのでわかりませんが

立ち止まったり閉じこもってる人の

一歩踏み出すきっかけの曲になればいいなぁ。


4th mini album 赤裸々が出来た、記念すべき第一曲目。

私の中での曲順は

この曲が一曲目かな〜。


kiila.

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シンガーソングライター
作詞:kiila 作曲:kiila 編曲:vivid undress



伝えたい言葉ってなんだっけ?
ノートをぐちゃぐちゃに汚した
並べられた綺麗な言葉
そんなものクソくらえだ

傷だらけの私を見てよ
これでも好きって言ってくれる?
真っ暗な部屋 孤独の朝も本当の私も
知らないでしょ

ねぇ、どう見えてますか?
どう聞こえてますか?
言葉と本音は違うって知ってるんだよ?
「もうそろそろいいでしょ」 「帰っておいでよ」
そんなこと言われたって嫌なんだよ

言葉や理由じゃ勝てないほど
心が行きたいと叫ぶから
止まらない衝動を仲間にして
本物になってやる

揺れる日本 物騒なニュース
いつ何が起きるかわかんないけど
望んでる奇跡はいくら待ってたって 来なかったよ

愛想尽かして去って行った人が
例えば遠くで嘲笑ってたって
今信じられる大切なものを守りたくて
馬鹿みたいに歌ってるんだよ

私を見せれば見せるほどに
嫌われてしまうかもしれない
それでも残された時間で
自分に正直でいたい


どうしてあの時 嘘をついて
本当の気持ちを隠してしまったんだろう
どうしてわかってもらえないんだろう
どうして私は他の人と違うんだろう
どうして何もうまくいかないんだろう
どうしてあの人はいなくなったんだろう

都会の雑踏に埋もれたって消えないよ
大切なことはちゃんと
此処にあるよ

私を殺した加害者は
私の心の弱さでした
もう逃げない 負けない 後悔しない
覚悟は出来てる

言葉や理由じゃ勝てないほど
心が生きたいと叫ぶから
止まらない衝動を仲間にして
本物になってやる


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追記

アルバムを手にとって聴いてくださった皆様

本当に本当にありがとう

ツイッターでだいぶとみなさんのご意見

拝見させていただきました

いつもありがとう

あなたたちは私たちの人生の一部です☺︎