『言葉はいつも思足りない』
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SNS上でのとあるやり取りを見ながら、ふと頭に浮かんだ言葉。
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これは、むかし読んだマンガに出てきたセリフで、この短い文章にとてつもない意味が内包されているのを感じ、ショックで呆然としてしまったのを覚えている。

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やべーこいつマジすげーこと言ってるぅ…


たぶん、このことを最初に発した人とは意味がだいぶ違っているかもしれない。


しかし私はこのように受け取った。
以下で解説したい。


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「何とかさんが言ったみたいだよ」


解説するにあたり、結果から言うならば、言葉を使ったコミュニケーションで人と人とが疎通するのは不可能である。だから人間関係が上手くいかないのは当たり前だ。


まずは大前提の共有から↓↓↓


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大前提1
言葉とは同種族の疎通する道具として使われるものであり、単語や単語を組み合わた文章が"言葉"と考えた。


大前提2
言葉を使って誰かと疎通していると当たり前に思っているが、人間が持つ機能を考えれば言葉を使って疎通するのは不可能である。


大前提3
言葉を使って疎通するのは不可能であるが、疎通する道具として優秀な道具は言葉であるため、いまのところ言葉を使って疎通している。
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ワインのコルクを開けるのに割りばししかないときとか。
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本来の目的からは使いにくいけど、目の前にあるものがそれしかないから、仕方なく使っている状態。それが言葉だ。


このことを例に挙げるなら、こんな経験はないだろうか?


「四角いアレ買ってきて!」
「ぜんぜん違うじゃん!なんでコレ買ってきたの??」
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これは、お互いの"四角いアレ"に対するイメージが違っているが、"四角いアレ"という単語は共通しているため、疎通していると勘違いしたことによって起こった事件である。


しかしコミュニケーションでやっていることは、ほとんどの場合に同じ。



やっとここからが本題


単語と単語を並べて文章にして相手とコミュニケーションは何をやっているかというと、情報・データをやり取りしている。


単語一つには、思い・イメージ・過去の情報など膨大なデータが入っているが、それを極端に簡略化して使っている。


なので、現代の言葉はLINEスタンプと考えてもいいかもしれない。
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LINEスタンプだけで相手とコミュニケーションしろ!と言われたらどうなるだろう?


確実にお互いの主張したいことが上手く伝わらず、ズレていやになるはずだ。もしかしたら喧嘩別れしてしまうかもしれない。


なので、正確に相手と疎通しようと思ったら、単語一つひとつに内包されている思い・イメージ・過去の情報を伝えなければならず、膨大な時間が必要になってしまう。


しかも、その一つひとつの単語が伝わったかどうかの確認までしなければならない。


これは途方もないことだろう…。


つまり、言いたいことは
コミュニケーションとは、確実にズレるようにできている。疎通することはできないと言っていもいいレベル。


だからこそ、本当に疎通したいならば相手への敬意と慎重さが必要ということになる。


口ぐせで「いや、何でもない」なんて言ってしまうヤツは最悪だ。


では、言葉を使ったコミュニケーションはあきらめなければならないのか?


それは大丈夫!
人はコンピュータとつながる日が近い。それができればコンピュータが人と人とを仲介して相手と莫大な情報のやり取りができるようになる。
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本来伝えたかったこと、ズレのない純粋な情報のやり取りができれば、お互いを理解できるようになる。


これが可能になった瞬間に、はじめてコミュニケーションを体験することになるだろう。