月別アーカイブ / 2016年05月

こんばんわ
ご無沙汰しております、ベースのアベです。

昨年の11月のワンマンから随分と時間が経って、僕がブログの更新をしたのが、そのワンマンの後でしたっけ。
完全にあの頃、ツイキャスとブログを頑張りまくって、それで燃え尽きた感じがします。 

かといって、別に思う事無く、ただ漫然と植物的に生活していた訳でもないんですけど、こう・・・Twitterとかでちょいちょい呟くとそれも少しずつ発散されていくわけじゃないですか。
 
でも、それなりに、えーと120字くらいでしたっけ?それ以上のテーマを発して行くには、なんか連投とかしなきゃいけないんで、 それも気が重いなぁとか思うと「女子高生の脇で握ったおにぎりが食べたい」とか、本当は深い意味はあるんだけど、中央突破的に非常に抽象的な表現をせざるを無くて、そうすると「アベさんにツイートで初めて引いた・・・」とか言われちゃうわけなんですよ。

なにを言いたいのか、僕にもわからないんですけど、まぁ聞いて下さい。
タイトルに「To DO」とあるように、なんとなく「やらねばならぬ事」が溜まって行くと頭の動作が重くなる感じがするんです。パソコンでもなんとなく開いてるアプリケーションやソフトを閉じると、CPUだのメモリがそこに割いていた労力を、いま使ってるメインのソフトに傾ける事ができるでしょ?それと一緒な感じ。
別に「ブログを沢山書いて、バンドメンバーの文章力を高めていこう!」とか決まったわけじゃないんですけど、これは個人的なモヤモヤの話でね。 

もう、どんどん私物化していけばいいんだろうな。
なんだかんだ、ブログって大事だと思うんだよな。例えば、気になってる機材とかあって、その機材の評価とか使い勝手とか知りたい時「◯◯◯◯ レビュー」とかで検索すると、Twitterとかの呟きも、もちろん出てくるんだけど、結局知りたいのは120字くらいで、要所だけを端的にまとめた短い評価だけじゃなくて、ブログとかで文字数とか考えないでじーっくり細かい部分まで書かれた文章のが参考になったりするわけじゃん。まぁ、アフィリエイトだったりするんだけど。それでも、為になるならかまわないわ。 

毎日とか週一とか、決める気は無いですけど、なんとなく思い付いた時に更新していこうかなぁ。
ちなみに、どんな内容のブログ書いてほしいとかある?あったらコメントにどうぞ。

まぁ、いいや。
すっごい無難なんだけど、今回は好きなレコードについて話してみようと思うよ。

Michael Franks 「The Art Of Tea」

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Michael Franksの1975年くらいのアルバム。ジャンルの話とか、細かい話をするときっと本当に詳しいひとから叩かれるからやめておくよ。笑 いわゆるAORっつーやつの走りみたいなやつなんじゃないでしょうか。AORって、定義が色々あるらしいんですけど、オシャレで力の抜けた、どことなく都会的な・・・そういう音楽が多いです。

普段聴く音楽って、みなさんどんなの聞いてます?ぼくは、こんなバンドやってるんですけど、極力耳触りの良いゆるーい音楽ばっかり聞いてるんです。特に、曲単位とか、シャッフルで聴く事はほとんどなくて、だいたいアルバムをだらーっと流してる事が多いんですけど・・・そうなるとテンションの上り下がりが平坦なアルバムを選ぶ様になってくる訳ですね。ただただ耳障りの良い・・・でも、なるべくスーパーのBGMみたいのも、安易なボッサアレンジのカバー集とか聴くのも癪じゃない?特に、レコードで聞くとなると曲単位で聞く訳じゃなく、アルバム単位で聞く事が多いから、一曲でも嫌いな曲が入ってると、それだけでもレコード回すのがちょっと嫌になるもんね。

このアルバムは、その点かなり僕の理想にパーフェクト。音質も程よく良いし、僕の好きな音しか入ってない。メンツがまた良いんです。バランスがとても良い。パズドラでも、モンストでも、ポケモンでもパーティのバランスって大事じゃないですか。
ジョー・サンプルって、エレピの名手のおっさんの演奏と、当時フュージョンとかで有名になってた(なる手前くらいかな?)のラリー・カールトンだけど、控えめなギターとか。ほいで、ベースがウィルトン・フェルダーですよ。攻守のバランスが非常に良い。時代はちょっと違うけど、ここでベースがスタンリー・クラークとかジャコとかじゃうるさいんですよ。ちょっと分かりにくい話になりましたけど、説得力と耳触りの良さのバランスが最高!

和訳歌詞とかも読んでないんですけど、たぶんたいした事歌ってないんですよね。ちょいちょい聞こえてくる英語の感じ。どうでもいいことを、気持ちよく美味い事韻踏んでいる感じ。「JRにのって、おれはマイGIRLに会いにいく〜♪」くらいの話だきっと。
歌も、当時は下手だ下手だ!とか言われたみたいなレベルで、まぁ別に僕も上手いとは思わないんですけど、カラオケで聞いても別に感動しないけど、友達がふと料理作りながらコレくらいの歌唱力で歌ってたら、随分気分良いなぁってくらい。
いくらメンツが豪華で歌や音楽や歌詞が素晴らしいからといって、年中WE ARE THE WORLD聞いてる人なんて居ないでしょ?そういうタイプの人間が一番怖いもん僕。

というような内容で、特筆すべきプレイもここを聞け!ってのも無い。だから良い。ただ良い。
このジャンルが嫌い出ない限り、寝起きから、お休みまで、クラブで踊りまくりたい時以外はきっといつ聞いても不快じゃないアルバムです。良いエレピの音でいい感じのコードが聞きたい、そんな貴方にもお勧め。意外と無いんですよ?この手のジャンルは、流行ったのが80年前後くらいって事もあって、今じゃちょっとダサイなぁーって音が入ってるアルバムとか多いですし。
あと、このアルバムから2曲くらいかな。よく、夕方以降のドトールのBGMのプレイリストで流れている事があって、その時はちょっぴりいい気分になりますね。
基本的に、同じような感想のCDやレコードを何年も毎日のようにヘビーローテーションしています。だからそこから、ちょいちょいこういうのを紹介していこうかなと・・・シリーズ物のが続きそうじゃない?

この企画自体、きっと需要低いと思うけど・・・パパのレコードやCDのコレクションの中ででも見つけたら聞いてみてください・・・。Youtubeでもあるかも。

最後まで読んでくれたひと、ありがとう。おやすみー
 

今日は深夜から作業、しかしおれ、朝早く起きて、天気も良いし出かけようなんて思ったことないのに気まぐれて荒川沿いを自転車で疾走。









日差しや気温が「春ですね」も「夏ですね」も相応しくないこの時期は季節特有の名前がついた精神病を誘発するらしいが、月月火水木金金、バンドマンは全て休日であるから何も関係がない。それでも身体を動かすと鬱の予防にはなるのでみんな死にたくなったらエクササイズしような。









インドア派バンドマンとして名を馳せているワテクシ、でも自転車漕いでまわるのは好き。



でも普段は夜しか外に出ない。人がいるから。夜は他人がより他人化して極上。バイパスを走る。街灯のあかりがぽとぽとと落ちてる場所をひとつずつ渡っていく。









自転車の良いところはひとりぼっちになるところだ。部屋とかは、なんだかさみしくなることもある。他人とスペースを共有しないから良い。近くにいてもヒュンと過ぎて行くからひとりで鼻歌歌ったりしながら走る。












でも今日は真昼間に走って行くおれ。どこに?わざわざ遠く荒川沿いに。



江戸川区ついて、ア、行きたいところがあったんだった、と思って走って辿り着いた。









金字塔。









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ワーイ、デカいなー。



ここがあのアルバムのジャケットのアレか〜。どっから撮ったのか、あのマンション当時なかったんだろうな、とか思いながら。









東京はきれいで、でももうどこにでも思い出があって、ひとりで走るとなんだかさみしくなる。どんな場所の思い出も、どこかの誰かとの思い出だったりする。









そのときにいた誰かとか、そのときそのひとの言葉とか、やりきれない気持ちを抱えてひたすら歩いたとき綺麗にみえた景色とか、感情がまくをはって無機物どもが喋りかけてくる気持ちになったり。









「色んな思い出を手繰り寄せてくうちにここに着いちゃったのかしらん」









自転車に乗ってると気にせず独り言も言うヤバい奴になるから注意だ。









「せめて天気が良い日に来てよかった」









あったかもしれない未来とか、夢とか、そういうのを手放して今ここにいる。






そのことについて間違っていたかどうかなんて、きっといつまでも判断しようがない。こうして何かを探すようにどこかを求めること自体がタラレバを追いかけてるみたいで惨めだ。









持ってたものを捨てて、できるだけ身軽になる。軽くなった分遠くへ行ける。置いてきたアレはどうなったろう。振り向かず、いち・に・さんで漕ぎ続けて、今日初めて着いた金字塔が、ゴミが行き着く場所ってのは随分な皮肉だね。









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江戸川清掃工場のアレは空に向かって無言で突っ立ってた。どっちが前とか知らない。それは見た人それぞれに思うところがあるんだろう。






南下。









あそこもここも、思い出ばかり。



さてどこにいこう。右も左も自由だ。知らない場所にも思い出があるかもしれない。排水溝からシャンプーのにおいが、家庭から夕飯のハヤシライスのかおりが、学校帰りの小学生が、すずむしが、たとえば、ずっと会いたかったひとに会ったりしたらどんなことを考えたりするんだろう。









帰りみち、隕石か人工衛星が落ちてくるのをみた。



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これを天使と勘違いしてるって歌を作ったけど、これはロマンチックじゃないから隕石であってほしいなぁ、なんて考えていると、ア、






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なんというか、へっぽこな軌道で落ちてくもんだな、と思って、これが天使だったらいいね、とかってぼくも思ったりしました。






おわり。









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「腕時計の魅力がわからない」


そう言うと夏目が「つければわかる」等と生意気なことをおっしゃいやがるので、何くそよこせ、と彼のものをぶんどり、装着しました。


アレ……いいかも……。




夏目が、どうだ、みたいな顔でこちらを見ます。ムカつくので伝えませんでしたが、着けてみたら腕時計、欲しい。




しかし、この日家に帰って腕時計について調べてみてもイマイチピンとくるものは見つかりません。




やっぱり腕時計の魅力がわからない。




どうやらぼくは大きな革靴やネクタイと同じく、腕時計にも嫌いな父親を連想させる、なんらかの男らしさを感じているみたいでした。




どうやらぼくの脳には男らしさをIQの低さに直結させてしまう悲しい回路があるらしく、自分の男らしさを不快に感じることがよくありました。




しかし、レディーファーストとかって強制力は意外と便利で、男だし、というのを理由にぼくは、一緒の電車に乗り合わせたバイトの同僚の女の子に空いてる席を勧めました。会話はなく、隣の席が空いても、なんとなく座るのは躊躇われました。




会話をしなくちゃ、年上だし、黙っていると威圧してるように思うんじゃないだろうか……、とぼくは会話の糸口を探します。そういうときって本当に、いい天気ですねとかしか思いつかないものです。自分の話題の少なさに悩んでいると、ちょうど彼女の左手首にぼくはピンク色のベルトを見つけました。




「腕時計してるんですね」




「あ、そうそう。下川くんはしないの?バイト中時間気にならない?」




「あ、ぼくはなんか、腕時計って苦手で……」




「えーどうして?」




「なんか、どんな腕時計が良いのかわからないし、着けたらおっさんの気分になりそうで苦手なんです」




「私、おっさんじゃないけど!」




「いや!いや、もちろん」




今更だけど、年下にタメ口を聞かれる悦びと、セーラー服の魅力は、年々膨らんでいくものですね。




「腕時計、いいな、と思うものに出会ったことがないだけじゃないの?」




「そうなのかも……」




「時間気にならないの?」




「携帯で十分だから……」




「時間守れなさそう」




「そういえば、いつも、時間守れない」




「じゃあ、買えばいいじゃん、似合う似合わないとか、あんまり無いよ」




「でも江口さん、よくバイト遅刻してきますよね」




「朝には弱いの」




「なるほど」




会話はそこで途切れます。気まずい空気になる前に次の言葉を放ちました。




「ちなみに今は何時ですか」




「えーっと……今は18時23分」




「え……腕時計見ればいいのに、なんで携帯で時間確認したんですか?」




聞くと彼女は、ああ、と言って、眉ひとつ動かさずに答えます。




「別に、これはファッションでつけてるだけだから。電池切れで時間はわかんない」




「と、東京の女の子はおしゃればい……」




「おしゃれには多少の犠牲はつきものだよ、下川くん」




「べ、勉強になります」




実は中学の頃、誕生日に父親から腕時計を貰ったことがあります。一週間で外したのは原因不明のかぶれが原因でした。




「あ、そーいえば」




「なんでしょう」




「腕時計って、そのひとにとっての恋人を表すらしいよ」




「え……」




「携帯で十分とか言ってないで、ちゃんと自分でどんな腕時計が好きか決めれないと、モテないよ〜」




彼女はそう言って席を立ち、電車を降りて行きました。




後に知ることですが、彼女がしていた腕時計は、彼女の左手首にあるたくさんのためらい傷を人目から守っているのでした。




ムスリムのひとは、神様との約束のために時計をします。


ぼくらは、友達や恋人との約束のために時計をするのでしょう。




ぼくは腕時計をする必要がありませんでした。誰とも約束をしないからです。




バイトを辞めて、それきり彼女とは話すことはありません。


ぼくは心惹かれる腕時計を見つけていないけれど、彼女が今時計を、誰かとの約束のために、悪意ある好奇の目や、いじわるから守ってくれるような誰かとの約束のために時計をするのなら、それはどんな時計だろうと思ったりするのでした。


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