只今、

「イラストレーション」は音楽でいうところの、ミュージックマガジンやロッキンオンジャパンのような雑誌で、なんと1979年創刊ですから、日本でいま残っている最も歴史の深いイラスト誌になります。そして特集して頂くのは今回で3度目になります。ありがたや、ありがたや、嗚呼ありがたや。3度目という事で3回言いました。

最初の特集号がまだ画集も発売していない2007年(168号)、次が画集『Blue』発売後の2011年(192号)、そして今回が2015年(205号)なので、偶然にもオリンピックと同じ4年周期なんですよね。年末に発売した2冊目の画集『NOW』の表紙も、ちょうどオリンピックをテーマに描きましたし、大学も4年間で卒業することから、この周期は何らかの節目にちょうど良い期間なのかもしれません。

そしてイラストレーションに特集して頂く号の表紙は、ずっとテーマカラーを"黄色"にしております。左から右へだんだんレモンイエローがタンポポのようなクロームイエローに変わって行っているのがお解りでしょうか。この様子だと、あと3回ほど特集して頂くとオレンジに。6回ほどで真っ赤に染まる予定です。4年に1度で、6回ということは、24年後。僕も60歳になっているので、ちょうど還暦のちゃんちゃんこと同じ色、という先の長~い計画。末永くお付き合い下さいませ(笑)

さて、今回の特集号の内容ですが、70ページ以上に渡り、多数の作品掲載やインタビューや対談はもちろんですが、作品の制作過程(メイキング)や未発表作品、細かな解説など、ページ数の都合上で画集には収録出来なかった、NOWを補う一冊になります。ちょうど画集『Blue』の時のユリイカのような感じです。


『ユリイカ』 中村佑介特集~イロヅク乙女ノユートピア(2010年2月臨時増刊号)


まず冒頭のロングインタビューは、「Blueからの5年の変化やその真意は?」や「NOWはどうしてそんなタイトル・内容・カタチの本になったのか?」、等を、作品やラフ等の図解を交えて丁寧に8Pに渡って語りました。ここがちょうど『Blue』と『NOW』の空白の架け橋になります。

次に対談コーナーでは、ビックリマンシールを描かれているグリーンハウスの米澤稔さん。同級生の漫画家・石黒正数くん。そして自分の母親という豪華3本立てを30Pに渡って収録。モザイク処理をしていますが、僕は8年前の最初の特集号と同じTシャツを着ていて、石黒くんの服装もたいへん興味深いので、そこは本誌でご確認下さい(笑) 

続いて"注目する6人の描き手"コーナーでは、僕が一押しするイラストレーター6名をご紹介。イラストレーション誌ではジャンルや内容の都合上で、これまで取り上げられる事が少なかったものの、ぜひ皆さまにも楽しんで頂きたい方をご紹介。新しい才能を探すレコードメーカーや出版業界の方にもぜひチェックして頂きたいです。(画像はモザイク処理をしてありますので、本誌に手お楽しみください)

そして、これまでも一番リクエストの多かったメイキングコーナーでは、アイデアスケッチ/ラフ画/ペン入れ/着彩など、作品ごとに順を追って6Pに渡って図解しており、「どうやってあのイラスト作品は産み出され、完成したのか?」が一目でお解り頂ける内容になっております。取り上げている作品は別ですが、

また、今回はそれだけではなく、特別付録としてこれまた毎年リクエストの多かった卓上カレンダーがついてきます。(2015年4月~2016年3月)

付録といっても、A5サイズの上質紙が計13枚で、画集や毎年のカレンダーでお馴染の前川景介氏のデザインによる、かなり高クオリティな仕上がりになっております。今年は画集『NOW』発売時期と重なり、壁掛けカレンダーはありませんでしたので、ぜひこちらをお使い頂ければ幸いです。

他にももちろん作品ページや、未発表・未掲載作品などなど、今回は合計70ページ以上という大ボリュームの特集号ですので、『NOW』をもっと知りたい方も、「画集は高くて買えないけど…」という方も、「カレンダーが欲しいだけ!」という方も(笑)、ぜひお読み下さい。以上、宜しくお願い致します。


『イラストレーション』中村佑介特集号(2015.3/No.205)

2015年1月17日発売 / 付録:中村佑介 卓上カレンダー 2015−2016
A4変型 / 玄光社 / 定価:1,852円+税


【試し読み】http://www.genkosha.com/read/ill205/index.htm
【Amazon】http://www.amazon.co.jp/dp/B0007KV9YY