月別アーカイブ / 2014年09月

昨日は大阪・心斎橋ビッグステップで開催されている

ビックリマンシールといえば最近もコンビニ等で復刻版が売られているので、知らない方はいないと思いますが、なんと元々発売されたのが今から約30年前の1985年。瞬く間に僕の世代だと女の子も含め、教室で持っていない子供は一人もいない程の大ブーム。ホビーを超えた社会現象。シールを超えた子供達の通貨のような存在でした。今だとちょうど『妖怪ウォッチ』を想像してもらえると、掴みやすいかもしれません。つまり売り切れ続出で、そもそも買えないレベルだったんですね。

そんな買えなかったものの原画が



展覧会場は入場無料と思えないほど、とても綺麗で広々としていて、あのシールの線画、このシールのセル画などが、それでもところ狭しと並んでいました。なんと撮影もOKでしたので、当時僕が好きだった何枚かを写真でご紹介します。

<魔肖ネロ>はじめて当ったヘッド(レア)シールで、

<ヘッドロココ>いわずと知れたビックリマンの代表キャラクター。当時は本気で揉み上げを伸ばそうかと考えたほど、かっこ良く見えていましたが、その麗しさは30年経っても何一つ変わりません。

<メイドン遊使>男性キャラが格好良いだけでなく、女性キャラもきちんと可愛いのが、ビックリマンの魅力。それはまるで手塚治虫さんや鳥山明さんの作品のよう。そしてなんと言っても、今では当たり前のようにパソコン作業をするようなベタ塗りも、当時はこうしてきちんと絵の具で塗られていたということ。やはりアナログは情報量が多くていつまでも圧倒されますね。線はセル画の表から、色は裏から塗られています。詳しくは『ビックリマン原画大全』のメイキングをご覧ください。

そして今回の展覧会の為に、僕が描いたヘッドロココのトリビュートイラストも展示して頂いております。

米澤さんと兵藤さんを見習い、僕も久々の完全アナログ作品。色はアクリルガッシュと、色鉛筆と、コピックで塗りました。(※いつもは線画までがアナログでその先がデジタル彩色です) 背景のプリズムも全てコンパスを使い、絵の具で塗りましたので、ぜひ原画を見て頂きたく思います。


十分に展覧会を堪能したあとは、『ビックリマン原画大全』と僕の画集『Blue』が同じ飛鳥新社から発売されているという御縁や、同じ大阪に本拠地を構えていることもあり、米澤さんと兵藤さんとお食事させてもらえることになりました。神さまたちとの晩餐会。雲の上にいるようなフワフワとした気分で、感無量でした。


奥左が、兵藤さん。奥右がマネージャーの飛鳥新社の沼田さん。そして手前で真剣に話しているのが米澤さんと僕です。イラストレーションやキャラクター造形の秘訣や、クリエイターが直面する問題点と打開策、当時もうひとつの大ブームだった漫画『ドラゴンボール』の鳥山明さんをどう感じていたか等々、実に様々な貴重なお話を聞かせて頂きました。沼田さんが「勿体ない!」とiPhoneで録音していたので、もしかしたらどこかで文字起しされ、公開されるかもしれません。その際にはまたここでもお知らせしますね。

もっとたくさん書きたいことはあるのですが、言葉で言い直すのは勿体ないほど、幸せを感じた夜でした。米澤さんと兵藤さんは紛れもなく日本イラストレーション界の神さまで、その作品は、子供の頃からずっと僕の教科書です。あらためて、画集の発売、展覧会の開催、おめでとうございます。





お久しぶりです。いつの間にか夏ももう終わり、この記事を見つけた頃にはコチラももうすでに終わっているかもしれませんが、僕がやっているバンド・セイルズの未発売DEMOアルバム(全14曲)が、現在、音楽サイト【OTOTOY(オトトイ)】にて無料配信中です。この機会にぜひダウンロードして聴いて下さいませ。



セイルズ『DEMO(WaikikiRecord/2014.9.19)
01.time527 02.おしりのふとん 03.話をきかせて 04.一粒 05.我愛need you 06.あなたにクッキング 07.やだな 08.手紙 09.左手頂戴 10.鳥人間 11.2月の動物園 12.薫 13.ハローグッバイ 14.ほんとはね


セイルズというバンドは最近ワイキキレコードから2枚ミニアルバム(『Pink』/『YOU』)を出したので、まるでデビューしたてのような顔をしていますが、結成は2005年なので、実はもう9年目。だからこのように、ミニアルバム2枚の計11曲の他にも、実は膨大な量の曲があります。今回の曲目は出来るだけその9年間を取りこぼさないように、まんべんなく決めました。

今回のデモアルバムだけでなく、あらためて手元にあるデモを聴いていると、実に色々なことを思い出します。初期セイルズの代表曲である『SAIL』や『GIRL』、また『くらしのリズム』や『冬のサイダー』等の作曲者であり、今はフライングトータス 他で活動されている藤野さん(エレキギター)のこと。音楽のイロハを全て教わりました。また、初期メンバーの俊介くん(ベース)とロンちゃん(ドラム)、中期メンバーの豊福さん(ドラム)や、サポートしてくれた中尾くん(ドラム)のこと。個性やバンドの進め方を学びました。また、その時のスタジオの空気や、練習後に話した内容などが、デモ音源をBGMに、走馬灯のように頭の横を流れて行きます。

ありし日のセイルズ。神戸にて対バンして下さった山田稔明さん(GOMES THE HITMAN)と。

本来、デモというのはメンバーにだけ聴かせるただの説明書であり、商品ではないので、あまり気負いせず録っているため、その時の時間も意図せずとも、生々しく真空パックされているのだろうと思います。そう考えると、時期的にもノスタルジックでとても秋らしい1枚となりました。


…おっと、振り返ってばかりもいられない。今後はというと、なんと長年ベースを勤めてくれた飼原さんが、仕事とプライベートの都合により、台湾へ移住するため、今月いっぱいでセイルズを脱退することになりました。更にキーボードのあっちゃんも、元々人前に出るのが苦手な性格のため、しばらくライブ活動は控える事に。(録音は参加) という事で、セイルズは実質、僕と、小泉等くん(エレキギター)と、仲井信太郎くん(ドラム)という、トリオになってしまうのですが、ぱぱぼっくすも同じ編成なので、まぁ何とかやっていけるでしょう。波が荒れても風任せ。セイルズ(船の帆)とはよく名付けたものです。

という訳で10周年に向け、1stフルアルバム発売に向け、もうしばらく航海を続けていこうと改めて思っている所存です。皆さまも航海のお供に、ぜひセイルズ『DEMO』を、宜しくお願い致します。

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