月別アーカイブ / 2011年02月

台湾旅行記1日目が終了したところで、2日目に行く前にまたまた一旦CMです。

まずは大阪、東京、京都、広島、北海道に続き、
村上佑…いや、中村祐…いいえ、『中村佑介の世界展』が今度は福岡へ上陸します。

中村佑介の世界展~福岡

会場:紀伊國屋書店福岡本店
会期:2011年3月19日(土)~ 4月6日(水)



絵の具で制作された多数の生原画や、これまで手掛けた全てのCDジャケットや本の装丁、
またそれらのペンによる原画、制作過程、巨大なパネルなどを展示し、
新作のグッズも多数取り揃えておりますので、たくさんのご来場心よりお待ちしております。
写真は北海道展時のものです)


トーク&サイン会:3月19日(土)/サイン会:3月20日(日)
整理券配布開始日:2011年2月20日(日)~
整理券配布条件:画集「Blue」か「Blueカレンダー」あるいは、
中村佑介グッズを1500円(税込)以上、ご購入の方に整理券を配布します。
画集、カレンダーを既にお持ちの方は、中村佑介グッズを1500円(税込)以上をご購入下さい。





グッズ詳細はコチラ

サインは画集かカレンダーのみにさせていただきますので、当日忘れずにお持ち下さい。
色紙等には、サインは出来ませんのでご了承下さい。
サイン会の日にちの指定は出来ますが、時間の指定は出来ませんのでご了承下さい。

お問い合わせ:紀伊國屋書店福岡本店(092-434-3100) 電話予約:可

北海道で痛感したのですが、同じ内容を展示しても、
やはり身に来て下さる方々、またその空間やレイアウトによって
まったく違った表情になるので、福岡もどんな風になるのか今からとても楽しみです。


そしてこのように展覧会にも原画を展示しており、

現在65万部の大ヒット記録を更新し続けているミステリー小説、
東川篤哉著『謎解きはディナーのあとで』(小学館)の新シリーズも、
書店にて毎月無料配布中の小学館『きらら』で連載しております。
きららは表紙だけでなくそちらにも扉絵を描いておりますので、
ぜひ毎月25日前後には書店のレジ近くを探してみて下さいね。







また25日と言えば、講談社の漫画雑誌『Kiss』も発売日。
10日と25日、毎月2回発売しているのですが、
この後半に毎月エッセイを連載しております。
今回は『ピンク色の嘘』と題し、色んな意味でギリギリのラインに挑戦し、
自ら画集『Blue』を茶化し…いえの秘密に迫っておりますので、
全国の書店、コンビニでコッソリ覗いてみて下さい。



講談社Kiss連載エッセイ『女の描き方』 第8回・挿絵

そして↓もコッソリ覗きに来て下さい。

『中村佑介の本日休業 vol.4~完結編
年中無休イラストレーターの中村佑介が、心の日曜日を取るべく
言いたい事を言いっ放し!無駄だらけの無責任トークライブ!!
『幼稚園~小学生編』、『中学~高校生編』、『大学生編』に続き、
物語はいよいよ佳境へ。そして現在へと繋がる糸をあなたは見つけられるだろうか。

日時:2月25日(金)19:00開場 / 19:30開演
会場:なんば白鯨(大阪市中央区千日前2-3-9レジャービル味園2F)
出演:中村佑介、B・カシワギ 入場料:1,000円(ドリンク別)
内容につき18才未満のお客様はご入場できません。


ご予約は、なんば白鯨(namba_hakugei999@yahoo.co.jp)宛に
件名『中村佑介』、メッセージ欄に名前・枚数を明記して、メールにて受け付けます。
座席数に限りがございますので、定員に達し次第、御予約を締め切らせて頂きます。
またサイン会ではありませんので、サインはお断りさせて頂いております。
ご了承ください。(お問い合わせ:06-6643-5159)




以上、CMでした。引き続き台湾旅行記をお楽しみください。

そしてホテルの部屋のインターホンが鳴り現れたのは、
東京からの便で一呼吸置いて台湾に到着した飛鳥新社の沼田課長でした。

101ビルの前で記念写真。
しかしこのギコチナイ笑顔や、カバンとエリと髪の毛の裏返りからも、
僕がどれだけ言葉が通じないはじめての海外に動揺して、
沼田さんの登場でどれだけ安心したか見て取れるようです。

そしてこれまた東京で一度お会いしていた東販の外川さん(写真右)と玉川さん(真ん中)、
そしてまだまだマフィアのボス疑惑が晴れていない原さん(写真左)と一緒に、
近くの四川料理のお店へ夕食に行きました。



これが美味しいの何の。

「これを」


「これに挟むんです。中村さん、色んな意味で挟むの好きだと思って」と原さん。

「これはおっぱいです。でも中村さんはお尻派でしたね。」と原さん。

あれれ、なんだー、料理もそうだけど、原さんも全然イケる口じゃーん!
マフィアのボスだなんて疑ってゴメンナサイ!!下ネタのボスでした。
何でも原さんが写真の体型と若干違っていたのも、
単純にこんなにも美味しい料理を毎日食べるようになったので、
恰幅が良くなっただけとのこと。
そうして誤解と緊張の解けたところで、そして我々は親交を深め、
夕食後は"夜市"へと連れて行ってもらいました。

夜市というのは市場と、お祭りの時のような屋台や出店で盛り上がっている通りです。
大阪にも市場はたくさんあるのですが、
一番の繁華街・心斎橋のそれでも、20時にはすっかりシャッターが下りてしまいます。
そしてこの時23時。それなのに夜市どころか普通の服屋さんなども余裕で開いていて、
アメリカ村の同時刻とは違い、ガラの悪くない健全そうな若者たちが
まるでお昼間のように楽しそうに喋りながら街を歩いていました。



日本で英語が流行しているように、台湾で日本語はカッコイイものとして使われています。
自分の良いところは、他人こそが知っている、ということですね。


今回の旅の目的はもちろん明日開催される台湾紀伊国屋書店と、
台湾ブックフェスでの展示とサイン会ですが、
風の噂で、アジカンのジャケットが無断でプリントされた違法Tシャツや、
キャラクターデザインを担当したアニメ『四畳半神話大系』の海賊版DVDがあると聞いていたので、
これは欲し…いえ、回収しなければならない!と思いウロウロしていたものの、
77という縁起の良い数字の入った帽子を被ったマリオ似の男や、


木村拓哉さんの事務所(こんなところにあったのか!)しか見つからなかったので諦め、

空港でひとつ以上持ち込み禁止な事を忘れ、
去年も旅先で夢中で買っては、何度も泣きながら検問で捨てていた"おもしろライター"を
今回は反省を踏まえひとつだけ買いました。それがこちら。

おいおい、何の変哲もない普通のライターじゃないか!どこが"おもしろ"なんだって?
では普通のライターと比べてみましょう。



ドーン!!


そうです。普通のライターの4倍ほど大きいんですね。

火力はそのままなので付けると若干情けないですが、良い買い物をしました。

そしてまた歩みを進めると、路地の奥に『少年街』という看板が。

しかし、おもちゃ屋さんがたくさんある訳でもなく、子供たちが遊んでいるわけでもなく、
そのまま、また表通りへと出てしまいました。
「一体何が少年街だったんだろう?どこに少年がいたのだろう?」と振り向くと、
原さんも、外川さんも、玉川さんも、沼田さんも、
みんなそれぞれが、どう考えても買わなくて良いような、
百歩譲っても大人は絶対買っちゃいけなさそうな下らないブツを、
いつの間にか両手いっぱいに持っていました。

どうやら探していた我々こそが"少年"だったようですね。
子供は寝る時間なので、ホテルに戻り1日目終了。チーン(つづく)



さて、台湾旅行記もまだまだ続きますが、一旦CM。
小学館の文芸誌『きらら』、2011年3月号の表紙は3月3日、そう"ひな祭り"のイラストです。
絵を描く際には、択んだ生き物や小物、また建造物や衣服の構造、
文化のバックボーンに至るまで、出来る限りきちんと調べるのですが、
こうして毎月、季節の行事を描いていると、
33年間なんとなく知ってるつもりだったことが、
意外とたくさんあったことに驚きます。
もちろん"ひな祭り"という単語は知っていたのですが、
単に"お雛様を飾る日"くらいに捉えていました。
ここ数年なんて、その名前から、大好きだったAV女優の愛里ひなちゃんのビデオを
通常1日3回を特別に5回見て良い日として捉えていたくらいです。

そして今回描くにあたり、改めて調べてみると、
「女子のすこやかな成長を祈る行事」とありました。
なんと、女の子の為のお祭りだったとは。
ぼくの実家でも女兄弟はいないものの、子供の頃は
お内裏様とお雛様の二人だけが飾ってありましたが、
あれは父と母の国家に対するパンク精神ではなく、単純に僕らがゴネたので、
母が子供の時のものを出してくれていたのでしょう。

そういえば子供の頃、鎧兜を飾っていた日もあったけど、
男版雛祭りみたいな行事もあったんだろうなと更に調べてみると、
なんとそれがあの「こどもの日」だったことにも驚き…いや、怒りさえ憶えました。
なぜ女の子のお祭りが「雛祭り」という字数の多い漢字で気品ある名前なのに、
男の子のお祭りは「こどもの日」なんだ。
誰でも読めるひらがなでなんか馬鹿にされているような気がするし、
しかも祭られてすらいない。その前に、"こども"って。じゃあ女の子は子供じゃないのか!?
「ウフフ、クラスの男子なんてみんな子供よね~」と上級生に憧れる小学生女子による
アンケート結果によって、このネーミングが決まったとしか思えない!!

…しかし悔しいかな、これは本質をついています。
そう、語弊を恐れずはっきり言うと、男は馬鹿なのです。
歯磨きしながらテレビを見たら、手が止まって全部口から垂れちゃうし、
音楽を聴きながら文章が打てないので、今これも無音の中で書いています。

だからそれを悟られまいと、男の子は難しいものが大好きになります。
プラモデルは細かければ細かいほど組み立てたくなるし、
意味もよくわからなかった分厚い本を、本棚の前面に並べたくなるし、
車は便利なオートマチックより、マニュアルで常にギアをガクガク言わせたいし、
実は何も考えていないのに、渋い訳あり顔で遠くを見ながら煙草を吸いたくなります。
つまり、それらはすべて、男の子の心の鎧なのです。
ハッ!だからこどもの日は鎧兜を飾っているのか!!

イラストの娘さんが花占いで何かに気付いて女性になったように、
僕らも、さぁ鎧兜を脱いで、男性になろうじゃありませんか。
今回はそういった内容のトークイベントになりそうです。
詳細は以下、お楽しみに~


『中村佑介の本日休業 vol.4~完結編
年中無休イラストレーターの中村佑介が、心の日曜日を取るべく
言いたい事を言いっ放し!無駄だらけの無責任トークライブ!!
『幼稚園~小学生編』、『中学~高校生編』、『大学生編』に続き、
物語はいよいよ佳境へ。そして現在へと繋がる糸をあなたは見つけられるだろうか。

日時:2月25日(金)19:00開場 / 19:30開演
会場:なんば白鯨(大阪市中央区千日前2-3-9レジャービル味園2F)
出演:中村佑介、B・カシワギ 入場料:1,000円(ドリンク別)
内容につき18才未満のお客様はご入場できません。


ご予約は、なんば白鯨(namba_hakugei999@yahoo.co.jp)宛に
件名『中村佑介』、メッセージ欄に名前・枚数を明記して、メールにて受け付けます。
座席数に限りがございますので、定員に達し次第、御予約を締め切らせて頂きます。
またサイン会ではありませんので、サインはお断りさせて頂いております。
ご了承ください。(お問い合わせ:06-6643-5159)


そして約3時間のフライトを終え、飛行機は無事台湾へ到着したものの、
右も左もわからないので、空港まで迎えに来て下さっているはずの
台湾東販の原さんを探すも、その姿はどこにも見当たりません。
出発する前にメールでやり取りしていて、「僕、こんな顔です」と頂いた写真がコチラ。

あれれ、2人いるけど、どちらでしょう?どちらにせよ、なんとも肌つやの良い、
水もしたたる良い男とはまさにこのこ…え?魚??
申し訳ございません!真ん中の方とのことでした!!
前情報では原さんは台湾でBANG!というファッション誌の編集長兼カメラマンもされていて、
音楽にも詳しい超文科系、それだけでなくこの写真から、
何とも青空の似合う、穏やかな好青年とお見受けしておりました。

すると、黒塗りの高級車の横に立っているイカツイスーツでガタイの良い、
この人だけは原さんじゃないと最初に思っていた、
十中八九マフィアであろう男性が「中村さんですか?」と声をかけてきました。
「殺される!!」と思った次の瞬間、「原です」…話が違う!!

そして黒塗りの車に連れ込まれ、「父が自衛隊で昔から喧嘩ばかりしていた」や、
「こちらの温泉街でイスラエル人の同性愛者に襲われかけた。
"俺は妻も子供もいるんだ!"と言ったら"俺だっている!!"と逆切れされた」など、
どう考えても文科系どころか、超武闘派で、
「俺に逆らったら腕の骨1本とケツの穴のひとつやふたつは覚悟して下さい!」
と言わんばかりの実に友好的な発言を連発。
また、時々運転手と中国語で何やら喋っているのは
きっと僕をどこの海に沈めるかを相談しているに違いない。
「そうか、だからあの写真だったのか…」と覚悟を決め、
目を閉じてブルブル震えてるうちに、車は停車。
目を開けると、そこは想像していた港の倉庫ではなく、
世界で2番目に高いあの有名な101ビルの目の前の、超高級ホテルでした。

ダブルベッドが2つくっついた"クィーンサイズ"!

13日の金曜日でジェイソンがよく出没するシャワー!!

泡の中からマリリンモンローしか足を出してはいけないはずの浴槽!!!

あまりの豪華さに唖然としていると、
「時間になったらまた呼びに来ます」と意味深な言葉を残し、
そのまま原さ…いやマフィアの首領はどこかへ姿を消しました。
嗚呼、次のノックが終りの知らせ。しかし人生最後の部屋がこんな豪華で、
もう思い残すことは何もないと、クィーンベッドは広すぎて落ち着かないので、
とりあえず、ソファでしっくりと寝ていると、インターホンが鳴り、
約束の時間になったようです。ここまでか。(つづく)

去年、日本全国47都道府県サイン会ツアーを達成したのも束の間、
はじめて日本以外の台湾で、展示とサイン会が出来ることになったのは嬉しいものの、
パスポート申請をしなければいけません。

そう、僕は仕事だけでなくプライベートでも海外ははじめてだったのです。
しかし、このブログタイトルにもなっている、僕の暮らす大阪の阿倍野区には、
運の良いことにパスポートセンターの分室があり、
しかもそれはいつも良く行く「&(アンド)」というファッションビルの中なので、
「いつも通り自転車ですぐチョチョイのチョイだな~」などと楽観的に考えていました。

まずは区役所にパスポート申請に必要な戸籍謄本をもらいに行きます。
現在の実家は兵庫県にあるので、もしかしたら本籍地は
大阪の阿倍野ではなくそっちかもしれないけど、
これまた阪急電車でチョチョイのチョイだな~ととりあえず確認してみると、
なんと僕の本籍地は父の実家である東京都にありました。

ここからが大変、仕事もあるし時間もないし、
さすがにその為だけに新幹線に乗ることは出来ないので、
すぐさま東京の区役所に送付願いを郵送し、
その戸籍謄本は有難いことに意外とすぐ届いたのですが、
予定より3日遅れのスケジュールで、5日後からは北海道のサイン会なので、
例え無事パスポートが申請出来ても受け取れません。
その日は仕事で徹夜だったのですが、そのままパスポートセンターへと自転車を飛ばしました。
もう阿倍野で暮らしはじめて10年以上経ちますが、
「&」までの道のりがこんなに遠く感じたことはありませんでした。

そして、息を切らして整理券を取り、僕の順番が回ってきました。
すると必要書類をかばんから出す前に、係のお姉さんから思いも寄らぬ言葉が。
「失礼ですが外国の方ですか?」
寝不足と焦りで、呂律が周っていなかったからだと思うのですが、
今まで声が高いので、電話などで女性と間違われることはあったものの、
一体何人に間違われたのだろう…?
「いえ、日本人です」と戸籍謄本を渡し、申請は済み、
北海道から帰ってきて、無事パスポートを受け取りました。

そして数週間後、いざ関西空港からはじめての海外・台湾へ。
搭乗時間を待っていると、おそらく台湾へ帰る中国人の方から
「Your hair style is very cool!!(お前の髪型、超カッコイイ!!)」と言われ、
日本ではなかなか受け入れられないこのセンスがわかるとは、
さてはビートルズ好きの、なんて趣味の良いオジサンだろうと嬉しくなり
「very 謝謝!!(超ありがとう!!)」とお礼を行って、
いよいよ飛行機に乗り込みます。座席につき、「時間も長いし音楽でも聴こう」と
前についているモニターをいじって、向こうの音楽のPVを色々択んで見ていると、
謎が解けました。


猪哥亮という伝説のコメディアンのようです。

そういえば、昔映画で見たサモハン・キンポーもコレだったし、

中国のオジサンの間では、割とスタンダードな髪型のようで、
だから褒めてくれたんだなぁ、と納得しました。

でも係のお姉さん、僕はやっぱり日本人ですよ!!(つづく)


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