月別アーカイブ / 2010年05月

はい、告知はもうこのへんで良いでしょう。
さて、それではいつも通りのブログを再開します。
お久しぶりです、みなさま。久しぶり過ぎて、
一体どこらへんから振り返って話せばよいものか…
そうそうプランタン銀座での展覧会ですね。

まずは展覧会、並びにサイン会にお越し下さった皆さま、
本当にどうもありがとうございました。
おかげで、どんどん展覧会の良い在り方というのを掴めてきてるので、
もうすぐはじまる京都展覧会も楽しみにお待ちくださいね。
詳細はコチラからご確認ください。

と、飛鳥新社・沼田課長が申しております。

そう、今回の銀座展覧会の主役は実は僕ではなく、
たった1枚のグッズの値札プレートに扮した作品で、日本現代美術界に波紋を呼んだ、
営業マンの裏の顔、前衛アーティストとしての初の展覧会、『沼田洋介の世界展』でした。
こちらがその問題作『チェ・ホンマンの肖像』(2010年/水性カラーペン/70×100mm)。

なぜいつも僕が描く繊細な少女をチェ・ホンマン風にしたのか。
それは47都道府県の旅先で、イメージとは裏腹に、
プロレスラーや格闘家のエッセイばかりを買っている僕を見て、
「俺が盾になってやるからもう少し本当の自分を出しても大丈夫だよ」という
今後のイラストレーターとしてのエールと温かいメッセージ、
それと同時に、東洋人を西洋人の髪の色で塗るという、
文化的アメリカ植民地の日本への問題定義が込められています。
ちなみにこの絵は、ニューヨークで16億円で落札された
村上隆「マイ・ロンサム・カウボーイ」よりも価値を感じたので、
16億1円(税込)で僕が落札させて頂きました。

その後も沼田さ…いや沼田洋…いや"世界のヨースケヌマタ"は、
そんな実力を一切鼻にかけることなく実にフレンドリーに
ファンの皆さまに笑顔でサイン会を行いました。

どんな時もやよいちゃんは笑顔。それとても大切。

そして僕もささやかながら脇でサイン会を行わせてもらったのですが、
その中で、印象に残った男の子がいたので本人の承諾の元、画像入りで紹介させてもらいます。
その名は今回のタイトルにもなっている"たっくん"。

サイン会の際は、きちんと漢字がわかるように、
整理券に名前やある時は参考までに年齢も記入してもらっているのですが、
そこに"あて名:たっくん 年齢:27才 男"と書かれていました。
全国7000人以上と会って来て、こんな可愛い名前で宛名を書いてくれ、
という27才の男は一人もいなかったので、一体どんな顔してるのかと見てみると…

た、た、た、たっくん!!
はじめて会ったけど、僕も友達だったら確実に"たっくん"って呼んでる!

興味がわいたので、休憩中に一緒に屋上の喫煙所へ来てもらい、色々話を聞いてみました。
何でも、はるばる栃木から来たと言うたっくん。
いつもは工場でバスの床部分を作っているたっくん。
5人兄弟の長男で、休日は気の合う友達とプラモを作っているというたっくん。
友達になりたいと思い、「mixiやってるの?」と聞くと、
パケット代が高くて、インターネットはやってません。というたっくん。
あぁ、だから栃木もサイン会したのに気付けなかったのか…
でもこうして会えて良かったと思い、記念に写真をお願いしました。

するとカメラを構えた沼田さんが爆笑。
どうしたのかと思い横を見てみると、ずっと緊張してたはずのたっくんは、
何故か突然、ピースサインではなく、ビシッと敬礼のポーズを取っていたのでした。
栃木で局地的に流行しているのだろうかと思い、僕も同じポーズをして1枚。

そしてもう1枚お願いすると、今度は仮面ライダーに変身しようとするたっくん。

たっくん、そんなバッタをモチーフにしたヒーローに変身しなくても、
ひょろ長い感じがもうすでにバッタ感出てるし、さっきからもうずっと僕のヒーローだよ。

でも「何で彼女出来ないんですかねぇ~?」という
普通のオトコノコの一面を併せ持っているところが魅力のヒーロー・たっくんを見て、
こういう線の細い男の子を好きな娘もいるはずだし、
服もお洒落だし…と思ってよく見ると

ジョジョの奇妙な冒険のTシャツ!
そして、弟から誕生日プレゼントにもらったという、
僕も沼田さんも愛用しているお洒落な大阪のブランド"BAG'n'NOUN"のカバンを、
「これが男の生きる道!」と言わんばかりに、
仮面ライダーの劇中に出てくるらしいキャラクターのキーホルダーで
いとも簡単に台無しにしていました。

たぶんそういうところが原因なんだろうけど、
たっくんはたっくんで幸せそうなので、それは指摘しませんでした。
それが自然と外せるようになった時、凄くいい彼女が出来るはず。
未来のたっくんの彼女、羨ましいなぁ。
そしてそれまでは一緒にプラモを作っているその親友くんに任せようと
僕も大阪からそっとたっくんの成長を見守ろうとサイン会に戻ろうとすると、
「あ、友達からメール来ました!」というたっくん。
「どれどれ…?」と彼の携帯電話を覗きこむと、

ガーン!僕が知られていないのはこの際置いといて、親友との意思疎通が意外と出来てない!!

心配だー、彼のことが心配だー。
という僕の思いをよそに、たっくんは今日も栃木のどこかで、
バスの床を一生懸命作っていることでしょう。
そして彼の親友との意思疎通の為にも、またたっくんに会う為にも、
もっと頑張って、2冊目、3冊目と画集を出さなくちゃと決意を固めるのでした。
そしたらたっくん、また会おうね。どうもありが…


ってインターネットやってないんだった!!



ASIAN KUNG-FU GENERATIONのニューシングル『迷子犬と雨のビート』の熱も冷めやらぬうちに、
6月23日(水)発売の6枚目のニューアルバム『マジックディスク』と、
同日発売のゴッチもお気に入りのバンド・モーモールルギャバン
メジャーデビューミニアルバム『クロなら結構です』のジャケットが
これまた仲良く本日同時に公開されました。

まずASIAN KUNG-FU GENERATIONの『マジックディスク』のジャケットがコチラ。

ジャケットで初のメンバーが大々的に描かれたのは良いものの、いつもの女の子はどこに…!?
と思ってパカパカと広げていったら…

いましたいました。これが史上初、6面デジパックジャケットの全貌です。
全体だとどうしてもこのくらい小さい表示になりますよね。
iPodでもジャケット一面しか表示されないでしょう。
つまり今回のタイトルでも指しているようにCDのCDによるCDの為のCDです。

いやぁ、それにしても時間かかりました。単純計算でいつもの6倍、それ以上。
なので、1カ月間、2日に1度寝れたら良いというペースでひたすら1枚の絵を描き続けました。
ストレスで髪の毛を掻きむしり、気付けば机の上に大量の抜け毛があった時は、
スヌーピーの髪型になってしまうんじゃないか!?とさえ思いましたが、それでも描き続けました。
そして出来上がったものは、好き嫌いのセンス関係なくしたら、
おそらく、これまでCDとそれに付随するアートワークの歴史が始まって、
一番大作のジャケットだと思います。その面ではビートルズに勝ちました。若冲にも勝ちました。
歴史的瞬間に立ち会えて我ながら感動。アジカン、こんな機会をありがとう。
CENTRAL67の木村さん、キューンレコードスタッフの皆さま、
スケジュールの面で、ご心配おかけしました。そして待って下さってありがとうございました。
そしてアジカンファンの皆さま、今回音は凄くポップだけど、
あなたたちはこんなとんでもないアイデアをメジャーレコード会社で通す
一番かっこいい姿勢としてのロックバンドのファンであること、
また歴史的瞬間に立ち会えたこと、その誇りをまたドキドキ感をすごく羨ましく思います。
トークショーでも言っておりますが、僕は彼らのファンという立ち位置にはもうなれません。
パートナーとして同じ目線にいないといけないので、そうなってはいけないとさえ常々思っております。
そんなあなたたちが時々羨ましいを通り越して、憎ったらしいたらありゃしない!

だから、ちょうど折り畳まれてレコード屋さんに並んでる状態のままでは、
女の子の顔がギリギリ見れないという八つ当たりのイジワルを仕掛けましたので、
僕の中では"6面ジャケット"ではなく、"風俗の指名パネル形式ジャケット"と呼んでおります。
ということで発売日は、ワタクシ初回版子(源氏名)ちゃんのご指名お願いしまーす。
お楽しみに。


そしてお次はモーモールルギャバン『クロなら結構です』。

以前、インディーズで発売されたアルバム『野口、久津川で爆死』では
僕のスケジュールの都合上、やむなく既存の絵(画集P162「彼岸花」)をジャケットに使ってもらい、
そのことをずーっと気にしていたので、今回リベンジする機会を与えてくれて、
同時に彼らのメジャービューという記念に花を添えることが出来て、本当に良かった。
モーモーのみんな、そしてこちらも待って頂いたレコード会社並びに、
事務所&デザイナー、すべてのスタッフの皆さま、どうもありがとうございました。

内容としましては、もちろん彼らの存在と音楽の世界を表現したものですが、
ちょうど僕の絵の中でも"日本少女"と指している大学の時に描いたシリーズを意識しました。
そしてその時の自分にも、また矢島くんにも負けないくらい変態的な内容にしました。
この2点がアジカンとの大きな違いですね。
そのうち非実在青少年条例にドシドシ引っかかりたい所存です。

6月23日(水)に同時発売されるこのふたつのアルバムジャケットには、
細かく見るとたくさんの共通部分をほどこしているので、
ぜひ2枚とも手に取ってじっと見てあげて下さい。
ゴッチは「モーモー好き」と一度でも言った責任として、必ず3枚買いなさいよー

さて、音楽の次は書籍関係のお知らせです。
上田早夕里著『

お菓子好きも、ミステリー好きも、阪急沿線にお住まいの皆さまも、
みんなまとめてニヤニヤしながら、ぜひ読んでみて下さい。
また毎回表紙を担当させてもらっている小学館

今回は若い男女の抱えるジューンブライドとして、
こちらは「続・日本少女」と指してあるシリーズを意識して描きましたが、
それよりも、あれ、この色味どこかで見たことあるね。ふりだしに戻る。

いよいよ今週末に迫ってきました、大阪なんば白鯨にて行われる
サイン会ツアー47都道府県達成トークイベント、
おかげさまで定員に達しました。どうもありがとうございます。
そこで僅かですが、同日昼に行われる追加公演の予約を
残り40名分のみ受け付け開始しました。
イベント詳細、各時間帯は下記になります。

中村佑介の本日休業 VOL.1~47都道府県のBlue Film・大阪編
日時/4月23日() 出演/中村佑介、柏木弘康
昼の部 OPEN:13:30 START:14:00
夜の部 OPEN:19:00 START:19:30(※定員に達しました
(※完全予約制なので当日入場は出来ません)
入場料/1,000円(Drink別) 会場/なんば白鯨


ご予約はnamba_hakugei999@yahoo.co.jpまで、件名に「中村佑介イベント予約」、
本文に「氏名、チケット枚数(※上限2枚まで)、メールアドレス、質問やメッセージ等」
を記入し送信してください。予約の可否はメールの返信にてお答え致します。
予約完了のメールを受け取って予約完了となりますので、
返信メールが来ない、または定員オーバーのメールが来た場合は、
申し訳ありませんがご了承ください。


[なんば白鯨] 〒542-0074 大阪府大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園 2F
Tel / 06-6643-5159




その翌週にはラジオ関西でも告知したセイルズ、久々の大阪ライブもあります。
今話題のPANDA1/2とバニラビーンズ、そしてそのラジオにも一緒に出演した
"みんなの恋ちゃん"こと小泉くんのSoda Fountainsも出演しますので、
こちらもぜひお楽しみください。

5月29日(土)『あるPANDAの世界紀行~北欧編
開場16:30・開演17:00 / 前売:2,000円(drink別)・当日:4,000円(drink別)
出演:バニラビーンズ, S▲ILS, Soda Fountains, PANDA 1/2 会場:心斎橋hillsパン工場Cafe
ご予約はお名前、チケット枚数を明記の上、


みなさん、コメントありがとうございます。
返信は仕事が落ち着いたら、しっかりしますので、
もうしばらくお待ちくださいね。

さて、昨日は名古屋丸善栄店でトークショー&サイン会でした。
僕は大阪から、沼田さんは東京からなので、現地まで別行動になるのですが、
行きの新幹線車中、京都を過ぎたあたりで、飛鳥新社・沼田課長より
"打ち合わせを済ませ、今京都を出ました"というメールが届きました。
6月に京都で展覧会があるので、締切に追われている僕に代わって、
その打ち合わせをしてきてくれたのです。
"新幹線ですか?"という返信を打つと、電話がかかってきてすぐ切れたと思った次の瞬間、
すぐ後ろの席から沼田さんが顔を覗かせました。バッタリ。
約束してないのに、同じ車両のすぐ後ろの席で、
"嬉しさ通り"を通過し、"恥ずかしさ町"も通過し、
"トンネルを抜けたらそこは一面気持ち悪い駅"だったので、
残りの名古屋までの時間は、お互いいつもより口数が少なかったような気がしますが、
相変わらず息がぴったりのようで、久々のトークショーサイン会のことを
少し心配していた僕は安心しました。

そしてトークショー・サイン会当日。楽しかったですね。
詳しいレポートはお手伝いしてくれたabcdefg*recordの橋本さゆりちゃん
まなぽん秘書の日記をご参照してもらうことにして、
来て下さった皆さま、ほんとうにどうもありがとうございました。

名古屋は5年前にはじめて講演会をさせてもらった土地。
そして最近ライブを一番多くさせてもらっている街。
サイン会にもたくさん顔なじみの人たちが来てくれて、
しかも今回は季刊エス締切の為に編集の子たちが来れなかったので、
急遽手伝ってくれたなつきちゃんも、さゆりちゃんも、まなぽんも、
長い付き合いのあるおともだちです。どうもありがとう。

全部あわせて、その義理堅さに感動しました。

サイン会で47都道府県周ってみて、住みたい町第一位は群馬だったけど、
行くたびにどんどん急浮上してきた名古屋県が、
昨日でついに一位を奪取してしまいました。
カウントダウンTVをご覧の皆さま、おめでとうございます。ありがとうございます。

そして丸善スタッフの皆さま、
特にトークショーの司会も勤めてくれた美術担当の若山さんには
僕のではなく彼女自前の平田薫ちゃんのDVDをお客さんにプレゼントさせてもらい、
大変お世話になりました。
図書館のような古い匂いと袋のデザインがとても可愛い本屋さん。
みんな、またぜひ若山さんに「やいコルセット、緊張してたなぁ~」と
イジメに遊びに行ってやって下さい。

次は夏あたりにトライデントという専門学校でトークショーがありますので、
またみんなの顔が見れますように。

そして帰りは東京行きの新幹線を乗り逃した沼田さん。
「僕を置いていくんですか?行かないで! 一緒にホテル泊まりましょうよ~」
という甘い誘いを振り切り、締切の為に大阪へ帰りました。
さすがに帰りまで足並みピッタリ合わせると、気持ち悪いを通り越し、
二人一緒に終点へ墜落してしまいますので、
旅はまだまだ続くということで、お先に失礼~



今日発売のSPA!(5/18号)の"エッジな人々"というコーナーで
この度アニメ化も決定した『それでも町は廻っている』の作者である
漫画家の石黒正数くんとの対談がカラー全4ページにわたって掲載されておりますので、
先日のトークショーに来てくれた方も、来れなかった方も、
みなさま、ぜひ読んで下さい。おもしろいよ。

小池栄子さんの表紙が目印です。

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