月別アーカイブ / 2009年02月

昨日は、このブログタイトルにもある阿倍野は
大阪市立デザイン教育研究所で講演会を行ってきました。
ということは歩いても行けるようなご近所なのだけれど、
せっかくなので原画をたくさん持ってゆこうと、
いつもの柏木くんと、彼の後輩のチョンチに車を出してもらい向いました。

僕は講演会というものに対し、「何か教えてあげよう!」という気は一切ありません。
ただ出来るだけ正直に、みんなに向かいあうことだけを努めます。
後はそれぞれがそれぞれにピックアップして勉強になったり何も見つからなかったり、
それならばどちらにせよ、笑える方が楽しいじゃないかと思い、
あまり講演会とは呼びたくなく、トークショーだと思っています。
でも"トークショー"と銘打つと、どうしても美川憲一さんが思い浮かんで、
夜景を望むホテルの最上階で、小粋なトークや粋なシャンソン、
ワインやステーキでも出さなきゃいけない雰囲気になるので、
やっぱり講演会なのでしょう。髪型は美川さん寄りですが。

今回、教室にある椅子の定員数が80だったので、
まぁローカルな南大阪の町だし、立ち見が出てもわずかだろうと見込んでいたのが、
会場につくと、教室の外まで溢れる人・人・人で、
その波を「もっとはじっこ歩きなさいよ~」と掻き分け、慌てて準備に取り掛かりました。
準備も整い、いつも通りスライドと柏木くんとのトークで進めて行きます。
もうこの内容は来た人それぞれの捉え方がありますので、レポートはそちらにお任せします。
いつもはぶっつけ本番だけど、今回は柏木くんと事前にしっかり打ち合わせをしていたので、
時間を20分押しただけで、いつもより深く広い話が出来たと思います。
大学で授業を持つ母も「面白かった」と言ってくれました。
実は一番心配していたこと、よかった。

その後はいつものサイン会、のようなもの。
というのも、サインなどは心の拡声器のようなもので、
僕としては、今度はみんなのお話を聞く方が楽しみで仕方ないのです。
嵯峨美の時もそうだったけど、今回企画して呼んでくれたのも、
去年の展覧会の参加者で、お客さんの中にもたくさんいらっしゃいました。
こういう形で再び繋がるのは、大変嬉しいことです。
顔つきがりりしくなっている男の子や、綺麗になっている女の子。
何だか落ち込んでいる人もいましたね。
しかし止まっていないものは何と美しいことでしょう。

そんな人たちを見て、また司会がどんどん上手に、
もはや、みのもんたバリに嫌味な粋まで達しかけている柏木くんを見て、
僕も止まっていてはいけないなと、靴紐を結びなおします。
今、仕事の真っ最中なのですが、昨日逢った彼や彼女たちに敬意を表し、
恥かしがる僕の少女に口紅をひこうと思います。
こうして直接突っ付きあって、新しい子供をどんどん産んでいけたら、
何と健康的なことでしょうね。

素晴らしいきっかけを作ってくれた、わかむんとまどかちゃん。
大変な仕事量を手伝ってくれた研究所の生徒さんたち。
快く歓迎して頂いた先生。
遠方からも観に来て下さった皆さま。(名古屋と九州のお土産ごちそうさまでした)
忙しい中、いつも司会を引き受けてくれる柏木くん。
実は影で一番働いてくれた後輩のチョンチ。
そして来れなかった人もみな、どうもありがとう。

最後に、ポストカードをもらえなかった人、
次の機会まで同じもの置いておきますね。
画集を出す際に、またしますので。
名古屋も九州も、今度は僕が逢いに行きましょう。
以上、"美川憲一とみのもんたディナーショー"のレポートでした。

追伸/コメントの返信、もうしばらくお待ち下さい。

 なぜか今更"岸和田少年愚連隊~カオルちゃん最強伝説"シリーズにはまっている中、
岸和田在住の柏木くんがアル事の打ち合わせに来たのに、
3年ほど前にKONAMIから発売されたプレイステーション2のお色気プロレスゲーム
『ランブルローズ』の対戦が、やはり、なぜか今更始まってしまい、
ふたつの意味で「ヤビャイ!ヤビャイ!」と正気を取り戻し、あくる日の準備に戻ります。
そう、昨日は大阪府立芦間高等学校にて特別授業をする日だったのです。
芦間高校は守口にある自由な校風で専門コースがたくさんある学校。
その美術・デザインコース志望の1年生を対象に、1時間だけ授業をしに行きました。
 まず、懐かしい匂いのする靴箱が並ぶ入口をくぐると、
2年生の女の子がパタパタと小走りでやって来て、
「今日は授業受けれないんですけど…」と緊張の様子だったので、
その勇気と可愛げに、ポストカードを差し上げました。
と、同時に考えられないことが起こるもんだと、緊張感が高まります。
それもそのはず。思い返してみると、僕の高校時代はまるで"ときめかないメモリアル"、
(※これはKONAMIから発売されていません)
下駄箱で女生徒にモジモジされたことなどこれっぽちもございません。
などと思い出すと、そんな忘れかけていた繊細な時代を過ごす彼女また彼らに、
今の僕が何を話してあげられるんだろうと、
昨日した打ち合わせがまるで見当外れのような気がしてきたのです。
一方、柏木くんは教育大出身で、家も塾をやっていて、
そのくらいの子たちに家庭教師のアルバイトもしているので、
心配もよそにあっけらかんとしたご様子、何とも頼もしいこと。
大きな背中を見ながらごくりと階段を上がります。

(つづく)

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