月別アーカイブ / 2007年12月

これで今年最後の日記になると思うので、
2007年を振り返ってみようと思います。

イラストの仕事で特に印象的だったのは
シリーズ通して10冊も描かせてもらった赤川次郎シリーズ。
連作として、色々な色の塗り方を勉強できました。
そしてイラストレーションに特集してもらったこと。
そこで憧れの松本隆先生にコメントを頂いたこと。
他に、漫画もコツコツと描きました。

バンド活動、遠方でもたくさんライブが出来て、
ずっと好きだったバンドの方々と知り合うことが出来ました。
イラストと違うのは、何より共同作業の楽しさと体現するタイムレスな感覚。
風邪ひく活動にも付き合ってくれるメンバーにただただ感謝です。

ラジオも今までの自身が関わった番組の中で、
一番充実した内容を更新することが出来たと思います。
これはひとえに相方の内木くんと、参加してくださるリスナーさまの愛のおかげ。
おおげさでなく。今の僕の心の拠り所はここです。

そしてブログ、能町みね子さんや伊集院光さんの文章に出会い、
こんな風に伝える方法もあるんだなぁと感動し、
見よう見真似で、後半期は更新しました。
本になるまで続けていこうと思います。

表現活動と反比例するように、いや実は逆なんだよな。
日常生活が何だかボロボロだった故、空想の世界を飛躍させたのだと思います。
健康面には気を使ったので、去年ほどズタボロじゃないのが救い。

大きな出会いと別れがありました。
この年齢になると、何となくその流れやシステムがわかってきて、
そんなに取り乱さないで居られますが、
やっぱりずぼりと自信を失ったり、勝手に傷付いちゃったりしますね。
男の子だから泣かないけど。
ただ面白いもので、ぽかんと空いた席には、
もう駄目だとさえ思わなくなった次の季節には、
いつの間にかまた新しい顔が座っていて、
そんな風に僕の人生を回してくれるんだなぁと見つめています。
僕もまた彼や彼女が去った後の空いた席に気付かれぬよう腰を下ろし、
歯車を目が廻るほどグルングルン回転させちゃうんだから、あなた、
ブログを呼んでくださっている500人の友達、そしてまだ見ぬ人へ。

また来年、大きな声で挨拶を。


BGM:Pizzicato Five『君が代』

昨日は大学の先輩の友人に逢って来ました。
もうしょっぱなからちょっと話がややこしそうですね。
「アタシの友達ぃ~、キムタクの~親戚の~知り合いと~血ぃ繋がってんねん」みたいな。
この場合はもはや全く関係ない人という逆説証明にしかなりませんが、
まぁ、ちょっと待ってよ。年末なんだからゆっくりしようぜ日本人、そして僕。

2年ほど前に、東京に住んでいる先輩・川上さんの結婚式に出席して、
その時に先輩の友達・木村さんとはじめてお会いしました。
先輩の友達ということは…う~ん、もうややこしいので、
以下「SF」(センパイフレンズ)ということで。
SFということは木村さんも芸大デザイン学科出身で、
僕の2年先輩にあたるのですが、在学中は一度も接触はなく、
結婚式でも2、3ことばを交わし、名刺交換させてもらっただけだったのですが、
あれから2年経ってもお互い印象に残っていたのは、
「一目惚れで、第一印象から決めてました」の一発ギャグでお馴染みの
惜しくもM-1では涙を飲んだ夫婦漫才コンビ"オダギリ香椎"ではなく、
僕は大阪から、木村さんは名古屋からという遠方組ということで、
同じホテルに泊まることになり、
僕がホテルのオートロックシステムを知らなかったので、
ついつい部屋の中にカギを置いたままジュースを買いに行ってしまい、
現代文明、または眠らない街コンクリートジャングルから
淫らな服装のまま部屋を締め出されるという、
ミスタービーンばりのおっちょこちょいをして、
木村さんに助けてもらった経緯があるからでしょう。

そして昨日の昼、電話を取ったら「木村だけど覚えてる?川上の結婚式の…」。
おそらく優しい木村さんの配慮から、語尾の"…"は、
↑のオートロック事件を自主規制してくれた結果なのだと思われます。
だけどあれから2年ぶりでしかも木村さんは名古屋在住ということで、
「勿論憶えてます。あの時はお世話になりました(色んな意味で)。でも、えっと、あれ、その・・・」
「あぁ、京都に旅行に来てるんだけど、大阪に寄ったので逢えないかなぁと思って」

そっ、そうか!!木村さんはソッチの人だったのか!
オレ、本来ソッチじゃないッスけど、こんな肌寒い年の瀬は抱かれちゃってもいいわ、アタイ…。
というのは冗談だけど、こういう時って何か大切な引き合わせのような気がして、
新しいパンツで(一応はくのね)、digmeoutCAFEまで自転車でひとっとび。
久々に会った木村さんの笑顔は、合鍵をフロントから取ってきてくれたあの頃のままで、
お土産に持って行ったイラストレーションを渡すと、
「僕もお土産があるんだ」と言って、写真を3枚くれました。
何だろうと思って見てみると、DVD屋さんにて水着姿の女性、
その顔に見覚えが……あっ、愛里ひなちゃん!!

愛里ひなちゃんは今僕が一番好きな大阪在住のAV女優なのですが、
その子の存在と、2年ぶりに逢った先輩の友達のプレゼント(この業界でいうところのSFP)が、
中々結びつかなくて……という間があった訳です。

「たまたま名古屋のDVD屋さんで愛里ひなちゃんのサイン会があって、
ラジオで中村くんが好きだと知って、あげようと思って」とのこと。
いやぁ、ありがたやありがたや。持つべきものはSFですね。
面識もないし、久々だし、何を話そうという不安な雲も通り雨、
お互いソッチの人ならぬコッチの人だとわかったその後は、
延々とオススメAV女優バトルトーク、大人のムシキング状態。
そして傷だらけになった2人は「オメェ、つえーな」「フッ、テメーこそ」と
夕日をバックにガッチリ握手。

結局、今回提唱したSFという造語、
年末の流行語戦線に滑り込ませようと思ったけど、
Sが取れて、Fになってしまいました。フレンド。
ありがとう、木村さん。


その後に行ったフランス座で奈緒ちゃんに頂いたおしりかじり虫にかじられる愛里ひなちゃん。
みんな仲良し。

今日はお知らせです。
僕がボーカルギターを務めさせてもらっているバンド"S▲ILS"、
秋~冬は活動しないでお馴染みの"セイルズ(読み方ね)"、
本来、SAILとは船の帆の意味だし、ギターポップバンドとしても、
至極真っ当な活動状況なのですが、
春に向けてそろそろと帆を張り出します。

以前当ブログでも紹介した元・京阪ガールの
マリリンさんのバンド"電気キャンディ"と3月に京都で
ライブをさせて頂くことになりました。
きっかけはマリリンさんが何とここを読んでくれてるという(ありがとうございます)、
いくら書くことがなくても、無理に搾り出してみるもんだなぁと思った次第です。
とは言えここ1、2年の間、CDは買っていたものの、
聴くのはAMラジオくらい、日常はお笑いや映画のDVDばかりで、
活動のみならずリスナーとしても音楽から遠ざかっていました。
それが最近また自然と音楽を聴く習慣ができ、
もの凄い勢いで曲も作っています。

お休みしている間も、僕は弾き語り(家で)、
ギターでリーダーの藤野さんはDJ活動、
ベースの飼原さんも曲作り、
ドラムの豊福さんもボーカルキーボードをつとめるシフゾウを再始動と、
メンバーそれぞれパワーを溜めていたので、
それがこの春にどんな花を咲かせるのか楽しみです。
マリリンさんはおもらしの回の日記がお気に入りなそうなので、
それがこの布団にどんな地図を描くのか楽しみです。
と言い換えておきましょう。
航海に地図は持ってかないけど。

そして友達2人を描き終えました。

彼らはラジオをやっていたり芸人をやっていたり、
いわゆる"喋り"のプロフェッショナルなので、
普段、こういう風に容姿を前面に取り沙汰されることは少ないだろうけど、
照れてくれたら嬉しいなぁと、出来上がったものを見てニヤニヤ。
でもいくらハンバーグを美味しそうに描けても、見てるだけじゃお腹は膨れないので、
軽くなった心で、疲れでずんと重くなった身体を引きずって、
いつもの喫茶店に昼食を取りに行きました。
「"いつもの"って、オメーの行きつけの店なんてコッチは知んねーよ!」
と思う人もいるかもしれないけど、いやちょっと待ってちょっと待って。
そう毎日も行ってないけれど、ここ1年同じものばっかり注文するもんだから、
さすがにもう最近は「いつものでいい?」と聞かれるんよ。
だから"「いつもの?」と聞かれる喫茶店"、略して"いつもの喫茶店"なの。
そういう名前の喫茶店と捉えてもらって構わない。
"カモメ食堂"みたいな。"どくだみ荘"みたいな。
いや、僕がいつも同じ注文をするのは、
その店のごはんメニューが「生姜焼き定食」のみだからなんだけどね。

1年通ってみて、生姜焼き定食を食べ続けながら分かったことは、
そこのご主人はたいそう駄洒落がお好きみたいで、
客「マスター、おつまみある?」
マ「おつまいないけど、鼻つまみ者はおるよ(自分を指差して)。」
客「・・・・・・・・お、おぅ」 
カンカンカーン!
(ゴングね)とまぁこんな風に、お客さんとよくトークバトルを繰り広げている。
学生の頃、「誰か学級委員に立候補する奴はいないか?」と聞かれ、
「ぼ、ぼくは観客席から闘牛場を見てるよ」的アピールで目をそらしてるので、
今まで火の粉は降りかかったことはなかったのに、
その日は突然やってきた。今日。レジでお金を払う時に。
盛り上がった観客席で後から誰かに突き飛ばされ、
気付けば僕の手には剣、目の前には鼻息を荒くした
闘牛こと駄洒落マスター(そのマスターじゃない)。
不幸中の幸いにムレータと呼ばれる赤い布は持っていなかったのに、
こんな日に限って、真っ赤なTシャツを着てるもんだから、さぁ大変。
僕「すいません。二千円札しかないんですけど…」
マ「二千円札いいよ。ニセ札やったらあかんけどね。("にせ"がかかってる)」
僕「あ、・・・・・あは、あははは(愛想笑い)」
カンカンカーン!
(だから、ゴングね)
敗者となり肩を落として帰ってきた部屋でふたたび絵を見返しながら、
この2人から学びたいことがまだまだたくさんあるなと思いました。

僕「この店にはなんで生姜焼き定食しかないんですか?」
マ「しょうがないじゃーん!」
に備えて。

5月のポートレイトをテーマにした展覧会に向けて、
少しずつイメージが固まってきました。
結局混ぜても混ぜても麻婆豆腐の素くらいにしかなんないんだけどね。
あ、ダイエットにいいらしいよ、お嬢さん。
今まで出会った人の中で特に印象の強い何人かに焦点を絞って
絵を描いていこうと思います。
今日はその中の1人の女の子に頼んでみたんだけど、
「興味あります」とのこと。よかったよかった。
僕もどんな絵が出来上がるのか楽しみです。

それとは別に今やっている仕事も、
男の子の友達2人をモデルに描いています。
少し前までは頭の中のぼんやりとした理想のような人物像を紙に落とし込んでいて、
その再現度のようなものを大切に思っていたけれど、
いまは周りに居る人をしっかり見つめ、深く掘り下げていこうと思っています。
おい、そこ。お尻かくさないでいいよ。
僕のはミリペンだから、そんなに痛くな…そういうことじゃない。

最近、日記が真面目なのは、
クリスマスはおろか、お正月までずっと仕事が詰まっているから、
その意味付けをしたいという訳ではありませんよ。
決してそんなことないんだから!
嗚呼、全く…


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