月別アーカイブ / 2007年11月

 コメントを書けるようにしたら、早速の書き込み有難うございます。
今日も軽快なエッセイを目指し、悶々とした心のうちに着地する航空日誌を記しておきます。

 mixiで最近よく「大学の時、歌ってましたね。影からこっそり見てました。」なんて小粋なメッセージを、同窓卒業生の方々から頂くのですが、そう、学生時代は絵は勿論好きだったけど、それよりも大学からはじめたアコースティックギターに夢中で、あまりに声が大きく通り、授業中は邪魔になるので、みんなが帰った後の夜の校舎で毎日歌っていました。聴いてるのは大体、夜回りしている守衛さんと犬と猫と、迎えに来た彼女くらいだったけど。
 また講演会や色々なところで、在校生の方ともお逢いします。
そんなことが続き、何だか呼ばれてるような気がして、ふと行ってきました、わが母校に。
当時と同じことをしようと、みんなが帰った夜7時頃、誰も居ない校舎で1時間くらい歌って帰ってきて、僕はおそらく、そこで落っことしたはずの僕に逢いに行ったんだけど、拾ったのはあの人のかけらや、この人がアスファルトに焼き付けた影ばかりで、肝心な自分のパズルピース自体は草の根を掻き分けても見つからず、一体誰が持っているのでしょうね。
でもそんなもんなんだね、きっと。と、帰りは石川の橋を渡って、歩いて帰ってきました。
それにしてもナチュラルな危険度合が相変わらずで、街灯がなく、規模の異常に小さい暴走族(2人か3人だから暴走組)がいたりして。僕らが卒業するくらいに出来て、絶対つぶれると思っていたあそこのラーメン屋の灯りはまだついてたよ。きっと美味しいんだね。

 そうだそうだ。春に展覧会をします。と、言っても普通の、絵を展示するだけの展覧会じゃありません。
先日、講演会で60人の似顔絵を描いたことが自信となり、やがて確信となり、長年、温めてきた構想が現実のものとなる時間がやってきたようです。
展覧会について思うのは、例えばこのパソコン越しに見ていた絵を、実際近くで、中には絵の具で描いた原画を見れるというのが、大方のメリットというか、名目ですよね。
僕はさほど、そこに大切さが見出せなくって、間近でも、パソコンのJPG画像でも、印刷物でもほぼ同じように感じれなくちゃ、イラストレーターとして失格だと思っています。そこが画家と違う点かもしれません。
どうしても大好きな音楽と照らし合わせてしまうんだけど、CDの原盤やマスターテープだけ展示するんじゃなく、ライブやりたいよっていう。だけど、ライブペインティングするような画風じゃないし、それをどう上手く形に出来るのだと考えあぐねておりましたが、今まで3度ほどした展覧会でも得るものはあって、それはやはり対話なんですよね。ヒップホップで言うところのコール&レスポンスです。ピンと来ました。
その場で似顔絵を描き展示して行く、その名も「ポートレーション(PORTRATION)」。PORTRAITとILLUSTRATIONの造語です。5月に大阪北堀江ART HOUSEで。勿論、原画やイラストの展示も行いますが、詳細はまた色々システムが決まり次第、随時発表してゆきます。

あぁ、でもやっぱり「そういうもんだよ」が飲み込めなくて、この目で見なくちゃ、まだ次へ行けないみたいなのよ。春にはパズルピースも見つかるでしょう。500人以上も描けば。ね。

トンネルを抜けたのに雨にとうせんぼされたので、
昨日は部屋で1日中、ラジオの編集をして、
夜も雨も明けた今日、久々に自転車でなんばへ出る。
僕の愛車は少し変わった形をしていて、
鳥山明先生が扉絵で亀仙人を乗せそうな、
三角形をモチーフにした折りたたみ自転車だ。
(以下「ストライダ」、正式名称。)

タワーレコードに行ってアジカン「アフターダーク」を確認。


近くの視聴機に、ははのきまぐれのメジャーデビューアルバム「そろそろ時間ですよ」と、
元・クリンゴン木村ひさしさんのソロデビューシングル「ハロー」があったので、
買って外に出ると、ストライダの隣に水色のスマートな自転車が止めてあった。
「へー、格好いいじゃん」と横目に次はTSUTAYAに行くと、
近場にはなかったのでAmazonで注文しようとしてた、
夜回り先生のDVD第2巻があったので、また買って外に出ると、
またまたストライダの横にはかっこいい自転車が、
「俺の方が格好いいだろう」と言わんばかりに止めてある。
ぱっと見はただの極彩色のロードバイクなんだけど、
良く見ると、ブレーキがない。元々ついてないご様子で、
ハンドルなんてゴムなし(女の子、気をつけて!)の何と鉄むき出し!!
これには負けた。僕の自転車なんてそれに比べたら、
3角形なだけでゴムありだし(普通)、ブレーキありだし(普通)、8万円なだけだし(ちょっと自慢)。

そういえば、これまでも街に止めたら大体こんな調子で、
帰ってきたら、横には少し変わった自転車が止まってることがよくあった。
果たして、競争心なのか仲間意識なのか。
そこでちょっと前に、割と個性的でお洒落な服を着る友だちが言っていた言葉を思い出す。
「わたしはわたしのセンスで服を択び買っていたと思ってたけど、
少しは他人の目を意識していたことに気付いて、何かちょっと複雑だった。」

そうなんだよねぇ。
この"残念"ではなく"複雑"ってのがこの状況を的確に表していて、
他人とは違う個性による優越感と、それを少数の仲間と共有する安心感。
もっとわかりやすくこの2つの気持ちを同時にことばで表すと、
「僕らって変わってるよねぇ」って感じかな。
人よりちょっと大き目の穴の開いたザルでふるいにかければ、
「あの子、変だよね」って思う人は勝手に横をスルーしてくれて、
時間をあまりかけずに逢いたい人に逢えるって寸法。
僕はいいことだと思うよ。

今回の自転車の件も、僕が緑の服ばっかり着るのも、
音楽が好きなのも、いうなれば絵を描いてるのも、
勿論無意識に好きでやってるんだけど、
おそらく底には同じメッセージを持っていて、
逢いたい人に、逢うべく人にきちんと逢えている実感があるので、
だんだんとそのふるいにかけるテストのような鎧も、
20代前半に比べると少なくなってきています。
だからご年配の方は何だかスッキリしているのでしょうなぁ。

だけど極彩色の自転車の彼よ。
安全の為にブレーキはつけた方がいいと思うよ。
君はまだ見ぬ僕の友だちかもしれないんだもん。
あと、色んな意味でゴムも忘れずに。




(画像は赤川次郎セレクション「⑨哀愁時代」と「⑩血とバラ」。22日発売です。)

ということで、大阪教育大学で講演会をしてきました。
まさかあんなに集まってくれるとは思わなかったので、
嬉しくて舞い上がっちゃって、
講演会自体は用意していったことの半分も消化できず、
気持ちが先走ってしまったのが反省するところですが、
正直あまり憶えておりません。

というのも、その後、60人くらい?一気に似顔絵を描いて、
最近、健康の為に毎日腹筋と背筋をしてるけど、
精神力というのかな、集中力というのかな、
頭のスタミナの方は一体どうしたら鍛えることが出来るのでしょうね。
ある方だとは思うんだけど、さすがにあんな数を描くのははじめてで、
途中意識が朦朧としてきて、記憶が飛んでしまいました。

凄く楽しかった、また充実したライブやイベントの時に限って、
打ち上げはビール片手に「かんぱ~い!」なんて
一度でいいから言ってみたいものの、それは横目で、
お酒は元から飲めず、頭も痛くぐったりで毎回残念だけど、
そんな時にこそ、人の優しさがより突き刺さるもので、
喜びや心の涙が出てくるのは、いつもこんな時間なので、
色々なこともやっと思い出し、日記を書いています。

大瀧詠一「ペパーミント・ブルー」より
松本隆先生の言葉を借りるなら、
"斜斜め横の椅子を選ぶのは この角度からの君がとても綺麗だから"
みたく僕も似顔絵は横顔を描くようにしてるんだけど、
一見差異が少ない分、みんな一人一人違う、特に目つきが全然。
優しかったり、勇ましかったり、おどおどしていたり、
色っぽかったり、緊張してたり、それが可愛かったり、
そんな目つきでみつめられると困るので、
横を向いてもらってるだけなのかもしれませんね。
そもそも一番シャイなので描く側に先回りしてる訳ですから。

そして4時間かけて全員描き終わり、
待っててくれたライパチスタッフのみんなと、
王将に行き、ご飯を食べました。ほっとする。

スタッフの皆さま、去年にも懲りず、
呼んで、受け入れてくれてどうもありがとう。
東海林さん、突然のお誘いにも関わらずのナイスジャンケン!
柏木くん、これからもよろしく。
最後に来てくだすった皆さま、
遠い距離と長い時間、本当にご苦労様でした。
元気にまたお逢いしましょう。


楽しかった。

金曜日はきらら「微風ハイツ」のイラストを夕方に仕上げ、
夜は内木くんとラジオ収録の予定が、
約束の6時、待てども待てども連絡なしの3時間半遅刻。
毎回のことだけど今回は遅い。
実は僕も朝から集中して仕事をしていたので、
「今日は疲れてるからしんどいなぁ…」と思っていたので、
9時半に悪そうな顔して登場した彼に、
「ピザ頼もっか。収録はたくさん寝て、明日!」
怒ってる訳でもない。収録出来ない時間でもない。
きょとんとしている。
遅刻は決していいことじゃないけど、
君はほんとタイミングがいい。

何も今にはじまったことじゃない。
彼の遅刻も、僕が怒らなかったことも。
僕も若干の遅刻癖があるので寛容になってる訳ではなく、
3時間もあれば、やっぱり怒りゲージ満タンで鳳凰脚、
片足上げたままスライドで部屋中かけまわってる時間もあるのが、
バイオリズムの谷のところでインターホンが鳴ることになっている。
でもたぶんそれは本人が意図してるとは思えない。
だって逆から見れば、彼が好意だと思ってしってしてるのに、
女の子が泣いちゃう訳もそれで説明がつくもん。

ラジオ自体にしてもそうで、
もっと博学で面白い人はたくさんいるんだろうけど、
会話をしていて、何より気持ちいいのは、
そのタイミングのせいなんだと思う。

例えばいくら美しい女優さんが出てるアダルトビデオでも、
行為や声、ひとつひとつのタイミングが心地よくないと…
やっぱりやめとこう、そういう事も言う番組なので
こういう例えをして体勢を作ろうと思ったけど、
墓穴を掘っているだけじゃん。
まぁいいや。とにかく最近、リスナー数が増えてきているのは、
その気持ちいいセックスを見たいからかもしれないなぁと思って。
な、何や!あれか!
僕らがブサイク女優って言いたいんか!!
え、男優?だったらいいわ。(いいのか)

長くなったけど、結局言いたかったのは、
昨日の収録はうまく行きましたという報告でした。
本日はイラストレーターとして、しかも大阪教育大学での講演会なので、
勿論こんな話はしないけど、タイミングいい会に出来るといいなぁ。

大阪性教育大学の人も講演会依頼待ってますよ。(ない)

昨日は月島さんのご実家から送られてきたという里芋をもらいました。
丸い形が箸からこぼれるように、
案の定、転げまわる話しかしなかったけど、
本当のことはわかってるから大丈夫。
月島さん、がんばって。

そして今日は夕方から、柏木くんと彼の大学の映画サークル
"ライパチフィルム"の後輩たちが部屋に来て、
日曜日、大阪教育大学にて行われる講演会の為の撮影と打ち合わせ。

去年も同じ時期・場所でさせてもらったんだけど、
今回はかなりバラエティに富んだ、楽しいものになりそうなので、
迷ってる方が居たら是非遊びに来てみたらいいよ。
集英社さまとNHK出版さまのご協力で、
告知したライパチのバッヂ以外にも、
数に限りはありますが、関西では手に入りにくい
プレゼントがありますので、
おはなしが面白く感じれなくっても
損しないシステムになっております。
それでは当日、気が向いたらいいね。

大阪教育大学神霜祭「中村佑介講演会」
日時/11月4日(日)14:00~
場所/大阪教育大学 柏原キャンパス A-216講義室
(交通アクセスはコチラ

スライドを使ったイラスト解説や質問コーナーなど、
講演会というよりは気楽なトークショーです。
来場者全員に僕のデザインした
大阪教育大学の映画研究会"ライパチフィルム"の
ステッカーと、予約者にはバッヂもプレゼント。
予約はraipachifilm@yahoo.co.jp宛に
お名前・年齢・あれば質問を明記の上、
メールをお送り下さい。
勿論、予約がなくても入場できます。

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