募金とぽんちゃんのご報告に続き、次は本業のイラストのお知らせです。
まずは、6/15に表紙を担当したイラスト誌『季刊エス 第54号~特集:色彩の世界』が発売されました。
いやはや、感慨深いものがあります。というのも、僕がアマチュア時代、唯一イラストの賞を頂いたのは、季刊エスなのでした。それからもインタビューや対談コーナーで、10年間お世話になっているのですが、表紙はずっと同じ方が担当されていたので、今回が初の表紙ということになります。
ということで、今号では表紙だけでなく、メイキング、色に関するインタビュー、鶴田一郎先生との対談の4本立て。メイキングは、発想・ラフ・下書き・ペン入れ・色塗り・仕上げまでを全6Pに渡ってこれまでにないほど詳しく解説させて頂いております。


また鶴田一郎先生との対談も全4Pに渡り、秘蔵の学生時代からの初期作品も。全体を通し、表題通り、色をメインに置いた内容になっておりますので、「絵を描いていて色塗るの苦手だなぁ」という方も「絵は描かないけど色、好きだなぁ」という方も、ぜひお楽しみ下さい。
2つ目のお知らせは、こちらももう10年以上の付き合いであるASIAN KUNG-FU GENERATIONのニューシングル『ブラッドサーキュレーター』が7/13に発売されます。CDジャケットを担当しました。
"ブラッドサーキュレーター"、聞き慣れない単語だと思いますが、直訳すると"血の循環"、つまり心臓を意味し、「新規一転、心も身体も再び動かしていこう、というような意味合いで名付けた」とジャケット制作の際に、ボーカルの後藤正文さんから伺い、動脈の赤と静脈の青を使用しました。
また、この楽曲は現在放送中のアニメ「NARUTO~疾風伝」のOP曲なので、それを思わせるようなモチーフも散りばめております。そして今回はCDというパッケージでしか出来ない遊びを凝らしたイラスト・デザインに仕上げておりますので、耳も目もお楽しみ頂き、心臓をドキドキさせて頂ければと思っております。詳しくは発売後に、またメイキングとともにここでご説明しますね。
そして6、7月と来ましたが、最後は1年後、2017年から使用開始される教科書『高校生の音楽1』の表紙を描かせて頂きました。
この教育芸術社から出ている「高校生の音楽」シリーズは、今回表紙で表現した通り、第9をはじめとしたクラシックから、SEKAI NO OWARIや初音ミクまで、古今東西の音楽を網羅している画期的な内容です。そして3年前から現在までも1年生と2年生用の表紙を担当させて頂いていたので、使われていた方も多いのではないかと思いますが、その1年生が来年の春にリニューアルされるということになります。

まずは、6/15に表紙を担当したイラスト誌『季刊エス 第54号~特集:色彩の世界』が発売されました。
いやはや、感慨深いものがあります。というのも、僕がアマチュア時代、唯一イラストの賞を頂いたのは、季刊エスなのでした。それからもインタビューや対談コーナーで、10年間お世話になっているのですが、表紙はずっと同じ方が担当されていたので、今回が初の表紙ということになります。
ということで、今号では表紙だけでなく、メイキング、色に関するインタビュー、鶴田一郎先生との対談の4本立て。メイキングは、発想・ラフ・下書き・ペン入れ・色塗り・仕上げまでを全6Pに渡ってこれまでにないほど詳しく解説させて頂いております。


また鶴田一郎先生との対談も全4Pに渡り、秘蔵の学生時代からの初期作品も。全体を通し、表題通り、色をメインに置いた内容になっておりますので、「絵を描いていて色塗るの苦手だなぁ」という方も「絵は描かないけど色、好きだなぁ」という方も、ぜひお楽しみ下さい。
2つ目のお知らせは、こちらももう10年以上の付き合いであるASIAN KUNG-FU GENERATIONのニューシングル『ブラッドサーキュレーター』が7/13に発売されます。CDジャケットを担当しました。
"ブラッドサーキュレーター"、聞き慣れない単語だと思いますが、直訳すると"血の循環"、つまり心臓を意味し、「新規一転、心も身体も再び動かしていこう、というような意味合いで名付けた」とジャケット制作の際に、ボーカルの後藤正文さんから伺い、動脈の赤と静脈の青を使用しました。
また、この楽曲は現在放送中のアニメ「NARUTO~疾風伝」のOP曲なので、それを思わせるようなモチーフも散りばめております。そして今回はCDというパッケージでしか出来ない遊びを凝らしたイラスト・デザインに仕上げておりますので、耳も目もお楽しみ頂き、心臓をドキドキさせて頂ければと思っております。詳しくは発売後に、またメイキングとともにここでご説明しますね。
そして6、7月と来ましたが、最後は1年後、2017年から使用開始される教科書『高校生の音楽1』の表紙を描かせて頂きました。
この教育芸術社から出ている「高校生の音楽」シリーズは、今回表紙で表現した通り、第9をはじめとしたクラシックから、SEKAI NO OWARIや初音ミクまで、古今東西の音楽を網羅している画期的な内容です。そして3年前から現在までも1年生と2年生用の表紙を担当させて頂いていたので、使われていた方も多いのではないかと思いますが、その1年生が来年の春にリニューアルされるということになります。

2013年版「高校生の音楽1」(左)と2016年版(右)
これまでも、何冊も本の表紙は描いてきたものの、同じ書籍とはいえ、教科書の表紙は格別に制作が難しいです。それは内容と言うよりは、<学校>と<生徒>の価値観がかなりちがうということ。「この教科書にしよう」と選ぶのは学校で、「この教科書すき」と使うのは生徒、つまりどちら側に立って制作すべきか迷うとこころなのですよね。そして、僕の学生時代もそうでしたが、これまでの教科書の表紙はどちらかというと、学校側にかなり寄ったもの(大人が好ましいと思う当り障りのない抽象的なもの)だと感じていました。だから学生時代の教科書って、ぼんやりとしか表紙の絵柄を憶えていないし、卒業後に手元に置いておくほど、愛着は湧かなかった。だから教育芸術社の目指す画期的な内容と同様に、もう少し生徒側に立った表紙を描きたいと思いました。
例えば、↓は現在も使われている同社の高校2年生用の表紙。
この制作においての最大の挑戦はスカートの丈でした。(もちろん絵のテーマ自体は別のところにありますが) ぼく個人の趣味としては、あまりに短すぎるのもどうかと思いますが、高校2年生本人たちは、少しくらいはスカートを短くするかわいさへの憧れも出てくる頃です。そして行進する際に上げた方の足のスカート丈は自然と短くなるもの。しかし大体の学校の校則では一応、基本膝下だと決められている。そこで、教育芸術社と一緒に1mmの世界で、「もう少し長く」「もう少し短く」とギリギリのラインを試行錯誤しました。他にも髪型や各モチーフ、色など、あくまで音楽教育はベースに置きつつも、生徒たちが「使っていてうれしい、楽しい」を目指し、毎回挑戦しておりますので、来年高校1年生になる現・中学三年生の方々は楽しみにしていて下さい。あとは学校が選んでくれるかどうか。そこは僕には願う事しかできません(笑)
以上、イラストのお知らせ3つでした。 講演会スケジュールも更新しておりますので、ぜひコチラもチェックしてください。それではまた。
例えば、↓は現在も使われている同社の高校2年生用の表紙。
この制作においての最大の挑戦はスカートの丈でした。(もちろん絵のテーマ自体は別のところにありますが) ぼく個人の趣味としては、あまりに短すぎるのもどうかと思いますが、高校2年生本人たちは、少しくらいはスカートを短くするかわいさへの憧れも出てくる頃です。そして行進する際に上げた方の足のスカート丈は自然と短くなるもの。しかし大体の学校の校則では一応、基本膝下だと決められている。そこで、教育芸術社と一緒に1mmの世界で、「もう少し長く」「もう少し短く」とギリギリのラインを試行錯誤しました。他にも髪型や各モチーフ、色など、あくまで音楽教育はベースに置きつつも、生徒たちが「使っていてうれしい、楽しい」を目指し、毎回挑戦しておりますので、来年高校1年生になる現・中学三年生の方々は楽しみにしていて下さい。あとは学校が選んでくれるかどうか。そこは僕には願う事しかできません(笑)
以上、イラストのお知らせ3つでした。 講演会スケジュールも更新しておりますので、ぜひコチラもチェックしてください。それではまた。
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あと何年か遅れて産まれたかったあああ