という訳で無事チェコはプラハから帰国しました。

まずは大阪から飛行機で10時間程かけてアムステルダム国際空港まで。
なぜオランダに降り立ったからかというと、「ちょっと合法大麻を…」という訳でなく、
「ちょっと飾り窓を…」という訳でもなく、チェコはとても遠い国なので
関西空港からは一本で行けないのです。そしてそこで合流したのが、このお方。

いえいえ、確かに顔は濃いですが、決してヨーロッパ人の通訳さんではなく、
毎度おなじみ画集『Blue』の出版元・飛鳥新社の沼田さん

旅立ったのが結婚式翌週で妻も一緒だったので、
友人からはてっきり新婚旅行だと思われていたのですが、
何を隠そう、人生で2度目の海外(一度目は台湾)も旅行ではなくお仕事。
チェコの有名なイラストレーターであるイエジ・ボトルバさんとの合同展覧会の為だったので、
沼田さんにもついてきてもらいました。


しかし僕はおろか、妻も沼田さんもヨーロッパははじめてだったので、
隠しきれない不安を抱えたままチェコはプラハに降り立ちました。

チェコアニメなんかを見ていると、寒く暗い雰囲気の国というイメージがあったのですが、
まるで南国に来たのかと思うほど10月だというのにとても温かく、
空港まで出迎えて下さったチェコ大使館の方も、本物の通訳さん(日本人の方)も、
とても陽気で気さくで、いっきに飛行機で凝り固まった心も体もほぐれて、
1日目は、翌日からの展覧会に備え、ホテルにチェックインし、
通訳さんに地元の美味しいチェコ料理店を紹介してもらい、
少し歩いてそのまま夕食を食べに出かけました。

店に入ったところで早速アコーディオン弾きのおじいちゃんがいて、
同じくバンドではアコーディオンを担当している妻も大喜び。
僕も「あぁ、ヨーロッパに来たんだなぁ」とひとしきりテンションも上がったところで、さぁ注文。
しかしさすが地元の料理屋さん、メニューがすべてチェコ語で表記してあり、
「う~ん読めないね。あ、でもチェコで有名なものといえば…とりあえずビール!」と沼田さん。
しかし店員さんは「??」。沼田さんもう少し下を巻き「ビァーゥル」。店員さん「???」。

そこではじめてチェコ旅行ガイドブックを広げてみると、
どうやらこちらでは"Beer(ビール)"は"Pivo(ピボ)"と言うらしく、
そりゃあ「とりあえずビール」も取りあってくれないビールな訳だ。
そして本を見ながらこの調子で料理も注文。

ようやく来た料理と、灰皿に溜まった煙草の本数が、何よりも注文までの悪戦苦闘ぶりを物語っています。

ビー…ちがう、ピボのジョッキから、料理の何から何までチェコは大きなサイズで、
やはり文化の違いに戸惑いましたが、それだけに明日からの展覧会、
その方たちに僕の絵がどう受け止められるのかドキドキしながら就寝しました。