締切とライブ、しばらく家を出れない。
実際には前の自販機まで煙草やジュースを買いに出てるけど、
つっかけじゃなくスニーカーで、徒歩でなく自転車で、
クチロロのアルバムや紺野さんのDVDを買いに行きたいんだ、僕は。
こんな時に窓の外にぽっと銀河ステーションが現れてくれれば、
銀河鉄道にまたがってタワーレコード南十字店までひとっとび。
つじあやのだってもう発売されているはずだ。

それはそうと、ジョバンニとカンパネルラはまるで
翼くんと岬くんよりも早すぎたボーイズラブの世界じゃないか。
僕はアニメのイメージしかなかったので、
てっきり猫が主人公の物語だと思ってたんだけど、
どちらかというと賢い犬のようなまっすぐの瞳をした少年たちで、
あぁ、それともタチとネコの隠喩なんだろうか。

そんなことをゆらゆら考えてるもんだから、
焦点が定まらずラフを何度も描き直す。
気分転換にギターの弦を張り替え、
愛里ひなちゃんに捧げるバラードを作る。
それでもう一度机に向うと文章がすとんと心に落ちてきたので、
こぼさないように線にしてなぞってみる。
この線路なら南十字まで繋がってそうだ。
すると、どこからともなくアナウンスが聞こえてくる。

「銀河ステーション、銀河ステーション」。