2016年12月17日(土)に初のぬりえブック『COLOR MEを発売します。

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中村佑介ぬりえブック『COLOR ME
1300円税別2016.12.17(土)発売
22.5×22.5cm/復刊ドットコム

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気になる収録作品は、楽しみにしている方もいらっしゃると思いますので一部を紹介します。先日、劇場アニメ化の情報も公開された『夜は短し歩けよ乙女』や、本屋大賞の記憶も新しい『謎解きはディナーのあとで』をはじめとした書籍表紙。
 
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アジカンさだまさしさん、ゲントウキモーモールルギャバンなどのCDジャケット。最新作の2016年版ソルファも収録されております。

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アニメ『四畳半神話大系』オリジナル作品、来年公開される未発表新作まで全40点に及びます。

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サイズは22.5×22.5cm。ちょうど画集『Blue』より一回り大きく、かつ持ち運びやすいスクエア型

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紙は、色鉛筆はもちろん、絵の具、色ペンなど、どのような画材にも対応できる上質紙で、裏写りを気にしない片面印刷。1ページずつミシン目がついているので、気に入ったページを切り取って飾って頂けます。それぞれの裏面片隅には、参考になるよう、元絵で使われた色数タイトルを表記しております。こんな風に高品質のまま、いろいろな知恵と努力と裏ワザを使い、手に取りやすい価格に抑えました。

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これらは、Twitterで皆さまから頂いた要望を採用させて頂きました。ここからは普通のぬりえ本とすこし違う部分。まずは、様々な画材や方法のメイキングページを収録。
 
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そして、こちらも参考になるように、見本として元絵もカラーで大きく掲載。(もっと大きく見たい方は画集『NOW』をご参照ください

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また、色だけでなく線画から体験できる、なぞれるグレーページも2点収録。これはもともと白黒画であるASIAN KUNG-FU GENERATION『ファンクラブ』のCDジャケットなので、黒ペン1本のみで完成できます。

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これだけでは終わらず、さらにおもしろい仕掛けも。今回のぬりえは、通常のぬりえ本のようなコントラストが強めのものではなく、できるだけ元の線画の風合いを残しておりますので、「塗れない!」という方も、カバーを外せばタイトルが一変、"線画集"としてお楽しみ頂けます。

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以上が今回のぬりえブック『COLOR MEの主な内容です。そして、それに関するお知らせが3つ。

【①オリジナルクリアファイル】
1つ目は今回のオフィシャルショップである復刊ドットコムでご購入された方には、特典として
紙を挟むと色の消えるオリジナルクリアファイルがついてきます。(※数量限定の為、先着でなくなり次第、特典は終了となります

【②ぬりえコンテスト】
2つ目は「ぬりえコンテスト」の開催。Twitterにてハッシュタグ"#中村佑介ぬりえ"と付け、完成したぬりえ写真を投稿して下さった方の中から優秀賞30名様に、Twitter用似顔絵アイコンを描いてプレゼントします。ぬりえの企画だけに、こちらも線画状態でお渡ししますので、塗って使って頂ければと思っています。締切は2017年1月31日まで。詳しくは本のカバー裏面をご参照ください。

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【③サイン会】
中村佑介ぬりえブック『COLOR ME』発売記念サイン会
日時:2017/1/9(月・祝) 会場:梅田 蔦屋書店
※先着100名限定 ※特典オリジナルクリアファイル


今回は「サインが入っているから遠慮して塗れない!」という、作者自ら楽しみを奪う可能性を防ぐ為、僕の暮らしている大阪だけで1回きり。また全国へは来年末に発売予定の「2018年度カレンダー」の時に伺わせて頂きますね。

以上、こんな風に、どんな年齢の方でも、塗る人も塗らない人までもが楽しめる、そんな1冊に仕上げましたので、クリスマスプレゼントや、年末年始のお供に、お楽しみ頂ければ幸いです。とにかく元絵は忘れて自由な、あなただけの1作ができますように。まずは、いつも僕が塗っていない肌色から、カラー・ミー。

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さる12/12(月)に行われた大阪・心斎橋スタンダードブックストアでのイラストノート No.40~特集"中村佑介の無限"発売記念トークショー』、満員御礼で無事終了しました。まずは平日の夜にも関わらず、お越し下さった皆さま、そしてイラストノート編集部、並びにスタンダードブックストアをはじめとした関係者の皆さま、ほんとうにありがとうございました。予約開始後すぐに、チケットは売り切れてしまったため、来れなかった方もたくさんいらっしゃったのではないかと思います。ですので、今回のブログ記事では、イベントの空気が少しでも伝わるようなレポートを心掛けます。

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イラストノート No.40』表紙

まず会場でお迎えしたのはアジカンに関する原画の山。そう、トークショーの対談相手であるASIAN KUNG-FU GENERATIONのVo/Guitar、後藤正文氏にちなんで、この日のために家の中からかき集めてきました。これまでの原画展示では一部でしたので、ここまで一堂に会したのは初めての事でした。

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実は大きすぎて3枚に分けて描かれた『マジックディスク』や、

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2004年版と、つい先日リリースされた2016年版の2枚のソルファをはじめ、全シングル、アルバムの原画を所狭しと展示しました。それでもスペースの都合上、歌詞カードやコンピレーション盤、DVDなどのアートワークは置けなかったので、それはまたまとめて別の機会に。

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ちなみに撮影自由でしたので、それぞれの大きな画像は、検索をかけたら、どなたかが撮影した写真が引っかかると思います。

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そしてはじまったトークショー。第一部では僕とライターの重藤貴志さんの2人で、イラストノート今号の内容をざと紹介させて頂きました。主には「画集『Blue』から『NOW』を経て、次にどこへ向かうのか?」を軸にした、イラストの描き方、考え方についてのお話。と描くと、難しそうな気がしますが、実際は、重藤さんの徹底した下調べに基づいた司会により、とても風通し良く聴けるパートとなりました。

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さて、実は重藤さんと、この写真も撮って下さった今倉裕博さんは徳島在住。つまり今回のイラストノート40号は、東京(編集)、大阪(取材対象-僕)、徳島(取材)と3県にまたがった遠距離で作られていたのでした。そして早々に30分が過ぎ、いよいよ第2部のスタート。ここでゴッチの登場です。

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彼の着席早々に、恒例のドラム・潔くんの、デビュー前のアー写のヤバい眼つきをイジッたら・・・

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ゴッチから「喋りの技術だけじゃなく、潔の目にズームアップする速度も上がったね!」とお褒めの言葉を頂きました。

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というのも、CDジャケットを通して14年も付き合いがあり、プライベートではちょくちょく会っているものの、こうして皆さんの前で2人揃ってお話しするのは、2011年が最後に実に5年ぶりなんですね。その間にも、僕はソロ(講演会)で腕を磨いていたので、そりゃズームアップも早くなるでしょう(笑)

ま、そんな冗談はさて置いて、ここからは本番。これまでのジャケットを順番に観ながら、当時の互いの表現と、その奥にあった状況を回想してゆきます。ファンの皆様はどの時期から、アジカンの音楽を聴き始めましたか?

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あらためて集めてみると、よくぞこれだけ描きました・・・というか、よくこれだけ同じイラストレーターに描き続けさせてくれたものだなと、アジカンの"ヘン"さにようやく気付きます。というのも、世界中どこを探しても、同じイラストレーターを使い続ける音楽家はいません。そんな前例のないことを、後藤さんをはじめとしたメンバーも、レコード会社も、不思議に思っていなかったのだから(僕だけが思っていた)、その一本気なところこそ、彼らの鳴らす音楽の安心感にもすでに、現れているのだと納得します。

そして、彼らは東京、僕は大阪、こちらも遠距離での制作なのにも関わらず、いつも音源が届くごとに、示し合わせたかのような価値観の同期があることに驚いてきました。それはこれまでも、いろいろな媒体でお話ししてきましたが、特に同年にリリースされたとは思えない、『ワールド ワールド ワールド』から『サーフ ブンガク カマクラ』への、繊細さを極めた内向きの表現から、ラフでエネルギッシュな外向きの表現への変容、先日リリースされた新『ソルファ』での、リメイクに対する考えや表現方法、CDという音楽メディアの捉え方など、驚くほどのタイミングがリンクしているというお話。

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そもそも、イラストというのは自己表現ではなく、中身の音楽や小説を、別の形(1枚のビジュアル)に置き変える翻訳家イタコのような仕事なので、例えばアジカンのを描いている時はメンバー4人に、さだまさしさんの場合は、さださんに頭の操縦席に座ってもらい、右手を動かします。もちろん空想の中で、の話ですが(笑)

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さだまさし『御乱心』&『天晴』/CDジャケット

そのイラストという仕事や考え方については、コチラ↓のインタビューをお読みください。

【中村佑介インタビュー】アジカン新アルバム『ソルファ』ジャケットの難しさ
http://spice.eplus.jp/articles/92620

だから、それは何もテレパシーやスピリチュアルや偶然のような非科学的なものではなく、乗り移った方の癖や人間性が、僕の身体に染み込み、バイオリズムが同期し、時には先回りするという訳ですね。ふと「食べたいんじゃないかな?」と思いプリンを買って家に帰ったら、母親が「ちょうどそれ食べたかったのよ!」と返す如く。ただこうもプリンもヨーグルトもシュークリームも一致してくると、「仕事」や「作品」を超えた、もともと魂のつながっている双子なのではないかと、可笑しくなります。年齢もフォルムも違いますが(笑)

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イラストノート No.40対談コーナーより

また、後藤さんは、ミュージシャンとしてだけではなく、毎回アルバムを作るごとに『これで最後だから』と言ってくる、業界でいうところの"ヤメヤメ詐欺"師としても有名ですが、それくらい4人で続けることのたいへんさと面白さを語ってくれました。そりゃ20年といえば、小学1年生が中高大を卒業し、社会人4年目くらいになる長い時間。例えばその間、友達も移り変わるように、そんなにもずっと同じメンバーでいることなんて、本来は不自然なんですよね。むしろ友達というより、夫婦に近い。4人夫婦。だからこれは実は音楽は関係なく、それ以前のことなのかもしれません。

ですが、関係性が重たくなればなるほど、さっと手を放し逃げることもできますが、それは振り回し続ければそのまま強い遠心力となり、より遠くまで飛ぶハンマー投げの如く、競技場を超え、海の向こうまで飛んでいきます。日本語バンドのはずの彼らの海外での認知度や、そんな成熟した関係性を迎え、あらためて演奏された新しい『ソルファ』を聞いても、それは明らかでしょう。

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ソルファ』(2004年版)と『ソルファ』(2016年版)/初回盤CDジャケット

そこを考えると、僕は夫や妻というより、理解ある愛人といったポジションに思えて仕方ないので、若干複雑にもなりつつも、一言で表すとするなら、「とても幸せ」、そんな14年間をお話ししたトークイベントとなったこと、ここにご報告しておきます。

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最後に、あらためて登壇してくれたゴッチ、ほんとうにどうもありがとう。我々は乙女ではないけど、歩みはまだまだ長く続きそうだね↓。 

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劇場アニメ 夜は短し歩けよ乙女』 2017.4.7公開

監督:湯浅政明 原作:森見登美彦 声優:星野源 脚本:上田誠
キャラクター原案:中村佑介 主題歌:ASIAN KUNG-FU GENERATION



愛犬・ぽん太(オス/8か月)は、童顔な上に、赤い首輪をつけているので、パッと見のイメージで「女の子ですか?」と間違われる度に笑って済ましていたが、公園で集まる犬たちの中で、メスには一切関心を示さず、オスばかりと仲睦まじくしている姿を見て、いよいよ心配になってきた。まだ8か月といえど、人間の幼児でも男女は確実に気質が違うように、彼の男らしさとは股間以外に、いったいどこに付いているのだろうか。

ただし人間に対してはちがう。彼が散歩中に自ら寄っていくのはおばあちゃん、おばちゃん、おねえさんと、決まって女性ばかりだ。小さな女の子にはまだ優しく包んでくれるようなエネルギー(雰囲気)が備わっていないので、関心がないのだろう。その中でも取り分け好きなのが看護婦さん。動物病院の。

先ほどのエネルギーとしては、動物病院の先生は診察中に動物たちが暴れないように、先ほどのお母さんのような包容力に対し、跳ね返して従わせるような強さを持っていて、つまり何があっても動じないどっしりとしたお父さんのような感じ。吊り橋効果のように、だからこそ看護婦のお姉さんの優しさがよりいっそう際立つのだろう。ぽん太は、外から受付にいる看護婦さんの姿を見つけるやいなや、すすんで動物病院へ入って行くほど。ただし診察時間は人間に比べ、けっこうあっさりと短いので、いつも彼は看護婦さんに飢えている状態、ということになる。その腹8分目のレア感も良いのかもしれない。

そんな中、昨日のこと。家にいるときはいつも我々と一定の距離を取るクールな彼が、これまでにないほどに興奮し出し、妻に身体をベッタリと寄せるではないか。なぜだろうと不思議に思った。いつもとの違いは、最近寒くなり、空気が乾燥してきたので、妻が保湿の為にとあるモノを装着していたことだった。

それはマスク。それを見て看護婦さんを思い出したのだ。な、なんてマニアックなんだ…看護婦コスプレ好きとマスクフェチという合わせ技1本なんて!少々歪んでいるが、きちんと男の子らしいじゃないか、ぽん太。

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愛犬・ぽん太、通称ぽんちゃん、柴犬0歳7か月。とは言え、犬は1歳までに成犬になるので、この時期の成長は目覚ましい。毎朝起きると「あれ、大きくなった?」と感じるほどで、実際に大きくなっているのだから驚きだ。

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それは身体の成長の話であるが、心の方も、何も教えなくても、言葉でなくじっと周りを観察して、ぐんぐん成長していく。

一般的に「仔犬=甘えん坊」というイメージがあるが、実際は、我が家に来たばかりの生後2か月~半年くらいのその時期には、甘えてはくれない。僕や妻を他者として認識しているため、「何かいじわるされないか?」と常に緊張状態にあり、寝ていても近づいたらすぐ起きて、一定の距離を保つように離れる。また、「どこまで許されるのか?」とことあるごとに吠えたり噛みついたりと、我々を常に疑いの目でうかがっていた。

一番イメージと違ったのは、頭を撫でられるのが嫌いなこと。あのちんまい頭を見るとついつい手を伸ばしてしまうものだが、すると「ウ”~!」とうなり声を上げながら、乳歯でその手に噛みつこうとする。犬について書かれている本に「警戒心を解くために、まず手を匂わせてから」や、「攻撃ではないサインのため、頭上からではなく下から回り込むように手を伸ばす」など試すものの、僕の手はいつも傷だらけだった。

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それが変わってきたのは、ちょうど生後半年くらい経った頃。日中、家の中を歩くと、ちょっかいをかけることなく、とことこと後ろをついてきたり、夜も、これまで一定の距離を取っていたはずが、ケージではなく、僕のベッドのすぐ近くで自然と眠るようになり、こちらが動いても、ビクッ!と伺うことはなくなった。

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そして一番大きな違いは、ある日突然、頭を撫でさせてくれたことだ。これには驚いた。あんなに嫌がっていて、「こういう性格なのかな」ともう諦めていたのに、今では彼の方から耳を倒し、おでこを差し出してくるほど。半年を過ぎ、我々との生活にも慣れ、「あ、この人たちはイジワルしない人だ」と、ようやく不信感が信頼へと変わったのだろう。「あぁ、これこれ。これが夢にまで見た愛犬との甘い生活だよ~」と目尻が下がるのも束の間、困ったことに気づく。食事を取らなくなったのだ。

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と言っても、絶食するわけではなく、正確には"食事を用意しても、3時間くらいかけてダラダラと食べる"というもの。「あちらを立てればこちらが立たず」とはよく言ったもので、これも信頼が起因するものだからだ。というのも、以前は不信感から「食べ物を横取りされる」や「ここで食べなければいつもらえるかわからない」と、食事を出すと、飲み込むようにガツガツと平らげていたのが、「またいつでもくれる」と安心し、すぐに食べなくなるのだ。

それの何が困るかというと、子供と母親のように「食器洗い済ませたいから」という理由ではなく、散歩に行く時間が不規則になるからだ。身体は大きくなったといえ、やはり機能はまだ子供なので、食事と運動は、一定の間隔を空けないと、消化不良により体調不良を起こす。それなのに散歩は決まった時間に行きたがる。そして決まった時間の直前までダラダラと食べている。

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この経験を通し、一見ポジティブとネガティブなイメージのある"信頼感"と"甘え"は、コインの裏表のように、同時に起こりやすいものだということがわかった。甘えてほしかったのは、こちらが思う都合の良い部分だけだったことを反省した。そして自分もまた、生活において、また仕事において、信頼した人たちに対し心当たりがあったのだ。これは痛いところをつかれた。このまま自分では気付けぬ甘えを加速させては、ぽん太も体調不良に、僕も周りに人がいなくなってしまうだろう。それは困る。よって、彼のけじめあるしつけを見直すとともに、僕もまた自制しなくてはならないと誓った。今回の記事の文章がこれまでの"ですます調"から一転し、固いイメージに感じられたのは、そのような理由"だ"。

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前編では、1つ目の再びとしてASIAN KUNG-FU GENERATIONの新『ソルファ』を取り上げましたが、後編は2つ目の再びとして、今週末10/22(土)に発売されるイラストノート No.40 -中村佑介特集号-』をご紹介させて頂きます。

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144P/誠文堂新光社/2016年10月22日(土)発売

「イラストノート」とは2006年から刊行されているイラストの専門誌で、2013年の【No.26】でも特集を組んで頂きましたので、今回が2度目の特集号となります。(他にも記事としては、No.16ではメイキングが、No.24では林静一先生との対談が掲載されておりますので、ご興味を持たれた方はぜひお読み下さい) そして今回は、前回の特集号からページも内容も増量され、なんと"まるごと1冊・中村佑介本"となっております。

まず最初は作品ページ。画集『NOW』以降の最新作から、代表的な旧作品までを一挙掲載。

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次は『Blue』と『NOW』、そしてそれからの展望を語ったロングインタビュー

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次に表紙にもなっている新『ソルファ』と旧『ソルファ』のアートワークも含めた徹底比較や、これまでのアジカンの全ジャケット解説、アジカンとの14年間を振り返る
後藤正文氏との対談

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続いてはメイキング。さだまさしさんのアルバム『御乱心』のCDジャケットと、"謎解きはディナーのあとで"と"こち亀"のコラボタイトル『謎解きはこちら葛飾区亀有公園の前で』扉絵の2本立て。

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そして、最新作『誕生日』までを含んだゲントウキ特集と、セーラー服と機関銃シリーズ特集を挟み、尊敬するCDと書籍のデザイナーお二方の特集とインタビュー

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木村豊さんはアジカンとゲントウキのジャケットを、高柳雅人さんは「夜は短し歩けよ乙女」「親指の恋人」「謎解きはディナーのあとで」などのデザインを手掛けて下さっております。

また、来年展開される超ビックコラボタイトルYusuke Nakamura × Little Twin Stars(キキララ)』から、イラスト数点の先行公開や、僕の母校である大阪芸術大学を探訪し、学生時代の思い出や作品、また現役学生たちとの鼎談。

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さらには、大阪イラスト教室の生徒作品のビフォーアフターから見るイラスト解説など盛りだくさん。

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その他にも九州震災チャリティ活動や、サイン会講演会海外の活動について、プライベートQ&Aなどなど、ここまででもうお腹いっぱいになるところ、「デザートは別腹!」ということで、ここからは白黒ページに漫画作品3本や塗り絵までついているという超ボリュームの全135ページ
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このように時系列も内容も隅々まで網羅された、皆様にぜひ読んでいただきたい一冊となりました。特に最後の漫画は、受験を含めた美大を舞台にしているため、編集中はガーンと過去に戻ってしまいました(笑) そんなセンチメンタルな気分にもなる夜の長い季節の友に、「イラストノート No.40」が寄り添えれば、これ幸いです。
あぁ、やっぱり再びは戻りたくないけど、大切な思い出ですね。ということでふりだしに戻る。以上、ふたつの再びでした。(おわり)


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