月別アーカイブ / 2009年08月





やめれー


スタジオまでの道のりの途中で、


歩きながら
一人で前ならえしているひとを見かけた。



そのひとは、なんていうか、
ものすごく必死に前ならえをしながら歩いてた。



顔を歪めながら、
苦しそうに、
幾分プルプルしながら


今以上にこの腕を伸ばすのだ、と頑張っているかのような
見事な伸ばしっぷりで

ひたすらに両腕をピンと前に伸ばし続けていた。




なんでそんなに
前ならえをしながら歩かなきゃいけないのか


あたしにはさっぱりわからないけれど



きっと、そこには、
そのひとには、



辛くとも苦しくとも



どうしても前ならえをしなければならない、
何か事情があるんだろう。




あたしはその事情を知るよしもないし、
知りたいとも思わないけれど。






ほんの数秒、
すれ違いざまに



なんだかわからないけれど
一生懸命前ならえをするそのひとに、


がんばれ、って思った。




がんばれ。
なんだかわからんけど
大事なんであろう前ならえを。





あなたが大事だと思うなら、
必要だと思うなら、


一生懸命頑張ってください。





あたしも、
一生懸命がんばります。


本当にまったく、きれいな街だ。




木漏れ日も、陽射しも、
空気も、緑も。

なにもかも申し分ない。




写真を現像している間、
近くのベンチで読書をした。





蝉の声と涼しい風と
温かな陽射しと木漏れ日に
すっかり気分を良くした。





あたしが望んでいる、
たくさんの景色の中のひとつに
間違いなく入る数十分だった。

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