月別アーカイブ / 2007年09月

一の人間と書いて



一人、である。



一人と




【独り】は違う。







写真:パスタ 「レンガの壁」

頭の中を
白い炭酸みたいな
ツブツブの気泡が
フツフツと沸いては
登っていく




それを
脳内で
明確に感じながら




頭の中が
真っ白になっていることが解る。




白い炭酸みたいな気泡が
フツフツと沸きつつ
ひたすら脳内に
ガスを充満させていく中で




放出口が解らずに
行き場を失くし
ひとたび針で刺しでもしたら




キテレツな音を出しながら
遠くの空まで
飛んで行ってしまうのではないか、と




密かに懸念している。





写真:ひぃたん 「月の位置」

操り人形みたいに
糸をたゆませるのは
もう終りにしないか


君はそろそろ一人で
歩いてみなくちゃならないだろう


ハサミを見ると
金切り声をあげて
逃げ惑う君だけど


そんな君だって
持っているじゃないか
僕のより幾分か立派な、
大きなハサミをさ。


どうせ君が自分から
切るつもりだったのだろう
彼等の紐を
僕等の紐を


だから僕が
僕のハサミで切ってあげる



そうしたら君は
嫌でも一人で
歩かなくちゃならないだろう



本当はそれを
誰よりも望んでいるんだろ。





写真:ひぃたん 「スパッツのあな」

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