こんにちは 長谷川ゆきです。

5/31に演奏する曲の楽譜を送ってもらったイヴァン・ジヴァノヴィッチさんをザグレブのクロアチア音楽情報センターに訪ねました。
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イヴァンさん(以下I)はこんな感じの方で、紅茶を出された私はくつろいでしまい、

私「あら! すみません。日本にいるような気持ちで、音を立ててすすってしまいました、失礼・・」
I「大丈夫ですよ。Tea ceremonyの国から来た人にお茶を出すので僕も緊張しています。」


それはともかく、イヴァンさんは今回演奏するパパンドプーロのピアノ協奏曲でも編集を担当していらっしゃいます。

私「パパンドプーロさんは、どんな人でしたか?」
I「とても親切な、シンプルな人だったよー。原稿でわからないところがあって聞くと、『どう思うー?』って逆に聞いてくるんだ。それで提案すると『そうだと思うー』って。」

私も、今回のピアノ協奏曲の楽譜にはのっけから?なところがありまして・・。
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これ、なんか変じゃありません? 
みんなで元気よく出発!のときに第二ヴァイオリンは2人しか参加しない・・わけないし。

同じ五線の中に二声部あるときに、弦楽器パートでは各人が両方弾くのか、分担するのか指示がある事があって、分担の事を普通はdivisiと書くのですが、その事のようです・・けど、読み進んでいくとdivisiと書いてある箇所もある。では違いは・・?

I「あれ? なにこれ? 変じゃん。『a2』は普通管楽器にしか書かないよ。」
(そうですよね、2人いるパートのところに「両人で」というつもりで書くものですね。)
I「これは彼じゃなくて、僕らの間違いだなぁ・・」

シンプルな作曲家だったという事で、単なるdivisi(divisi a 2)と解釈させてもらいました。

ぱーんと迷いのない音楽は心地よく、中間楽章のエキゾチックな曲想も魅力的で、クロアチアの「文化の交差点」な感じがよく出ているように思います。

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棚にはクロアチアの作曲家の楽譜がたくさん、大事そうに並んでいました。

その中から、日本クロアチア協会の出来立てオーケストラに合わせて、バロック〜古典時代の交響曲などの楽譜をプレゼントしてくれました。

パパンドプーロの演奏は5/31五反田です。
ぜひぜひご来場をお待ちしております♪

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よくわからない気候がつづきます、皆様ご自愛下さい。