月別アーカイブ / 2011年03月

 
今、ビッグマウス(仙台のステーキ屋)のマスターと電話で話せました。

こんな中、明日で閉店するを悲しんでいました。


俺は、上手く伝えたいことも言えず、
むしろ向こうに
「お陰で若い子がいっぱい来てくれて嬉しかった。アナタにはもう一度食べて貰いたかったな。」
なんて言われてさ、
「俺のお陰とかじゃなくて、美味しい店だからですよ。」
なんて気の利かないセリフしか言えなかった。
言葉に詰まって、涙出たよ。
 
 
ミンナ本当に有難うね。
 
 
Hearts for Earth Aid & Relief Team(H.E.A.R.T.)


このブログを昔から読んでくれている方は知ってる人も多いと思うけど、
俺には仙台に「ビッグマウス」という、非常に愛しているステーキ屋があり、
その店のマスターのことも東北の俺の親父だと思っているほど慕っている。
 
当初、16日にステーキを食べに行くつもりで予定を組んでいたんだが、
この度の震災で、交通手段も無く、伺えず、
店に電話するも誰も出ず、FAXにも返信が無く(携帯は知らない)、
今月末で閉店すると聞いていたので、このまま連絡とれないのかな…と思っていた。
 
 
昨日、実は都内にあるステーキ屋に行った。
 
この店のオーナーは、ビッグマウスに俺が通い出した当初に働いていた方で、
そこで昨日、ビッグマウスのマスターと連絡をとる手段を伺い、少し安心した次第だ。
 
 
このオーナー、ちょっと頑固というか、
めんどくさいオッサンなのだが(笑)
男気のある人で、凄く熱い。
 
仙台牛を扱う店なので、物流も止まっていて、
いつもと同じ味を口にすることは出来なかったけれど、
凄く美味しかった。
料理は、素材で大きくが決まるけれど、勿論ソレだけじゃないし、
テクニックとか味付けだけでも無いと本当に思う。
 
 
彼の地元の友人が3人行方不明で、4人が亡くなった旨を聞いた。
でも、
「美味いもん食いに来てくれてる人に、こんな話したら駄目だよな(笑)」
なんてことを、目頭を潤ませながら話してる彼を見て、
俺は、悲しくて一緒に笑うことしか出来なかった。
 
 
 
何も出来ないなー、なんて思うけれど、
本当の意味の「何も」と言葉のあやの「何も」は違うし、
「頑張ろう!」なんて言葉、辞書的な意味だと嫌悪する人もいるだろうけど、
でも、ニュアンスとして、現代用語として、
「頑張れ!」じゃなく「頑張ろう!」って言うこと、
そんなことから少しずつ、つなげていきたい。
 
Hearts for Earth Aid & Relief Team(H.E.A.R.T.)

 
義援金活動が活発化してますね。
ある種、言葉のイメージは悪いかもだけど、ブームみたいになってます。
 
自分は自分で、震災の発生から間もないうちに寄付をしましたが、
その時と今では、当然、色々と状況が変わってきています。
良くも悪くも、時が流れていて、人が暮らしてるので当然ですが。 
 
 
すぐさま、何かをしようと考えたのですが、
「自分に出来ること」を意識するようにした結果、
すぐに何かをすることも大事だけれど、
それだけじゃなく「継続させていく何か」を考えることかな、と思いまして
被災地の街を再建していくことも、その他の事もそうですが
来月、再来月、、、半年後、1年後、もっと先、、、
喉元過ぎて熱さを忘れた頃、
ブームが終演した頃、また新しいトピックが発生して意識が逸れた頃、
細くてもいいので支援を続けられるように努めることも大事なんじゃないかな、と
そんな風に思う自分がいるんです。
 
何が言いたいのかはわかりませんが、
「今だけ」じゃないことをしたいです。
それが自分の生きて来た道から導き出した1つの見解な気がします。
 
 
考え方も、時代も、何もかも推移するものなので、
あくまでも「今」そう思ってるだけなのかもしれないけれど、
変わらない部分も、きっとあるんじゃないかと、
自分を見つめ直して思うのです。
 
 

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