こんにちは。
最近、寝ている間も眠い気がする善徳です。
さて、言わずもがな大変な世の中になっちゃいましたね。
いろいろ思うところがあるのですが、要点が伝わらなくなると本末転倒なので
今日のところは下記件についてを書きます。
Waive 結成20周年記念 Special GIG
「ライブハウス渋谷公会堂へようこそ。」
2月23日(火・祝) LINE CUBE SHIBUYA
のライブ配信が決定しました!!
2/12(金)18:00より、配信チケット発売開始!
ライブ配信の詳細はこちら↓
https://www.waivewaive.com/gigs#streaming
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また、本公演は、政府要請のガイドラインを遵守し、
感染防止対策を徹底の上で「開催」いたします。
つきましては、チケットの払い戻し対応やリセールなどは予定しておりません。ご了承いただけますよう、お願い申し上げます。
▼チケット販売および座席種についてはこちらをご覧ください。
https://www.waivewaive.com/2020/11/?p=6348
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という感じです、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
先もって予想できる問い合わせ内容の中で、一番言っておきたいのは
「緊急事態宣言が出ているのに払い戻しないのおかしい、ふざけんな」
的なやつに対しての返答です。
その宣言を出しているのは我々じゃないですし、
宣言を出している側からのルールを守った上での開催をしているので、何もおかしくないことを、まずは理解してください。
いいですか?
理解していただけましたか?
それでは続きにいきます。
もちろん、そういった情勢下にあることは重々承知しています。
人それぞれに事情があるだろうと思うので、十人十色の見解があるでしょう。
チケットをお持ちで来られない方がいるのもわかります。残念な気持ちになられているでしょうと思いますし、僕も同じように残念で仕方がないです。
来られる皆さんの中にも不安を抱えている方が沢山おられるでしょう。
それもわかります。僕も決して不安がないとか、絶対何があっても大丈夫だよ〜なんて言うことはできません。
ただ、不安を煽る気もありません。
1年前にソロ公演を行なったときにも言ったことですが、生きていると常に死と隣り合わせです。
が、車に撥ねられるかもしれないから外には出られない〜と考えるタイプの人は、もともとチケットの購入をしていないと思うんです。
今は昔、「飛行機は落ちそうで怖い。なんであんな重いものが飛ぶんだ」なんて言っていた人たちの多くが、今は気にせず搭乗している気がします。
それでも飛行機はやっぱり怖い!って人も見かけはします。どちらも「そりゃそうだ」と思います。
なぜなら、やはり常に生と死は隣り合わせだからです。
「かもしれない」は、消えないからです。
無責任なことを言いたいわけではないので、あくまで考え方の例としてしか述べませんが、
「感染予防・対策してるから大丈夫だよ!」
と言って全員が来て、たしかにコロナ感染はしなかったけれどインフルエンザにかかってしまう人がいるライブもあるかもしれないし、
きっと長いエンタメの歴史の中では、道中で不慮の事故に遭った方や、何やかんやがあると思うんです。
それら全てが本当に残念なことだというのは大前提としてあるのですが、
だからと言って「道中で車に撥ねられるかもしれないし、飛行機が落ちるかもしれないから払い戻しをしてくれ」なんて横暴がまかり通ることはありません。
何度も言いますが、生きてりゃ死ぬ可能性があるんです。常に。
Waiveの公演でクラスターが発生する可能性もゼロにはなりませんし、
その他のどの催しでもそうですし、なんならこの先の未来ずっとそうです。
緊急事態宣言下にあるかどうかと関係なく、宣言が解けても一緒です、そこは。
人類は常にそうやって新しい脅威や未知の何かに触れ、気づけば慣れてきただけでしかないと思います。
祖父・祖母が昔、FAXに不思議がっていました。
こっちで書いた紙が、相手先にどうやって送られているのかが理解できないと言っていたんです。
ぶっちゃけ仕組みもわからず使っていた人も多いだろうし、
そういう意味では電話やメール、その他の何においても特に考えずに使っている人だらけだと思います。
風邪だって、生まれたときから冬になったら流行るもんだ〜というのが普通になっているから何も思っていない人が多いだけで、
ずっと昔から抹消できていないウイルスなわけで、めちゃくちゃ怖いはずなんです。
もっとキリがないほどに、何だって怖いはずなんですよ。
本当は、ほとんどのことを知らないんです、所詮は。
だからと言って、緊急事態宣言なんて無視していいぜ〜! とか言いたいわけじゃないので、
やはり最初に述べた通り、ガイドラインを遵守して公演を行います。
そこは『ルール』だし『マナー』なので。
ただ、それ以上のことをアーティストや主催者に求めたり責任追及するのは論点が違っているということをわかってほしいです。
我々だって、できることなら全て万全の状態で行えれば〜と、下手すればファン以上に望んでいるはずの立場なわけで、
これは俺やWaiveに限らず、きっとどの現場も現場なりに限界まで考えて各々の結論を出していると思います(知らんけど、多分そう。そうであって欲しい)。
開催中止も英断、無観客公演化も英断、実施も英断です。
そして、それと同時にどの判断も愚断の可能性をはらんでいます。
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これは、おそらくお互いに言えることで、
来るも来ないも、どちらも英断なんじゃないでしょうか。
なので「どっちにしなさい」を強要することはできないと考えています。
あくまで開催者として「来てほしいな」はありますが、
仮に来れない人に対しても理解しておいてもらいたいのは、
この情勢下でのライブは、まず大前提として、
『チケットを買ってくれた人(配信込み)のために演る』
ということです。
来てくれた人のため『だけ』ではないです。
「よく来てくれたね」とは、きっと思うよ。そこはゴメン。けど、そりゃそうだよね?
ただ、「来なかったやつ、バーカ!!」の精神ではないです(笑)
あーーー、でも「買わなかったやつ、バーカ」は、あるかもしれないな。
むしろ、あると思う。
今回は20周年記念でもあるし(解散中だけど)、
高額席の販売などもあったので、そりゃあ色んな意見があるだろうな、と。
とは言え、券売当初から世間はこの状況下にあったのだし、
その上でお互いが「きっと21年の2月23日には、少し違った世界にいる」ということに賭けていたんだろうし、
ある意味で、その賭けには負けてしまったのかもしれないけれど、
だからと言って脳裏に1%も過ぎらなかった未来ではないはずだからこそ、
この状況の中でWaiveが選んだ英断を、愚断を、心から応援してもらえると嬉しく思います。
それと同時に皆さんの選択を誇りに思わせてください。
では、
2/23にLINECUBE、もしくは自宅なり何なり配信を楽しむ場で、
総じて“渋谷公会堂”で逢いましょう!!
▼追記:来場する人は、気をつけて来てね(体調管理含む。お互いに)
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よろしくお願いいたします!
昨年2月の私にとって初めてのソロ、すごく救われました。
あれから1年、様々な経験から価値観が変わりました。
元勤務先で、コロナで人が亡くなるとはどういうことかを経験しました。
音楽を楽しめないストレスが人に与える変化を、仕事で目の当たりにしました。
今回私が選んだ「行く」の答えは、絶望の中の希望です。
心から楽しみにしています。
出来る限りのことをして当日を迎えます。
善徳さん、いつも感動をありがとうございます。
連日お忙しいことと思いますが、ご自愛ください。
長筆失礼いたしました。