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ピクサー映画は面白い。面白すぎる。という話を聞いた。


作り方が特殊なのだそうだ。
まず複数人に脚本を何本も書かせ、それぞれの面白い部分を抽出して一つにまとめているらしい。構成もたくさんの人で練りに練って、最高のものを出す。一人のひらめきに頼らなくても、大人数で面白い話を確実に作れるシステムができているわけだ。

「そんなん客をくすぐってるのと同じじゃないですか。ズルい」
と僕はその話を聞いて冗談交じりに言った。

でもよく考えていることがある。

人間が「面白い」と感じる要素は限定されている。
だから、面白のツボを突くものさえ書けば、(技術的な難しさは別として)確実にウケる。ハリウッド映画の構成が似ているのは、そのパターンが一番面白いと思われやすいからだ。

だったら、脳を直接いじくればいいんじゃない?
人が「面白い」と思うときは、脳の特定の部位が活動しているはずだ。そこに電極かなにかを突き刺せば

「あぁ~~~面白い、面白いよぉ~~~!
 おもしろが直接流れ込んでくるよぉ~~~!! うきゃきゃきゃきゃ」


ってなるんじゃない?
今の技術では無理でも、理論的にはありえると思う。

問題は、そういう技術ができてしまったとき、全てのエンタメがその装置のできそこないに過ぎないものになってしまうのか、ということだ。

ショートコントを見せるかわりにワキをくすぐって笑わせたとする。それには「体が反射してるだけで本当に面白くて笑っているんじゃないからダメだよ」と言える。
だが「脳に電極」の場合は、脳のおもしろ検知回路を直接フル稼働させてるのだから「本当に面白くて」笑ってるのだ。それともそういうものは、「本当に面白い」とは言えないのだろうか。
なにかしらワンクッション挟まないと「本当」じゃなくなる?

「ドラッグで得る快楽は本当の幸せじゃない」という話に似ているな。
もちろん、ドラッグで得ているのも本当の幸せだ。多少下品かもしれないが。

ピクサー映画の製作法が究極的に効率化したら、そういうドラッグじみた装置になっていったりしないだろうか。画面の規則的なフラッシュで観客をトリップさせ始めたりして。




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『哲学ゾンビの語りえない滞納』 短期連載です。よろしくお願いします。


『チャリ走』というゲームアプリの宣伝4コマを週に1度描かせてもらってます。
毎週火曜日更新です。

チャリに乗った棒人間が谷とかをピョンピョン越えていくやつです。


チャリ走の主人公は鈴木という棒人間なのですが、それ以外ほとんど設定がないため、会社員に転職したという設定を勝手に作りました。怒られるかもしれません。
個人的な目標は「自転車を一回も出さない」です。怒られるかもしれません。


チャリ走の面白さを伝えるためにがんばるぞ!

ちなみに「イカのやつ」というのはスプラトゥーンのことです。
スプラトゥーン最高!







オモコロ特集をかきました。
不思議なキャラメルの話です。




そして、
僕が原作、とりうみいたち先生が作画の漫画『哲学ゾンビの語りえない滞納』が
9/25(水)発売の月刊ビッグガンガンから3号連続掲載開始します。

現代に蘇った哲学者のゾンビと、哲学嫌いの中学生がおりなすコメディです。
よろしくどうぞ。


なんでよろしくどうぞかというと。





前連載してた漫画は打ち切りで3巻が出なかったから!
今度は人気にしたい!!


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自著『止まりだしたら走らない』(リトルモア)の内容を紹介する小冊子を作っていただいた。








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挿絵をちりばめつつ、書店や読者の方の感想がたくさん並んでいる。感想をくださった方、ありがとうございます。
裏側には僕が以前受けたインタビューの抜粋が載っている。

大型の書店などには配布されているようなので、探してみてください。




週刊誌と違って小説は細くとも長く売られていくものだ。
発売からもう2ヶ月以上経過したけれど、2ヶ月という月日はたいした意味あいを持たないだろう。

もともとこの小説は、「ネットでちょっと人気になった人が記念アルバム的に出す本」の方向性からは離れようと決めてから書き始めた。ネット的な瞬発力重視の世界からはずれた、ゆったりした時間の中で生きられる本にしたいと思っていたのだ。
error403さんのイラストと森敬太さんの装丁は、僕の勝手なもくろみを説得力のあるものにしてくれたような気がする。 感謝。


漫画喫茶に置いてある本の角は
転売を防ぐためか、カットされていることがある。

避妊手術を施した野良猫の片耳の先端を少しだけカットして
ジバニャンみたいにする「耳カット」っぽいなといつも思う。



ジバニャンも去勢されてるのかな。




 


コントを観てきた。


デイリーポータルZのライターとしてカニでミニ四駆を作ったりリカちゃん人形をダンボールでみすぼらしく再現したりしている大北栄人さんが脚本・演出を務めるユニット 「明日のアー」主催の第一回コント公演「ふたりのアー」だ。
(どっちがユニット名だかわからなくなるところが最近のバンドっぽい)


出演はほとんどがDPZのライターの方たちなのだが、9本のコントはどれも面白くて、笑えて仕方がなかった。

「コントを間近に観に行く」という体験をしたことのある人の方が少数派だと思うけど、目の前でいい大人が変なことをして変なことを言っているというインパクトはなかなかすごいので、体験してほしさがある。ウヘヘってだらしない笑いが出る。

次回公演の計画もあるようなので、そのときはまた行きたい。



「登りやすい壁」の領域に達している急な階段。

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