俺がまだ地元香川の小豆島の高校生だった頃のこと。

ぼんやり黒板を眺めていた授業中も
みんなと遊んで笑いころげてる時も
バンドの練習場で仲間が来るのを待ってる時も
当時の彼女と会話している時も

胸の奥に針で刺したようなチクッとした柔らかな心の痛みがあった。
なんだろう?この言い表せない感情は。
次第にそれは大きくなり
やがて心の奥の小さな嵐になった。

ある日、俺は母親に
「明日、東京に行きたいから金を貸してくれ」と言った。
どうしても明日じゃなきゃダメだと思った。
もし明日じゃなきゃ、俺は東京に出てミュージシャンを目指すこともなく
結局流されて、一生この島で過ごすことになるんだろうな・・・。
そんな危機感と
絶対に東京に行くんだ!行って成功するんだ!という
強い決意と根拠のない自信があった。

なぜか母親が金を貸してくれて
学校にもうまく言ってくれて、俺は東京に来た(この時は自分の道を探して
偵察に来た的な。正式な上京は高校卒業後)

あれから随分と時間が流れたけど
あの時の行動は正しかった。
間違いじゃなかったなと心から思う。
だって、今でも歌ってんだぜ。
そして、これからも歌い続けていくだけさ



「歌い続けていくだけさ・・・」
作詞.作曲 ヨシケン 

 

歩道に咲いた小さな花を見つけた

こんな都会の真ん中

頬を寄せると

白い花びらは 太陽の匂いがした

 

光と影が交差する人並みに

君の涙もあるんだね

どこへも行けずに

心彷徨ってるから 

ここに来たんだろ

 

焼けつく夏のアスファルトの上

この足は歩けるさ

何もかもを変えて行けるさ

今も信じてる

 

想いのたどり着く場所が

そこにあるというなら

今はそれを 今はそれを

歌い続けていくだけさ

 

 

叶わなかった約束ばかりだと

君は空を見上げるけど

ここでもう一度想い強く刻めばいい

俺もあきらめないから

 

繰り返すだけの毎日が

君を追い越しても

 

高鳴る鼓動は まだ激しいだろ

もう一度笑えばいい

 

想いのたどり着く場所が

そこにあるというなら

今は君に 今は君に

歌い続けていくだけさ

 

生まれ来たその意味も

そこにあるというなら

今の想い 今の俺は

歌い続けていくだけさ・・・

 

歌い続けていくだけさ