バンドマンってビンテージのギターに憧れたりするんだよ。
古い楽器は、経年による乾燥と
長い月日の振動でいい音がする。
よく鳴るんだね。


俺がまだ二十歳くらいの頃でさえ
古いギブソンやフェンダーの程度と年式のいいのは
40万〜200万くらいしたよ。

古いだけじゃなくて木材が違うしね。

例えばアコーステックギターのサイドバックに使われる
最高級木材はハカランダ。
ブラジリアンローズウッドという木材。
昔のマーチンに使われていた木だけど
もう現在はなかなか手に入らない。
1960年代後半以降は
よほどの高級ギターじゃないと
ハカランダはないね。
1992年にワシントン条約で規制されてからは
ほんとに幻の木材になってしまったよ。

そしてギブソンなんかに使われることが多い
マホガニーという木材。
ロックなサウンドにはぴったりんんだ。
俺はこのマホガニーを使用したアコギが好きなんだよね。
所有しているほとんどが、サイドバックにマホガニーを使用してる。
特に意識してたわけじゃないけど、好きなサウンドを求めたら
結果そうなったんだね。 
ガッツあるヨシケンのアコギサウンドは
その辺のことも関係してるんじゃないかな。

さて専門的な話はその辺にして

俺もロックな世界に憧れていた「吉井少年」の頃
よく鳴るビンテージギターが欲しいと思った。
それは、単に憧れで
実際にどれくらい音のことを理解していたかは別として
とにかく欲しかったよ。


でも俺はありがたいことに
若き頃から非常に活動の機会に恵まれたんだ。
レコード会社や事務所の大人たちに常に期待してもらって
尻を叩かれて、いつも前へ向いて走ってた。

だから俺には高価なビンテージギターをコレクションするよりも
「今必要で、今共に戦える楽器」を手にもつことが必要だったんだよね。

で、写真は俺のメインギター。

気がつけば15年も使ってる。
国産のメーカーで定価23万くらいだったかかな?
でもこれは正規商品ではなく
あるアーティストのためにメーカーが特別生産したなかの1本
を10万くらいで譲ってもらったの。

いまでは同業者や楽器屋さんからも
「すごいね!」「めっちゃ鳴るね」と褒めてもらえる
ギターに育った。

まあ、あれだけ弾き倒していたらそうなるよね。
あと数年したら、ビンテージギターと呼んでもいいくらいになる。

あの頃、ビンテージギターは買えなかったけど
この1本と共に月日を過ごし、ビンテージになっていくなんて
もっと素敵なことじゃないか!?と、思うことにするよ(笑)
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