泣けなかった。
やはり、娘の卒業式でも泣けなかった男は22年の番組終了でも泣けないのか。
土曜の放送終わりでも泣けず、いつもの収録日である火水に何もなくなったことで泣くのか
とも思ったが、泣けづ。
そんな中、映画の完成試写会があった。
お恥ずかしい事に主役だ。
お客さんを入れての試写会前に客席で囲み記者会見。
他の出演者が作品に対する思い、監督との、僕とのエピソードを話す。
みんなスーツ、胸にそろいの花を挿している。
女性も花を挿している。映画に出てくる花だ。
「最後は主役も言うてくださいよ。」
よそいきの声のトーンで鈴木紗理奈がマイクを僕に渡す。
そうだ、ヒロインはマドリード国際映画祭にて"最優秀外国映画主演女優賞"をとったノリに乗ってる紗理奈だ。
少しニヤけているのか、微笑んでるのか、
でも、時間もないので、マイクを受け取る。
46歳芸人、この歳にして本腰を入れて映画に参加。
カメラのレンズがこっちに向く、レンズもぎゅっとアップになっていくのが分かる。
息を吸う。自分でも分からない。一言目どんな言葉が出るのか。
「開場しまーーす!」
係員が大声で発する。扉が開き、我先にと席を取り出す。
「出演者の皆さん、一旦裏へどうぞー。」
あれ?僕、一言も話してへんけど?
裏へ行く扉に向かう紗理奈がニヤニヤしてる。
前者やったのか!
アイツいやらしい事するなー
裏のロビーに通されると、野性爆弾 くうちゃんが座ってる。
あとスタッフ、出演者が数人。
濱口も居る。電話してる。くうちゃんと濱口の間に座る。
「にゃんにゃーん、わんわん!あれ?おらんかなー、もしもーし、、」
留守電モードになってる家電話に呼びかけてるのか
「兄さん、何情けない事してますのん!」
他事務所やけど、くうちゃん言うなー。
そんな事より、紗理奈や!!アイツ!
「ありさん、面白かったですねーー。」
振り返ると、紗理奈が見下ろし笑ってる。
ピピピピッ!ピピピピッ!ピピピピッ!
ん?
目覚ましで目を覚ました。
夢でした。
完成試写会なんてありません。
映画なんて撮影してません。
そんなメンバーの映画なんてないでしょ?
胸に挿した花?
何の花かも知りませんよ!
ぜーーんぶ夢!
紗理奈と食事行き過ぎたんかな。
ただ、起きたら枕がびしょびしょに濡れて
ません!!
本日、金曜日。
結局、泣けませんでした!