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フロー状態とは1つの物事に没頭し高いパフォーマンスを発揮できるような精神状態のことです。
今回はフロー状態について考察いたします。

子供を観察していると何気ない日常の1つ1つの行動にフロー状態に至っている様子が感じられます。
例えば子供はトイレの中でもよくフロー状態でいます。少年にありがちですが、小便をする際に、よく「シー」と声を出しながら用を足しているのをよく見かけます。
また、危険行動として子供は注意されがちですが、遊んでいたボールが道路に飛び出した時、危険に一切注意を払わずボールを追いかけ道路に飛び出したりします。

しかし大人になれば大抵トイレではトイレとは関係のない考え事をしながら用を足しますし、ボールが道路に飛び出ても急に飛び出したりせず車がきてないか確認してからボールを取りに行きます。
これらの日常的な行動の違いから、大人は子供に比べてフロー状態になっている時間が少ないということがわかります。

ではなぜ大人になるとフロー状態に成っている時間が減少するのでしょうか?
それは、頭の中に現在の自分の行動(状況)よりも重要な出来事が存在しているからです。
例えばとても大好きなテレビ番組が流れているときにそれを見ながら勉強していても手につきません。このように現在の自分の行動よりも自分にとって重要な出来事が存在していれば、現在の自分の行動には集中できないのです。

また、知識が増えたり責任の幅が広がると、様々なことを考慮して生きていかなければはならなくなります。
車にぶつかると死ぬかもしれないということを知ると、車の危険性を考慮しながらボール遊びをすることになります。
加えて、大人になると社会的責任やお金、仕事の悩みなど様々なことを考慮しながら日常を過ごすことになります。
考慮する事柄が多ければ多いほど、
また、考慮する事柄の重要度が高いほど、フロー状態は作りにくくなるのです。

フロー状態を作るには、「現在の行動に関する情報以外、一切の記憶・情報を遮断する」もしくは「現在の行動の重要度を一番にする」の2つです。

完全なフロー状態を作るのは難しいですが、フロー状態に近づけていくことは誰にでもできます。
例えば食事を食べているときはテレビ消して目の前の食事に集中するとか、部屋を掃除して無駄な情報を排除するといった物理的な環境を変えるだけでもフロー状態を作りやすくなります。
また、価値観を変える、やらなければいけない(やりたい)と思っていたことを減らす(やる、諦める)といった、精神的な変化でもフロー状態は作りやすくなります。
さらに細かいテクニックとして、時間を決めて取り組むといったルールを作る、安全な場所(リラックスできる場所)で行う、計画を立て自分にとって重要なこと(やらなければいけないこと)を時系列に整理しそのときそのときに目の前のことに集中する(他のことは考えない)といったテクニックでもフロー状態は作りやすなります。

一気に全部を実行するのは難しいと思いますが、1つ1つ実践し習慣化させることでフロー状態を作りやすくなるのではないでしょうか?

まとめ
  • フロー状態とは1つの物事に没頭し高いパフォーマンスを発揮できるような精神状態のこと。
  • フロー状態にならないのは頭の中に現在の自分の行動(状況)よりも重要な出来事が存在しているから。
  • 考慮する事柄が多ければ多いほど、また、考慮する事柄の重要度が高いほど、フロー状態は作りにくくなる。
  • フロー状態を作るには、「現在の行動に関する情報以外、一切の記憶・情報を遮断する」もしくは「現在の行動の重要度を一番にする」の2つである。