こんにちは!
さて、前回グラブ型付けの準備として「下ごしらえ」のお話をさせていただきましたが今回はその作業の1つの「逆トジ」(ギャクトジ)について公表できる範囲になりますがアップさせていただきます‼️
正直"タダの革紐の向きだけ"と簡単に考えておりましたが意外と影響が大きい事に改めて気付かされました…
最近よく耳にしますがそもそも「逆トジ」とは何なのか❓
ひとことで言うと、グラブの親指の向きの調整と捕球面の拡張です。
写真を見ていただければ一目瞭然‼️
加工前と加工後では全く別モノです‼️
実際に加工前と加工後のグラブを見比べた事が無かったのでこんなに変わるのかと驚きましたΣ(゚д゚lll)
要するに、グラブのウェブよりで引っ掛けて捕球したくなるイメージからしっかり手のヒラの真ん中でも捕球できるグラブに進化させる事なんです(^o^)
写真でもわかるように、土手部分の「とじ紐」の向きを変える事によりグラブ内側と外側の革を適度にずらしより素手感覚に近いグラブに生まれ変わらせます(^ ^)
但し、革紐を引っ張る向き、強さはグラブ1つひとつ違いポジションや個体差によって全く変わりますので状態を見ながらの作業となります💡
よりハイレベルな野球を目指すプレイヤーにとっては欠かすことの出来ない作業となる訳です✨
※尚、真ん中での捕球の重要性については「久保田スラッガーとグラブ型付け」編をご覧下さい‼️
「安心して下さい❗️締め直していますよ❗️」
芸人安村さんの如く
弊社のグラブ型付けでは商品の状態に関係なく逆トジを行ってから手を加えます。^_^
初めから逆トジになっているグラブも当店で「締め直していますよ‼️」
★本日の気になる一品★
今日はグラブの老舗工場「ジュンケイグローブ」の「伝統のグリス」です‼️
これはイイです‼️超ぉ〜オススメです‼️‼️
直塗り出来る捕球面専用の保革油です(^-^)
最近グリスの使い方を勘違いしている残念なメーカーさんやショップさんが増える中さすが超老舗グラブ工場の「ジュンケイグローブ」さん✨
ブレない商品作りに脱帽です(*゚▽゚)ノ
本来のグリスの目的である捕球面の耐久性の向上、リペア的要素、保湿維持に優れた一品です‼️
※一般的なグリスの説明はブログの「グリスって何?」編をご覧下さい。
表革と裏革の間に入れずに直接捕球面に塗ることにより使い込んですり減った捕球面がバッチリ蘇ります👍
ジュンケイ「伝統のグリス」
¥1800+税