設定はリアリティのためにある訳ではない、「解りやすさ」のためにあるのだと、いい加減理解しよう。
人間の設定、特に好みなどはコロコロ変わる。それこそが「リアリティ」だ。

例えば僕は今大のビール党だが、大学時代はまったく苦手だった。
同じように納豆が食べられなかったが、友人宅に泊まった翌朝朝食に出され、急に好きになった。

必ずしもきっかけがある訳ではない。
人はなーんとなく何かを好きになったり、嫌いになったりする。
大好物を無性に食べたい時も、食べたくない時もある。
それが「リアリティ」だ。

その辺を突いて批判するのはやめよう。
確かに「解りやす」くはないが、「リアル」でないことはない。


それとは違うレベルでの「キャラブレ」は存在する。それは感情の繋がりだ。
数秒前まで泣いてたキャラが急に笑いだしたら、そりゃただのホラーだ。
そこは綿密に設計し、説明しなくてはならない。

日テレの番組。
今クイズ出した。


「『シン・ゴジラ』で撮影中庵野総監督が必ず持ってたものとは?」


正解:スマホ。




あのさぁ、


スマホは誰でも持つだろがぁ!!!!!!

何故だか解らないが、暇さえ空けばプロ野球選手の記録を調べるのが癖になっている。
特に古い選手。

実は子供の頃から、巨人に関しては選手名鑑を持っていた。
だから巨人の選手はだいたい知っている。
歴代監督の名前はだいたい言える。

ただしクイズ王じゃないので憶えられない。
例えばイチローのメジャーでの最多安打記録は262本だが、記録年が出てこない。


記録を知っていると気づいてくるものがある。
例えば王貞治の生涯打率は.301だ。
そしてビックリすることに、引退した80年、ホームランを30本も打っている。
どうして引退する必要があるの?といろいろ訝しむくらいの数字だ。

そこにこういう推論がある。
引退年、打率は.236まで下がった。

そうなると、翌年も似たような成績で終わってしまうと、生涯打率が三割を切ってしまうのだ。
それを思って引退に踏み切った、と。

あくまで推測に過ぎないが、「世界の王」である以上、そこにこだわったのではないか、と。
まぁそれを言い出したら他にもいろんな憶測はできるのだが。


他にも、今年のWBCでもベンチにいた権藤博は「権藤、権藤、雨、権藤」と言われるくらい、とにかく投げまくった。デビューしてから二年連続で30勝以上している。
しかしあっという間に肩を壊し、投手としては(実働)たった4年で終わった。
30勝投手がたった4年はあまりに酷だ。
それを後悔した権藤は、指導者になってからは極力投手の完投を抑え、かつ画期的な「中継ぎローテーション」を確立し、投手の肩の消耗に気遣ったという。

一方で、同じくエースなのに短命で終わった藤田元司は、逆に監督時代は槙原・斎藤・桑田の三本柱に完投主義を要求し、大きく育てている。


そういう、記録から見えるドラマというか、人の心の動きというものが、好きなんだろうね。
でも記憶力ないから憶えられないけど。


最後に思い出すのがベーブ・ルース。
彼は投手として、なんと最高24勝している。
かつホームランキングとして長く君臨した(同時期に記録した訳ではないが)。
バケモノだ。

だから、大谷にはなんとなーくの二刀流で海を渡るのではなく、やっぱり記録にも残ってほしいんだよね。
このエントリーの結論はそこ。

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