いろいろと批判をされている小沢氏の本件コメントですが、基本的にはまったくの事実だろうと。


http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080123k0000m010063000c.html
 いまちょうど中国での事業の撤退戦をやっていたところなのだが、いやもう凄いことになってもおかしくない。バブル崩壊とかいうレベルの話ではなく、本当の意味で社会における富の偏在の辻褄が合わないわけです。かつて文春新書で書きましたけど、いざ慌てて引き上げようとしてみると、それはそれは妙ちくりんなことがたくさんあるんです。


 では中国政府が無能だったかと言われるとそうではなくて、むしろよく保ったほうだと私は考えております。昨年下期にはすでに中国のバブル崩壊でうんたらというスタディは各所でやっていたと思うんですけど、もっと早く危機が表面化してもおかしくなかったかと感じる次第です。


 純経済的には、日本の地位が相対的に低下して、というのはその通りでもっともなんですが、いま中国が無視できないのは本当に崩壊しかねないからで、市場に精通した経済人ほど楽観視し過ぎているきらいがありまして。


 だから、小沢氏は「なぜ日本の心配をせずに、まず中国なのだ」という批判があるとのことでしたが、状況からするに中国で政府が倒れかねないぐらいの大きな障害が発生したとき、日本はその意志に関係なく巻き込まれることは間違いないのだということを知っておられるのでしょう。


 まだ上海閥がどうとか政治的なつばぜり合いをしていたほうが、中国の権力闘争という意味では健全だったのだろうかと思えます。下手をすると大躍進政策よりもマズいことになるかもしれません。しかも、ゆっくりと。