有識者会合にうっかり顔を出して、死ぬほど消耗している間に、凄いタイミングで興味深い事件が続発したわけですが… 深夜早朝まで大騒ぎでした。もちろん、国内の部局が騒いだところで何ら解決するわけではないのです。ただ、興味対象を等しくする海外部局もまた興奮しているわけで、その興奮を共有するのもまた仕事の一環、ということでしょうか。

 その積み上げた頂点には当然のことながら蛤さんと戦国が鎮座まします一方、深刻な海外の有事対応以前に、我が国元首の脳内が有事であるのが興味深いです。

http://twitter.com/hatoyamayukio/status/11983095503
[引用]昨晩は、ポーランド大統領機墜落、緊迫するタイ情勢などへの対応に追われました。「カチンの森事件」の追悼式典への大統領の強い思いが、この悲劇につながったのでしょうか。あらためて、ポーランド大統領をはじめ亡くなられた方々に追悼の意を表したいと思います。
 インテリジェンスという言葉をあんまり安易に使うべきではない、と思うんですけど、海外の情勢分析においては技術的な革新が手法の刷新になかなか結びつかないというジレンマはあります。良質な情報はネットに流れないし、緊急度が高いほど情報の精査は不可能になるし、何より戦略に結びつく交渉は重要な情報や判断に基づくからそれを察知する手段は最終的に人間の五感に頼るほかない、ということになるわけです。

 現場では状況察知が充分行われているのに、それを報告する先である上のほうへ届かなかったり、握り潰されたりするのは洋の東西を問いません。日本だけの問題ではないのは自明です。とりわけ、有事の際には。

 前掲の鳩山発言は、まず間違いなく鳩山さんの素の発言だろうと思います。何の計算もそこには含まれておらず、彼にとって最高確率の状況認識と、最高級の追悼の言葉を紡いだ結果、凄い発言になっちゃったわけです。で、意外にスルーされるかもしれませんが、「…対応に追われました」との発言が含まれていることから、現在の日本の情報機関や外務省から現状知りうるすべての情報がタイムリーに鳩山首相にインプットされたことを意味します。

 そのアウトプットが「「カチンの森事件」の追悼式典への大統領の強い思いが、この悲劇につながった」という不思議な準公式声明であるわけで、しかもタイ情勢への言及がないことから鳩山さんの脳内は「かちんの森>>>タイ情勢」という不思議な感じになるわけです。

 別にまあしょうがないんだけど。選挙で勝っちゃったんだから。

(追記 00:18)

 こちらも参照。

http://togetter.com/li/13807