脱毛ラボ「ミュゼがやられたようだな…」

TBC「ククク…奴は脱毛大手四社の中でも最強…」

銀座カラー「駄目じゃねーか」



脱毛エステ大手のミュゼ、任意整理 社長「事業は継続」

http://www.asahi.com/articles/ASHB63PJ1HB6ULFA008.html



 ということで、脱毛サロン最大手のミュゼを運営するジンコーポレーションが任意整理に追い込まれてしまいました。誰ですか、そんな通報をしたのは。


 個人的には、以前から指摘している通り脱毛とはいえ不可逆な治療である以上、医療法違反に問われる疑いの強いサービスであって、医療脱毛と「エステ脱毛」なる線引きが謎だというのはかねてから界隈で問題になっておったわけですが、先に役務サービスの前受金を売上に計上していたので粉飾を疑われて整理に追い込まれるとか行政からすれば消費者被害が最悪な形で出たことになり困惑を隠せません。



 アリバイというわけではないのでしょうが、とりあえず偽装医療施設を開設したかどで小口のネタは出ておりますが、そろそろまじめにこの手の医療紛いエステは考えないといけないんじゃないかと思うわけです。



無資格で医療脱毛、美容外科病院部長らを医療法違反容疑で逮捕

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=120332



 この場合も、勤務実体の無い医師に診療所の開設者として登録してもらっていたわけで、患者からすれば医師だと思って行ったら元ヤンキーのアルバイトエステティシャンしかいなかったという悲劇が繰り返されるのでして、この辺からどうにかしないとなあと思います。



 何しろ、美容医療というカテゴリーだけで(審美歯科も含まれるんですけど)2014年には消費者生活センターに2,465件もの相談が寄せられている状態なので、如何したものかという一方、美容医療は医療法に守られ特定商取引法によるクーリングオフや中途解約の対象となっていないため、悪質なことをしようと思えば結構いろんなことができる状態であるのも事実です。しかも、悪徳医師ほどいろんなクリニックをホップしながら実態隠しをしたり、被害が露顕しないような診療経過の改竄や捏造をしたりするケースも後を絶たず、患者側が証拠を出しづらいのをいいことに大変なことになっております。



 なので、審美歯科から脱毛、痩身エステ、ネイル、マッサージにいたるまで、もう少し被害実態が減るような方法をどこかで考えないといかんでしょう。しかも、いま開業医の診療報酬が高いとか問題になっとりますが、その平均値や中央値を引き上げているのが他でもない保険外の美容整形外科でありまして、そういう高額診療報酬に見合う治療をしているクリニックが多いとはいえ不良業者の摘発は進めていかないといけないんじゃないですかね。



 それらの守り神、というほどではないけど魔除けのお札ぐらいにはなっているのが医師会や日歯連といった業界団体です。この前、裏金2億円のかどで日歯連は摘発されました。



日歯連が政治資金裏金2億円で摘発の巻

http://dailynewsonline.jp/intro/1018611/



 もうこうなるとギャグなんですけど、それもこれも、まっとうな医療行為だけで充分な収入をクリニックで上げるにはいろんなテクニックが必要になるというニックニックした感じがだるいんですよね。厚労省も保健所もセンターも頑張っているだけに、うまくこのあたりの社会問題を拾って、立法化してくれる議員でもいればかなり解決するんじゃないかと思いますが、どうなんでしょう。あんま票にならなさそうだから興味ないのかな。