外交ウォッチャー的な謎の肩書きでインタビューが掲載されておるのですが、ご関心のある方は是非ご笑覧いただければ幸いです。



 何と申しますか、もしも安全保障の世界で王監督がいたら「賢人にも格というものがある」と批判されそうで、文字通り1995年の「伊良部小宮山ヒルマン河本成本らで強力投手陣が形成されてチームも二位へと躍進したため、いつもと変わらない園川も好投手に祭り上げられる」状態になっております。とっても園川な気分で一杯です。







 ムックとしては、安全保障を語る上で必要な領土問題や周辺事態に関する法整備、あるいは自衛隊や海上保安庁といった関係組織の状況や課題が丁寧に整理されておりますので、私の意見はともかく参考図書としてお読みいただけると良いかなあと思っております、はい。


 基本的には、情報分野やロビイング対策といった、原則論のことが私の担当になっておりますけれども、中国経済圏に飲み込まれていく過程にある韓国と、日米安全保障の再定義を行い民主主義など「普遍的な価値」を守る陣営に残る国民判断をした日本との対比、さらにはエネルギー安全保障上抜かすことのできない台湾からマラッカ海峡までのシーレーン防衛とASEAN情勢、日露印という対中戦略はどこまで現実味があるかといったグランドデザインのところまであますところなく語ろうと試みているのが本ムックであります。



 民主党政権下にあっては、民主党の外交方針の発露というよりは周辺国の国ごとの事情に翻弄されながらも、一定の成果を出し、また対韓、対中外交の先鋭化とその対処の道半ばといったところでの年末衆院選ということでありまして、タイミング的にも整理するのにもってこいなところです。



 抑止力という点では当然のことながら艦艇やミサイルといったハードウェアの問題が多々あるわけですけれども、その抑止力を発動させる前段階の外交的な枠組みというのは文字通りソフトウェアの世界でありまして、安全保障に直結する法律から条約、バイかマルチかの条件闘争といったところまでの構築はとても大事なものです。ここがうまくいかないと、いくら海上保安庁が優秀でも、あるいは自衛隊がモラール高いし練度も上だといっても、実力を充分に活かすことができないのですね。



 そういった議論は、むしろ遍く国民の議論として興していかないといけないんでしょうが、ともあれご関心のある方は是非手にとってお読みいただければと思います。よろしくお願い申し上げます。