高田監督が借金19もこさえて、何だかにわかに休養してしまったと思ったら、小川ヘッドが小川監督代行となって二ヶ月。あっという間に借金を返済して五割復帰してしまいました。

 今日は横浜相手に大勝利、守備固めのはずの福地や鬼崎に面白守備が飛び出したりしつつも、文字通り横浜を一蹴、という感じで。凄いですねえ、ヤクルツ。やればできる子、とかそういうレベルじゃなく、課題だった先発陣が安定し、打線もホワイトセル加入や調子重視の起用が大当たりして投打が噛み合い放題です。
● レフト畠山

 当初、外野にホワイトセルを起用して、その絶望的な一歩目の遅さに気づいたベンチが繰り出した奇策がレフト畠山。ファーストの守備はまずまず良いホワイトセルは一塁に固定し、三塁は2,000本安打を控える宮本がまだ頑張っており、とはいえ負担を考えると宮本をショートに回せない、だからサードに畠山を置けない。

 よろしい、ならばレフト畠山だ。

 まあ、少し前までレフトはラミレスだったことを考えれば、太った置物を置いといても問題は少なかろう、広い球場になったりあまりにも酷いようならまた考えよう、という話だったのかもしれないんですけど、これが大当たり。

 一時期は、「ぶたけやま」とか酷評されていた畠山、肩はまあまあ、課題の守備も足が遅いことを除けばクッションボール処理も何気にうまく打球判断も合格レベルだったというオチで、普通にレフト定着でいいんじゃねクラスのお方でありました。まさか俊足の不調・福地の代役が球界でおかわり中村に次ぐデブ畠山になっちゃうあたりが小川ヤクルトの柔軟性なのかなと思います。

 スライディングキャッチのような技は魅せないけど、京セラドームで深めに守った畠山が三塁線の打球を素早く処理して二塁打にしなかったのを見て、素直に感動いたしました。みくびってすいませんでした。

● 浩康

 微妙な不調もあって、高田監督に干され気味で、何故か野口と併用までされていた田中浩康が出塁率四割の大活躍。高田時代の浩康は何だったんだろうと思うぐらい、堅実な守備としぶとい打撃と地味なキャラクターでよく頑張ってます。

 青木が一番に固定されたのもあって、青木と勝負を避けても浩康というのは微妙に嫌らしい。ただ、相変わらず差し込まれたり無理に流してゴロ打って併殺ってパターンが多いけど、この前は変態流し打ちでホームラン打ったりしてて、四死球はチーム最多の60、そして三振はわずか38。小川さん効果なんでしょうか。

http://www.youtube.com/user/YS2010HR#p/u/56/y9a5CsK1dr8

● 魔将ガイエル、海に出現

 コミュでネタが出ていたんですが、二軍で鋭気を養っておられるガイエルさん、オフにご家族で海に繰り出しておられるようです。少し腰痛があるんだそうで、しばらく練習も別メニュー。

http://kssurf.at.webry.info/201008/article_9.html

 ファームでは3試合7打数3安打、1四球1死球でOPSは1.130。少ないチャンスでしっかり死球を頂戴する魔将、よきところで是非神宮で暴れていただきたいものです。

● 松井光介

 シブい顔の敗戦処理、松井光介が帰って来た! 一軍に上がるなり沢山登板、何と言うか松井のシーズンであります。相変わらず地味なのがいいですね。押本の調子がいまひとつ上がらないのと、増渕も登板過多がたたったのか肉離れで戦列を離れる中で、スワローズの負け試合を支える貴重な処理要員として輝いています。

 本来は、橋本や萩原の出番ももっとあるのかなと思っていたんですが、橋本や吉川があそこまでWHIPが悪いとどうしようもないし、萩原もようやく投球を再開したばかりのようなので、しばらくは松井やデラクルスで我慢、という感じなのでしょうか。川島亮やユウキ、高木あたりもうまく調整して上がってきてくれるといいんですが。

● 佐藤真一

 放送中、ベンチの小川代行が映ると必ず横でむずかしい顔をして存在する佐藤真一。まれに素晴らしい精肉業を営む城石がランナーを本塁で憤死させるたび、凄く複雑な表情をしていて微笑ましいわけですけれども。

 伊勢さんが帰ってきて、かなり体制が引き締まった部分もあるのか、放送で垣間見えるベンチのムードも随分変わりましたねえ。とはいえ、借金返済は単なるスタートライン、ここから一個でも貯金を増やして上を目指していって欲しいところであります。