月別アーカイブ / 2018年07月

 なんか剛力彩芽が財界人との交際をInstagramに掲載したことがバッシングの嵐に遭い、いままで投稿した内容をすべて削除に追い込まれたとニュースになっていました。

剛力彩芽さんがインスタ投稿全削除を宣言! そのことに「ZOZOTOWN」前澤社長の反応は? https://rocketnews24.com/2018/07/23/1093832/

 まあ、ここまでなら「まあネットでは言いがかりを受けるケースが多いですからな」で終わる話ですが、ここ二週間ぐらい、剛力彩芽に関する微妙な情報の週刊誌などへの持ち込みが増えており、その中には真偽不明というにはちょっと行き過ぎる感じのネタまで出てきていて、これは明らかにいろんな人の仕掛けがあるのではないかと思うわけです。

 剛力彩芽に関して言えば、特定の事務所によるバーターや押し売り、ごり押しが酷いと話題になるぐらい、一時期は逆風にも見舞われていたわけですが、ただ、現場で剛力彩芽の態度や仕事ぶりは評価されていて、性格が良いのでご指名になったケースも身の回りにあったために、ごり押しネタも話半分ぐらいなんじゃないかと感じます。

 ところが、ここ最近のネタ乱舞はそういう過去の「あの子、事務所から売りがかかってるよね」ってレベルではないものも多く、昔の裕木奈江やさとう珠緒、あびる優みたいな”嫌われ女役”を作りに行っているのかとすら思うわけであります。

 そういうのを見ると、外野としては「YOU、幸せになっちゃいなよ」っていう気持ちになりますし、立場によっては攻撃の仕掛けをしている人も割ろうと思えば割れてしまうわけで、何の恨みか嫉妬かは知らないけれど、同じ仕込むんでももうちょっとエレガントにやればいいのに、と思う気持ちでいっぱいです。

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 ちょっと備忘録気味に。

チケキャン運営会社を捜索 京都府警、高額転売促した疑い
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20171228000012
チケキャン運営元社長ら書類送検 詐欺容疑で京都府警
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20180111000086
「チケキャン」元社長ら書類送検「誠に遺憾」 ミクシィがコメント - ITmedia NEWS http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1801/11/news109.html

 京都府警が詐欺容疑で持って行ったもののどうもいろいろ不備があるらしく、立件しても公判維持できるかどうか微妙な雰囲気なのですが、書類送検されたことを受けてフンザ社が運営するチケット転売サービス「チケットキャンプ」も畳むことになっております。

 話では、なぜか「ジャニーズ通信」が槍玉に挙がっていますが、これ、あくまで書類送検で引っ張るためのテクニカルな問題に過ぎないはずなんですよね。

[引用]

同社は、ジャニーズ所属タレントの情報サイト「ジャニーズ通信」なども運営しており(6日に休止)、ジャニーズ事務所の商標権を不正利用した疑いがもたれていた。

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で、今日になって他のチケット転売サイトにおいても、興行主が設定していない高額転売に関しては順次問題視するという方向で話が進むことになったとのことで、個人間の取引においても顔認証を含む購買者本人の認証がつくものについては転売不可、転売を斡旋した場合には利用不能なチケットを販売する詐欺行為という認定に一歩踏み出すって感じでしょうか。厄介な話になったものです。

 そうなると、プロ野球やプロレスといった席指定のチケットも購買者認証がついたら転売者死亡ですし、宝塚も松竹も概ねアウトになります。大丈夫なのかそれでって気もしますが、そういう流れであることには変わりはありません。ただ、この手のイベントって、その場の勢いで「どうしても行く!」と思ったものの、その日に体調が悪かったり、外し難い用事ができてしまったり、行けないときは誰かに譲りたいという気持ちにもなるわけですね。そのときに、第三者転売ができない仕組みであると来る人も困るので、やはり興行主が転売用の仕組みをどこかと組んで、もしくは自前で用意しないといけないのではないかと思うわけです。

 京都府警的には、どうもイベントやライブに行き、体験を得ることを財産権と分類したようにも見えます。それであれば、参加できないイベントのチケットを本人認証ごと第三者に譲渡したとき、その第三者は本人ではないのだから詐欺だっていう構成なのかもしれませんが(関係者や京都府警の担当者によって微妙に言うことが違うので、違う構成の可能性もあります、これはあくまでわたしの理解で、要確認です)、一方で財産権と規定するならばその人の意志で譲る権利も持ち、むしろそれを制限することのほうが違法じゃねえのかという感覚を持ちます。

 その意味で、万が一そういう方向であるならば京都府警は勇み足であった、しかしその勇み足があったがゆえに、チケット転売問題は興行主側(または業界団体側)が流通の仕組みを自前で用意するようにしましょうという流れになるのでしょうか。

 印象的だったのが、ガサ入ったあとの関係者ヒヤリングの席で興行主やアーティストが口を揃えて「カネが欲しくてライブをやっているわけではない。人気があるからチケットが高く流通するというのは光栄だが、ビジネスだけではなく、来たいと思ってくれる人に来てくれる仕組みのほうが重要だ」といって、いろんなものが突破されていったあたりでしょうか。まあ、本当に熱心な高校生が払う3,000円と、どっかの金持ちが姉ちゃん連れて叩きつける10万円では前者の方が「人間的にも文化的にも価値がある」と言い切れる音楽業界関係者が多いのは救いでしょうか。

 一方で、”体験”も財産権だとするならば、しっかりとした二次流通の仕組みを用意しなければ、同様の問題はたくさん発生します。フンザ社はよりによってジャニーズ事務所に無防備で戦いを挑んでしまったわけですが、周到にやっていればジャニーズ事務所の無理筋や横車は簡単に排除できただけに惜しい部分があります。

 今度は京都府警が返す刀でAKB商法に踏み込む話もあるようですし、この手の話は「何が適正か」って議論にはもってこいの題材ですので、興味を持って見守りたいと思います。


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 Twitterで人気を博し、そのまま週刊SPA!の連載までやっている猫組長… いろいろ界隈では言われる人ですが、何分この人は「本物」なので、ある意味で頭のいい暴力団関係者が足抜けをするときのひとつのモデルケースとして見ておくと面白いんじゃないかと思うんですよ。



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 で、本書で書かれているエピソードの何件かは、カタギど真ん中で仕事をしている私にとっても大事な(気の毒な)事案で良く知っているものなのですが、猫組長は本書で過不足なく、特定方面に問題のなさそうな範囲できちんと配慮して原稿にしています。知っている事項においてまったく嘘はないという意味で、私は猫組長の書いたこの本は信頼できると判断してお薦めすることにしました。

 なお、猫組長と私は共通の知り合いこそ多いようですが、面識はありません。たぶん、今後も会うことはないでしょう。でも、サイバー空間というのは面白いもので、本来なら絶対に同席してはならないような人間同士がTwitter上では楽しく絡んだり情報交換したりできてしまうという良さもまたあります。

 不動産取引のような王道だけでなく、パナマ文書や仮想通貨、コンテンツ投資など、ある程度お金をもって界隈をうろうろしていると、どうしてもややこしい案件に出くわすことがあります。私たちのようなヤクザではない人間からすると(まあ確かにファンドやったり金を持っていると声を掛けられやすいという事情はあるとはいえ)、なんでそんな面倒くさいことが起きるんだろう、どうしてそこで揉めるのだろうと思うことがあるのです。

 高い山を登るのに、ある方角から登っている私たちのルートと、猫組長のような「本物」が登っているルートとでは、同じ山なのに見える景色が違い、またお互いの姿が分からない、ということがあるわけなのですが、本書はそういう「国際金融とは何か」とか「お金が動くカラクリとはどの辺にあるのか」をこっそり教えてくれる内容でもあります。

 いま、デジタルハーツHD社の社長に収まってる玉塚元一がコンビニ大手・ローソン社経営者時代に5兆円を無利子で借り入れるというクソみたいなM資金に引っかかった話から、コインチェック社が犯人はヤス状態で顧客の預かり資産をごっそり溶かしたうえに問題のある勢力に資金が流れていく仕組みでなぜ仮想通貨が暴力団にとって大事なのかといったところまでそれなりの具体性をもって説明されているのが印象的です。

 そして、ドル支配とは何なのか、そのドル支配のルールの下で行われている国際金融の、裏をかいて儲けてきた猫組長の足取り、さらには犯罪収益・マネーロンダリングの仕組みや、仮想通貨のようにドルを介さない取引の貴重さといったところまできちんと網羅されているのはさすがです。

 難点があるとすると、まあ、本当にかっこ悪い話は書きづらいのだろうなあとは思います。相手のあることですから、このまま猫組長が20年近く物書きを続けていけば、スパイ小説の大御所のフレデリック・フォーサイスがそうであったように、いずれ自分の足跡を小説にすることもあるかもしれません。

 私個人としても、学びが多かったし興味の尽きない内容でした。ご関心のある方は是非どうぞ。

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 …と、どうでもいい命題をタイトルに掲げたのは、長い会議の中休みに入った割にやることがないのでヒマだからです。

 で、さっき畏友(松平健に似ているのでマツケンさんと心の中で呼んでいる)が「ネタフル15周年!」と叫んでいました。よく考えたら私も個人ホームページを1996年に、ブログを2002年に開始しているので、そこから逆算すると22周年とか16周年とかいう意味もなく長い年月この界隈に携わり続けてきたことになるでしょうか。

ネタフル的ブログ生存戦略 〜15周年に寄せて http://netafull.net/diary/058176.html

 ネタフルの理に適った生存戦略はぜひご覧いただくとして、そこに4つのメソッドが書いてありましたが、私の場合おおむね逆のことをやっていることに気づくわけです。

■ブログは演歌の世界か?

 ネタフル的には「自身をタレント化する戦略というのはかなりタフではないと継続できないのではないか」と問いかけます。実際、自分をタレント化した結果、ネタ探しに埋没して、ブログと本業や子育ての両立ができなくなって「あの人はいま」状態になっているブロガーはたくさんいます。

 一方、ネタフルや私もそのうちの一人ですがそういう人が抜け落ちていった溝を埋めるようにして生き乗る人たちもいます。これを「生存戦略」というのですが、ネタフル的には「自分が年を取れば書く話題も年を取ります」と考えているようです。

 私の場合、歳をとっても「間口を広げるテーマで執筆する」か「いろんな年代のトレンドをサーチして、複数の年代の橋渡しになるような記事を書く」ことで乗り切ってきました。お陰で、ニュースサイトやアプリからの流入はここのところずっと20%近くが20代、平均年齢が30代前半の記事も少なくなくなりました。

 ある意味で「ジジイであるがゆえに読まれる」モードに入れるかどうか、それでいて、厨房の心を忘れずにやっていけてるかというのは大事なんじゃないか? と思います。

■ネタフル的ブログ生存戦略とは

 ネタフルは「ネガティブなことを書かない」としていますが、私は「ネガティブなことが打線の中心にいる」ことが逆の戦略になっています。これは、ネタフルが多くの人たちの反感を買わないよう、それでいて新鮮な情報をうまくつまむ編集能力でアクセスを増やし広告で喰っている一方、私の場合は本業で培った知識を援用しながら、普通の人が何となく疑問に思っていることを調査能力と執筆スピードの速さで他のメディアを出し抜くことでアクセスを増やし、本業にフィードバックして生きています。

 たぶん、好気性か嫌気性かの違いであって、どちらも同じブログ、ネットでの情報配信の場でも希少性の方向が違うので違う戦術でも生き残ることができているんだろうと思うわけであります。

 その点では「楽しんで書く」ネタフルに対して私は苦行のように調べて面倒くさがりながら執筆していますし、「振り返る」ネタフルに対してアクセス解析など入れずエゴサーチなどまるでしない私は興味本位で書き続けているだけですし、「ルールを作る」ネタフルに対してネタがあり次第書く程度の決まり事しかないのが私です。

 まあ、人間が生きていくにあたって、キャリアが大切な年齢に突っ込んだ時間は、相応の経験則として身体の中に戻ってくるのだろうと思うわけでありますが、では新しくネットで表現をしようと思っている若い人に対して「こうすれば成功するよ」というような秘伝のタレがあるかというと絶対にない、ということぐらいが共通の見解でしょうか。ブログからの広告収入で生きるというのは、私にはできません。でも、価値のあるモノを書き、読まれて続けることの大切さというのは知っておいて損は無いと思います。

 何事も、続けてこそ。

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