月別アーカイブ / 2017年04月

 いくつか手掛けているアクションゲームがあるんですけど、最近は『武器よさらば』やってるんですよ。何というか、セガ謹製の大傑作『スパイクアウト』を見習ってから制作しろと言いたくなるような作品ですけど、世界観やキャラの手触りが良いので、アクションゲームとしては凡作ですけど楽しんでおります。

『武器よさらば』ひたすらかっこいい、濃厚な世界観の凡作アクション【山本一郎のスマホ情報見聞録】 https://gamedeets.com/archives/253543 
 「武器よさらば」が50万DLを突破。イベント「研究データ争奪戦」も開始 http://www.4gamer.net/games/318/G031837/20170406078/
『武器よさらば』公式サイト
http://fta.wrightflyer.net/ 

 とりあえず最初にひいた☆5の巫女さんは一段階だけできる進化を終えた後でレベルは覚醒前最大までもってきました。ただ、何というか大剣は使い勝手がイマイチです。どうも本作制作のWright Flyer Studiosに元王国民がいるのか、属性抜きでも最強に強まっている田村ゆかりか、森川智之演じる闇稼業人トウマが安定しておるわけです。即時360度発生する必殺技だけでなく、田村ゆかりはパーティー全員の削れたHPまで回復しよるのでフレンドは田村ゆかり一択になるのです。

 基本的には第三章の終わり3ステージぐらいまではポチポチとキャベツ斬りしているだけで前に進めるので、250個石溜めてガチャ11連しながら一喜一憂するしかないというゲームになっております。

 一方、うちがひいた巫女の「ちさ女史」といえば、ヘビーアタックが出るまでに時間がかかり、デブが振り下ろそうとする棍棒が見えてからでは遅いというクソ仕様で、かつ必殺技が前方のみ、さらに燃えた敵はなぜか左方面に飛んでいくので左に壁がないと追い打ちが当たらないというがっかり具合なので、少々テクニカルです。まあ、真面目にプレイすれば克服できる壁だけれども。

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 でもこういうゲームって本来は集中してポチポチやりたくないじゃないですか。風呂上りに牛乳飲みながら頭空っぽにしてキャベツをみじん切りにしていたい。『城とドラゴン』の対戦で負けてストレスマッハ状態の気休めにプレイしたいわけじゃないですか。

 しかしながら、シナリオは抜群に面白いです。ツッコミどころはあるけど、これは楽しいわ、わたし。こういう殺伐とした世界、いいですね。最高です。最高なので、早く第4章リリースしてほしいんですよね。なんですか、その第3章で「つづく」感じは。そこでもったいぶってんじゃねーぞ。

 おかげで、私同様、おおむねキャラ育て切ったフレンドがだんだん離れていくのが見えます。最終プレイが2日前とか、ああ、お前もそこまでやって投げたのか、って気持ちになっちゃうじゃないですか。ギルドも別に何か画期的に良いことがあるわけでもないし。まだギルド入ってないから良く分からないけど。

 まー、次のフィーチャーやシナリオが来るまで☆4でも育ててみようかと人相の悪いのを育成中です。というか、ガチャでいいのが来なくて彼ぐらいしか双剣で強そうなのいないんですよね。ナックルも大剣もそこまで安定せず、ハンマーにいたってはゴミですわ。なぜそんなバランスにした。

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 なんかいい奴っぽいピエロがもらえるイベント中なんですけど、個人的には大好きなキャラではあります、でもこれに課金する奴はどれだけいるのか…? 何しろ、この手のゲームでは定番の、初回課金はとりあえずお得って感じの一回限りボーナスさえもないのです。いきなり本番という。世界観も渋いけど、アプリ運営も超渋いよね。個人的には「お前らゲームを楽しめよ!」っていうGREEの姿勢は好きです。応援したい。ただそのゲームがもう少し面白いといいんだけどなあ。 

広告問題で窮地に陥ったYouTubeが具体的なトラブル回避策を打ち出してきました。しかし、「(過激主義の)動画の大半では視聴者が最低基準より多い。ターゲットになっている特定層の間ではこうした動画は人気だ」という意見も。とりあえず底辺YouTubeは淘汰されそうな展開ではあります。
YouTube、視聴回数1万未満のチャンネルは広告収入なしに
ユーチューブ、動画への広告掲載で視聴者数の最低基準導入
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まだこうした情報の判断にはAIを使えないというFacebookの発表がAIの現状を表していて興味深いです。「現在、われわれは〔リベンジポルノの発見に〕AIを用いていない。親密な写真が本人の同意がないまま共有されようとしているのかどうかを判断するには文脈の理解がきわめて重要だ」
Facebookがリベンジポルノ防止策—マークされた画像の拡散を禁止

顔認証はセキュリティ方面ではあまり実用度が高くないのかもしれません。
Galaxy S8がスマホに表示した顔写真でロック解除されてしまう動画、YouTubeで物議

Twitterが色々と事業挽回施策を打ち出してきましたが一方でかつての共同創設者は株売却の報も。
Twitter、サードパーティー開発者の信頼回復目指しAPI統合とロードマップ公開
Twitter、軽量版の「Twitter Lite」リリース--最大30%高速に
Twitterが米政府を提訴--反トランプ政権アカウントの情報要請に反発
Twitter共同創設者E・ウィリアムズ氏、同社株の一部を売却へ

米国では動画のネット配信事業競争が白熱化しそうです。
「YouTube TV」が始動--テレビ市場でミレニアル世代の獲得狙う
アマゾン、NFLのネット放映権獲得 コンテンツ配信強化

以前からこうした憶測は出ていましたがWSJが改めてその可能性を報じてちょっと物議を醸しています。
米政府、入国審査の厳格化を検討中--携帯の連絡先、SNSパスワードの提出も

最近のAppleの動向についての論考記事。
焦点:アップルが中核技術の支配加速、ARやコスト削減見据え

新しい形の労働搾取であるという論考。Uberの最近の失態続きなどもあってシェアリングエコノミー方面はネガティブなイメージが広がりそうです。
ギグ・エコノミー、「新たな貧困の種」を生み出しつつあるその実態:調査結果

ドイツがいろいろと最近のネットのあり方に対して法的な規制を検討しています。効果はあるのかも含めて色々と気になります。
SNSでのヘイトスピーチ放置で罰金も--ドイツで新法案が閣議決定
ドイツ うそのニュースに最大約60億円罰金の法案

NTTはいよいよ固定電話回線のIP化を決定。
NTT、固定電話IP移行は24年から 全国一律料金
NTT、マイライン廃止へ…全国一律料金も導入

自動運転関連の発表でセキュリティ面への言及が多い点が興味深いです。
自動運転で走れるシステムを公開 ルネサス
ルネサスの「レベル4対応自動運転車」に試乗

ネタ的な話題ですが、財務省の佐川理財局長が自動的に文書を削除しているとした答弁についてゲンダイが取材記事。そんなシステムを実際に役所で運用するのはかなり面倒そうです。
真偽を検証 佐川理財局長が言った“自動的に消去”システム

サイバー攻撃者は臨機応変にしかけてくるということがよく分かる事例。
Apache Struts2の脆弱性、ファイル暗号化のランサムウェアに悪用
ランサムウェア拡散で猛威振るった「Necurs」ボットネットが復活--今度は株価操作詐欺

米国でISPに課されていた個人情報保護に関する規制が撤廃。今後どうなっていくのか動向が気になります。
個人情報保護巡る米プロバイダー規制撤廃、大統領が法案に署名
米大手ISPが次々とプライバシー保護を表明--規制撤廃の可決を受け
米国で規制緩和の「ネットの個人情報保護」 人権団体らは大反発
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米国で専門職ビザの審査が厳格化。IT業界などを中心に世界的に色々と影響が出る可能性ありそうですね。
米政府、専門職ビザの審査厳格化 IT業界に影響も
米政府、専門職ビザの発給要件を厳格化--IT企業に影響か

民放がネット配信事業の可能性を探る一環としてまた新たな取り組みへ。
IIJと民放15社、ネット配信で提携発表
民放各社が国内向け映像配信インフラで協力。JOCDNに民放15社出資

商業メディアがネットでどうマネタイズするかについての論考。Facebookでのバズは報道メディアにはあまり意味がないという指摘。
「広告ベースのデジタルメディアは、収益に上限がある」:元BuzzFeedのジョン・スタインバーグ氏

歴史あるネットブランドのAOLとYahoo!が無くなるようです。
Verizon、買収する米Yahoo!とAOLを統合し、新会社「Oath」に

関与したとは断定できないが関与した可能性は高いという微妙な見解。
バングラ中銀盗難、北朝鮮関与示す証拠を入手=セキュリティー会社

Windows側の問題だったようですが原因が明らかにされていない点は気になります。
「PCの時計が1時間ずれる」グローバルで発生 「修正した」とMS

クレジットカードが嫌われている日本ではアメリカよりも需要ありそうですね。
カードがなくてもアマゾンで買い物できる「Amazon Cash」が提供開始

Appleとのビジネスリスクを考えさせられる話です。
アップル、「iPhone」などのグラフィックスチップを独自開発へ

 メモがてらですが、5月から再生エネルギーへの賦課金の引き上げとLNG相場の上昇で大手電力各社が電力料金の値上げを行う予定でおるわけです。ヒカキンじゃないよ賦課金だよ。


賦課金等について : 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価

http://www.tepco.co.jp/renewable_energy/impost.html

経済産業省 資源エネルギー庁

http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/surcharge.html


 簡単に言えば、風力や太陽光など自然エネルギー由来の発電の買い取りを行うために、いわゆる火力・水力・原子力よりも割高なこれらのエネルギー料金を上乗せして徴収しまっせ、という話なので、まあエコなんだからお前ら我慢しろという話です。


5月電気料金、大幅値上げ=再エネ負担増で月200円前後(時事通信) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170322-00000094-jij-bus_all


 ところが、実際にはこれらの再生エネルギーの生産を行うような大規模太陽光パネルプラントや、風力発電設備に投資をしているのは、地方都市に本拠地を置く地元の有力企業や本業がイマイチ冴えないけど機を見るに敏な大手上場企業グループ(自称ITコングロマリットを含む)です。ということは、一般の貧乏な皆さんの支払う電気代120円から200円ぐらいのうち数十円が電力会社を通してこれらの企業にお金が流れていくという、事実上の「貧乏税」になりかねないんじゃないか、という指摘はかねてからあります。


 もっとも、電力料金の値上げの決め手になるのは原油価格(WTI)が最近50ドルまで上昇したので天然ガス(LNG)の相場も上がって、いまなお発電の主力を占める火力発電所用の燃料代が上がっちゃったことです。日本経済の宿命として、エネルギー調達は海外に依存する以上、これらの価格が上がると自動的に日本の富が海外に流れ出ていってしまうことは避けられません。


 どうにかして自然由来の再生エネルギーの比率を高めたいという話になるわけですけど、そうはいっても再生エネルギーは問題多発でどうしようもない側面はあります。ドイツみたいに電気料金を2割以上引き上げて風力発電を山ほど増やした結果、不安定な電力が増えてしまって、ただでさえ高コストな風力発電で得た電気を安い値段で他の国に売らなければいけなくなる、それでいて安定した電力が足りなくなることがあるので原子力発電で得たフランスの電力を輸入するみたいな気の遠くなるようなことが起きることになるわけですよ。近い将来、不安定な電力を電力大手が買い取らないという選択に出てくる可能性もあるので、油断はできないのであります。


 一時期は、これらの太陽光や風力もあわせてIoT的な技術導入とNAS電池のような蓄電技術を組み合わせて需要と供給を予測しながら発電・送電するとかいうスマートグリッド的なものが興味を持たれていました。ただまあ、実際にはいくら需要が予測できても特に風力は必要な時に風が吹かないとどうにもならないし、蓄電してもきれいな電気にするには限界があるので、まったくスケールしないことが分かってみんな力を入れなくなりました。要するに、小規模で地元の電力の一部を賄うぐらいならまあ高利回りだけれども、産業化しよう、大規模投資にしようとなると、たちまち管理コストの増大に直面して無事死亡、ってことであります。電力系の再生エネルギー買取ファンドがしばらく顔色悪かったのは「言われているほど電力は簡単じゃないし、規模がでかい」ことが分かったからであります。


 ところが、最近になって結構無謀な再生エネルギー系のファンドがいくつか立ち上がってきたので心配になります。どれも千億単位の規模なので、前のめりにコケると大変なことになるんじゃないかと思ったりします。事業計画とか投資依頼書を見ていると、数年前にみんな取り組んで仲良く挫折した類のものばかりが並んでいて、要するに「それができるならもうみんな成功している」という内容なわけです。技術革新があるといっても、吹いてない風でプロペラ回すことなんてできないし、将来的に制度が現実的になって電力会社が「その値段では買い取らないよ」と言われたら採算が終わります。だからこそ、慎重にみんなやってたわけですね。


 シェールガス革命もバイオマス発電もほぼ同じように原油価格の低迷で死に絶えそうになったのも同様に、エネルギー価格の乱高下というのは国際情勢に大きく左右されるものです。割高なエネルギーを風力や太陽光で作って電力会社に買い取らせるのも結構なのですが、結局はその値段は一般の電力価格、つまりはご家庭で使われる電気代にも転嫁されるものである以上、夢を語った結果が貧乏人から金を吸い上げて資本家に渡すだけの仕組みにならないよう、願うばかりです。しかも、再生エネルギーに突っ込んだ投資家で本当に凄い収益を上げているところは太陽光パネルメーカーも含めてほとんどいないことぐらいまでは是非知っておいてほしいと思います。はい。

 じゃあパリ協定は無視でいいのか、COP21はどうなんだという話はありますが、再生エネルギーがこの体たらくなのでCO2削減のために原子力を増やせみたいな本末転倒な話になりかねず、現実問題はかなり厳しいわけですよ。隣の中国で質の悪い石炭山ほど炊いてあれだけ大気汚染やってる横で国際的な枠組みを強制的に作って地球の温度上昇を2度以下にするといってどこまで実現可能なのかという話になります。日本にはドイツやデンマークみたいに地続きで電気を捨てられる国はないので、これ以上電力会社をいじめないようにしながら原子力もぼちぼちやって、出口戦略を合理的に考えようぐらいの後ろ向き具合しかないんじゃないの、環境はもちろん大事なんだけどさ、という感じじゃないでしょうか。

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 我々にできることというと、誰も座ってない便座をいつも温めておくのはやめようとか、そういうレベルの省エネの徹底から入るしかないんですけどね。ハードで言えば車やめろ、アルミサッシはもってのほかだ、断熱性の高い素材を使った住宅に助成を出せとかいう話になるんでしょうけど、何年かかっていくら必要かすら分からん。商業施設でも人通りの少ないところで延々と動いてるエスカレーターとか、開けっ放しの入り口でガンガンに炊かれる冷暖房など、経済活動と文化活動は合理性ではなかなか図れないものはあります。 

 この辺の着地はそろそろ真面目に考えないと、ほんと出口がないので困りますね。はい。 

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