月別アーカイブ / 2016年02月

です。

ホウドウキョク
http://www.houdoukyoku.jp/

 で、せっかくモーリー・ロバートソンさんにお越しいただいて眠くなるまでお話していただくからには、かねてから私が興味を持っていることをモーリーさんにぶつけてみたいと思っておりまして、先日モーリーさんが興味深いエントリーを挙げておられました。

 左派運動はなぜ力を持たなかったか? ? 3.11以降の5年間を振り返る - モーリー・ロバートソン
http://blogos.com/article/151911/

  このあたりのネットとリテラシー、健全な検証能力や批判精神の話をしつつ、国際情勢と日本、日本の立場はなぜ海外に認められないのかなあ、その発信内容の是非について、過去にモーリーさんがTwitterでかなり深く言及されてきたこと、またニコ生のモーリーロバートソンチャンネルも興味深いんすよね。

モーリーロバートソンチャンネル

「MORLEY ROBERTSON SHOW」最新アーカイブ

モーリー・ロバートソン氏の独白が面白い! 共産党と脱原発運動について、「Jam the WORLD」降板に至る経緯、脱原発運動の今後のシナリオなど

 これらモーリーさん独特の世界観も含めて、ちょっと違和感のある対話をできたらいいなと思っております。よろしくお願い申し上げます。

先日、4gamerにリプレイを寄せさせていただいたところ、あんなマニアックなAARがデイリー2位の閲覧者という名誉を頂戴しまして感無量です。やはり、日本には隠れ廖化ファンや凡将マニアがたくさんいたのだということが分かり、私の目に狂いは無かったのだと思う次第です。

【山本一郎】「三國志13」プレイレポート――三国志時代の健康優良児「廖化」は凡将で終わるのか? 社会の荒波に揉まれて目指せ立身出世!
http://www.4gamer.net/games/302/G030244/20160218068/
 



 で、このところの夜の楽しみの一つが裴元紹プレイです。やー、雑魚いですね。普通にプレイすると敵陣に突っ込もうものなら戦死待ったなしなので大変なんですけど、そこをどうにか頑張るのがいいわけですよ。

 2016-02-14_00002

 さすがに采配戦闘にも慣れてきて、位置取りとか効率のよい攻め方などが何となく体得できるようになって、倍ぐらいの敵なら何とか対処できるような雰囲気にはなってきました。それでも負けるんですけれども。でも最初から強かったら面白くないじゃないですか。

 私ね、思うんですよ。例えば、いまの日本で頑張って活躍して、2000年後に見知らぬ土地でゲームにされて、未来のプレイヤーに「何この山本一郎っていう武将、平凡な名前だし能力的にも使えねえな」と言われていたとしても、自分の名前が残り、善行も悪行もなんだかんだでフレーバーに残り、名前を語り継がれるというのは素敵なことなんだと思うんですよね。

 たとえ裴元紹が槍得意なのに特技が「弓攻強化」だったとしても泣きません。人生と同じく、与えられた環境、持っているDNAで目先の現実が無理ゲーでも立ち向かっていくしかないのです。全治全霊を尽くして、能力を整え、やる気を出して生きていくのが人生と言うものなのでありましょう。

 そういうわけなのですが、問題は本作『三國志13』のAIがちょっとクソいです。なんつーか、せっかく太守になって「お前の方針聞かせろよ」と言われても、意見が通る気配がまったくありません。どういうことなの… さすがにバージョンアップして突然太守をころころ変えられて、断って君主の機嫌を損ねない限りいつまでも転々と勤務地を変えられるというバグはなくなりました。ただ、相変わらず突きどころはたくさんあるゲームです。

 まあ、そういう理不尽も飲み込んで、可能な限り空想の世界で馬を駆り戦に身を委ねるのがシミュレーションゲームの醍醐味ということで。はい。



このあとで『メルカリ』など適法性が微妙なフリマアプリにも波及していく問題の前哨戦として、そろそろソーシャルゲーム業界の社会問題化前夜という状況でして、月刊『Wedge』にてカジノ研究家の木曽崇さんとこの問題について対談した記事が掲載されました。

wedge 2016年3月号
http://wedge.ismedia.jp/category/wedge/

 問題自体はとてもゴツい感じはしますが、既存の法律がビジネスの現状に追いついていないのは毎度のことなので、消費者が「だまされた」「やらなけりゃ良かった」と思うものは大概において後付けで何らか規制されることになるよ、という問題と捉えていただいてそう間違いではないかと思うわけです。

 その後も、フジテレビ系ネット放送ホウドウキョク『真夜中のニャーゴ』や、読売新聞でも続報が出て、さらには大臣記者会見でも業界で解決するよう促す緩い回答が出るなど、相応の話の進みにはなっていっているように思うので、早ければ夏前にも何らか業界が一致してガイドラインが出て遵守される状況になれば何となく解決、という運びもあるのかなと感じるところです。

【山本一郎】ソシャゲのガチャで,本当にヤバい問題はどこなのか
グラブル課金に苦情殺到…「希少キャラ出ない」
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160218-OYT1T50057.html
ソーシャルゲームのガチャ規制論の推移と今後の動きについて
本日の一部報道につきまして
ガチャ苦情、消費者相「対応の必要あれば動く」
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160219-OYT1T50047.html

 話の本丸が動き始めたことで、ようやく業界団体でも動きが出始めて… と言いたいところなんですが、今回問題のトリガーを引いたサイゲームスだけの問題ではないのは当然として、業界団体もゲーム業界横断のCESA、オンラインゲーム業界のJOGA、モバイルコンテンツ系のMCF、新産業系網羅の新経済連盟と、いろいろ並立した上で業界カバー率が低いという謎の状態になっていてややこしそうです。

 その間にも、当局側は着々と調査を進めていってあるべき状態についての議論が始まっていくわけで、願いとしては「議論を着手したけど業界内でまとまりがつけられなくて、タイムオーバー」ということだけは避けて欲しいと思うわけであります。

 ゲーム業界のよき先例としてCERO(コンピュータエンターテインメントレーティング機構)なんてのもあります。
 ソーシャルゲーム業界のガイドラインを立ち上げる上で、このCERO方式が良いのかどうかは議論が分かれます。ただ、ぶっちゃけ0.005%とかそういうレートでガチャをゲーマーに回させておいて、その確率が表示されないとか、第三者がどのくらいそのカードが供出されたのか分からないとか、そのような低率で回しているガチャがさも高確率で当たるかのように広告表示するとかはすべて問題だという基本線はちゃんと押さえておくべきだと思うんですよね。

海外版と日本版ではどうして表現や内容が違うのか。今,あえてCEROに聞く「レーティング制度」の現状について
http://www.4gamer.net/games/999/G999903/20140129081/
 
 もちろん、ソーシャルゲーム業界からすると「そんな利用規約に合意したユーザーが話が違うと騒いできても、何もできませんよ」というスタンスでしょうが、一部のプラットフォーム規約にある「いかなる条件、事情でも返金しない」という利用規約や契約そのものが消費者契約法違反であり強行法規の観点から無効になる可能性もありますし、ユーザーの側からの供出確率の情報開示請求も無視し続けると23条照会の対象となって消費者金融のグレーゾーン金利返金祭りみたいな事例になりかねないので、やはり事業者として、倫理的に正しい姿勢を貫いて欲しいと思います。

 なお、これらの事件で水面下で文句をお寄せいただいた事業者2社については、言い分も分からないでもないけどいままで充分儲けたでしょう、そろそろ同じやり方でビジネスを続けていくわけにもいかなくなったときに、潮時、退き時ってのもあるんじゃないですか、とお伝えしておきました。私の真意がちゃんとつたわっているといいのですが、どうも当初は「あれ(年始のガチャ問題)は山本一郎が個人的に騒いでいるだけ」と周囲に仰っていたようで、そういうアンテナの低いことを言っているから京都で経営者がイベント登壇のタイミングで公正取引委員会に踏み込まれることも察知できないのではないかと愚考する次第です。

 今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

 電話があって、私も多少見知りの世界について「週刊誌が報じているので調べてみて欲しい」と言われて、目を通してみてぎょっとしたんですよね。

 その記事の仔細は当然ここでは述べないが、ある事件で当事者が施された治療内容が克明に書いてあるんです。私は詳細までは知らないので当然そんなことを喋ってもいないし、事情に詳しい関係者の誰かが言ったに違いない。 

 さすがにこれは… ということで、心当たり先に連絡をして、また書いた記者そのものに知り合いはいなかったのですが、編集部に問い合わせをして「ちょっとこれは拙い話で」と事情を説明して、納得してもらってどの辺に当たって出てきた話なのかを聞いてもらって。 

 その記者は、実話系の雑誌記者経験の長いベテランの方で、 業界内では信頼のおける人だというので話を聞きに行ったところ、情報を提供したのはブローカーのような人であって、確かにうっすら名前を聞いたことがある感じ。

 ああやられたなと思うわけですね。

 結論からいえば、そもそもその治療行為は正規のものではなく、いろいろアレな世界の話なのでその医師や医療機関もさまざまなしがらみの中でやっていたという話。そうなると、その治療行為に携わっている人たちもアレであって、魑魅魍魎だってことになってしまいますね。

 でもこれ、報じた週刊誌も度胸あるけど、みようによってはプライバシーなんてもんは洟から存在しない、ましてや犯罪者をや、ってことなのかもしれませんが。それ以上に可哀想なのは家族でしょう。困ったもんです。 

昨日、4Gamerにガチャ規制に関する議論の記事と、ヤフーニュース個人に補足を入れておいたのですが、いくつかメールでの反響として「TCG(トレーディングカードゲーム)はどうなの?」という質問をいくつかいただきました。

【山本一郎】グラブルの消費者問題に寄せて――スマホゲーム業界全体に漂う問題を軽くまとめてみる
http://www.4gamer.net/games/238/G023885/20160108049/
【山本一郎】ソシャゲのガチャで,本当にヤバい問題はどこなのか

http://www.4gamer.net/games/238/G023885/20160216028/

ソーシャルゲームのガチャ規制論の推移と今後の動きについて

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20160216-00054477/

 TCGとコンシューマーアクトについては昔からアメリカや欧州(とりわけドイツ)で議論になっていますが、現状で言えば適法である、セーフだという見解になっており、日本でもあまり問題視されません。

 理由は:

・ 完全な購買・所有物であり、二次市場が存在していてフェアバリューがはっきりしている。
・ エディションごとに正規の箱買いを一定数行えば、そのエディションで発行されるカードはすべて手に入る。つまり、エディションでの上限金額がはっきりしている。

 ということで、小売のパック販売はこれらのフェアバリューでの購買よりも安い金額でモノを購入できるチャンスが与えられているという形になるため、消費者問題としては取り上げる余地のないビジネスだといえるのかもしれません。

 翻って、日本市場でのTCGは、寄せられた情報によると絶対にパックに入っていないか、極めて出る確率の低い釣りカード(目玉となる素敵なイラストのカード) が広告に使われている、それを目当てに買う人が続出し、爆死が出ているという話があるようです。これはあくまで寄せられた話なので、実際にどうなのかは分かりませんが、もしも事実だとするならば、おとり広告であって優良誤認や不当表示に該当する可能性があります。ただし、これらは消費者の側が検証したり、立証することは困難ですので、おかしいと思ったら早々に「188」国民生活センターに電話をして対応を相談するとよいと思います。タイトル名と現状だけでも伝えれば、申し立て件数としてカウントされ、一定ポイントが入ってゲージが溜まるといろんなアクションが起きるという仕組みのようです。
 
 あと、「ガチャ自体は昔からあった」 という議論も、一応ありました。これも、TCG同様に「中古市場があり、フェアバリューが分かる」「一定数買えば、必ずそのエディションは揃えることができる」ということで、あまり問題視されることはありません。

 ぱちんこの景品交換方式と射幸性を管理する仕組みをソーシャルゲームに援用する動きについては、これはこれで興味深い議論がないわけではないので、また折に触れて記事にしたいです。

 

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