月別アーカイブ / 2015年08月

 あんまりテレビ番組とか出るとカルマに影響が出るので控えていたんですが、確かにこの内容で話ができるのはそれほどいないだろうということで顔出しすることにしました。ご一緒するのは立教大学の逢坂巌せんせです。



 なんか「ネット右翼と安倍政権 新たな言論空間と政治」とかいう仰々しいタイトルになってるんですけど、結論から言えばネット右翼的態度は170万人ぐらい取る人はいても、実際にネット右翼的発言をする人は15万人ぐらいで、実際に活動に身を投じている人は4万人もいないよという話をします。



BS日テレ『深層ニュース』

http://www.bs4.jp/shinsou/



 いわゆるネトウヨは「ノイジーマイノリティ」で、実数としてはあまり多くなく、民族右派ほど言説に統一感はないけど一定のネットでの影響力を持っているように見えてしまう現状について説明するんですが、2010年参院選の三橋貴明さん出馬で比例で42,000票ぐらいしか取れなかった事例や、パネル調査の結果などを踏まえつつどこまで政治に影響力があるのかというあたりの解説になるでしょうか。


 ネット言論(ネット右翼や放射脳、SEALDs、しばき隊その他)と政治の観点でいいますと、下地となるグループの属性や主張の中身によって、刺さる層も違えば得られる効果も異なります。まあ、どうなるんだか良く分かりませんが、コアな社会事象について、ネットであれやこれや論じる人は原則として暇人か趣味がネットだという人たちで、普通に働いて家庭持って育児や介護をしている人たちからするとネットで議論をしている時間などそんなにないのだ、という結論になるのはしょうがないと思うんですよね。



 なので、ネットではサービスも社会議論もメインストリームに躍り出ることは恐らくないだろうと思います。いつまでも情報の早い人たちや主義主張をしたい人たちで構成されるマイノリティであって、それが一般の人たちに影響するようになるのはよほどの事例のみだということでいいんじゃないかと。



 そういう話を、問題ない範囲内でデータで出しつつ状況説明したいと思いますが、先週ポストネトウヨ、放射脳&反原発の有力な後釜と期待してパネル調査に新たに「SEALDs」関連の項目を入れたところ影響自体は*(アスタリスク)評価、すなわち誤差以下の数値しか出なかったのでとても残念です。このままでは折角灯った戦争したくなくて丸腰で震える人たちのソウルの炎が消えてしまいかねません。ここは津田大介が金髪を赤く染めなおすなどし、また岩上安身も赤毛のヅラを被って意識赤い系の本領を発揮し再点火していただければと願う次第でございます。



 こちらからは以上です。











 告知を毎度忘れてしまうので申し訳ないんですけど、また出演します。きょうも剛毛で頑張りたいと思います。



とくダネ! 出演者情報

http://www.fujitv.co.jp/tokudane/cast4.html



 夜は夜で、フジテレビ系ネット放送ホウドウキョク『真夜中のニャーゴ』に24時05分から出るので、なんか朝から晩まで蒸し暑いお台場で監禁されている感じがしていろいろアレな感じはいたします。



フジテレビ ホウドウキョク

http://www.houdoukyoku.jp/pc/


 このところの株安や、中国で続発する爆発事件をメインでやるかと思いきや、中1男子女子生徒殺人の続報や台風、某作家が嫁殴って逮捕といった、個人的には「え? そっち?」というラインアップになるようでして、良く分かりません。正直、あしたどんだけ下がるかを思うと気が気ではないんですけれども(良い意味で)、ともかく前回登板どおり5回3失点ぐらいを目指して頑張ります。















 通過したそうなので、あとはコンプライアンスの方面ですね。



自民党総務会、休眠預金活用法案を了承

http://www.sankei.com/smp/politics/news/150821/plt1508210024-s.html



 ということで、いろいろと情報を出しつつきちんとした監査ができるよう働きかけをするフェーズにようやく入った形にはなりました。個人的には、意義のある法案なので、しっかりとした透明性が確保されることを祈るのみなのですけれども、一応先日ヤフーニュース個人にこういう記事を書きました。



休眠口座の資産を「NPOの社会活動に利用」という謎の仕組みが問題視される件

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20150804-00048171/



 記事では触れなかった事実関係も多々あるので、そのあたりを踏まえつつ、問題にならない範囲で続報を打ちたいと思っています。


 なお、遠因として類推・参照したい話は幾つかあります。



東日本大震災の被災地復興支援へ向けた当社の支援活動「日本を元気に・復興支援」の支援先への拠出完了について

http://www.takeda.co.jp/news/2015/20150309_6927.html



 武田薬品工業に限らず、震災復興に対して企業のCSR活動を活発化させたあと、時間が経過してこちらの震災復興に落ちるお金が減り、NPO界隈は次なる資金源の確保に奔走してきた経緯はあると思うんですよね。もちろん、意義のある活動であるからこそ、多くの人たちに支えられて社会貢献しているのがNPOのあるべき姿であることは間違いないわけです。その一方で、やはり事業の内幕を窺い知るに、善意が善意で終わらない世界というのも多数見受けられるので、そのあたりは良い形で着地してほしいなあと思うわけであります。



 いろいろいいたいことはありますが、今日はこれからお出かけするのでこの辺で。











 すっかり告知を忘れているという現実に直面しております。連絡が遅れて申し訳ございません。



Voice 2015年7月号

http://www.php.co.jp/magazine/voice/?unique_issue_id=12451



 中韓VS日米というおどろおどろしい特集タイトルに並んで、ひっそりと「ベビーカーは社会の迷惑か」とかいう毒にも薬にもならない記事を書いているのは、特集の執筆依頼を落としたからではなく、単純に仕様です。






 やはり必要なことは寛容さと想像力だよねという定番のオチではあるのですが、幾つか身の回りの議論としてさすがに雑だなあというものをピックアップしつつ、私自身も3人の子育てで日々実感することや、連れて外出することの多い家内が遭遇する各種理不尽などの愚痴も聴いて原稿に仕上げてみました。







 もう少し日本人も赤ちゃんや子育て世代に優しくなればいいよなあと思う一方で、じゃあ独身時代の私がいくら子供好きだったとはいえそこまで配慮していたかと思い返すとやはり微妙です。幸いにして子供の泣き声でイラッとすることはなかったけれど、いま思うと階段だらけの日本の公共スペースで手伝ってあげればなんぼか良かったのになあと感じることしきりです。



 そういう状態なので、日本が少子化になったというのも分からなくもなく、このあたりは社会全体の持つ本来の優しさを引き出すことが大事なんじゃないかしらと思った次第です。はい。











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