月別アーカイブ / 2015年02月

 ホラーであります。正真正銘の、ホラーですよ。







 これで本当に本は出てしまうのでありましょうか。しかも、この『愚者のための「読書の悪知恵」』って書名、初めて聴きました。ついこの前、読書術の本を「ビジネス書ぶった斬りナイト」の中川淳一郎さん、漆原直行さんと共著で書くことになるかもしれないなー、と漠然と思っていただけなんですけど。


 もちろん、本を読む量という意味では、決して他人様にはひけをとらない自負はございます。本を通して、何を知るかという意識はなるだけ高く持っているつもりです。しかし、まだ執筆を開始してもいない本が予約受付になってしまうというのは画期的過ぎます。っていうか、予約受付が開始されたことを、FACEBOOKの友達のシェアで知りました。



 まあ、書きたいことは決まっているので、あとは書くだけなんですけど。書く時間が無いんですよ。先に飛騨姉小路幕府が開かれたAARを4GAMERに寄せようと思っていた矢先にこれですんで。あー。



 それでも買っていただいた方には損をさせないぐらいの内容に仕上げたいと思います。頑張ります。明日から。


 こんなマニアックな本が売れてしまうニッポンの末期が素敵であります。お読みいただきまして、ありがとうございます。結果として、この本で記した事柄の多くが今回の個人情報保護法改正の政府案でワンタッチあり、自分でも読み返して鈴木先生、高木先生の着眼点の鋭さや、読者の皆さまの目線の高さに驚くわけでございます。






 某東洋経済の売れてる「ビジネス・経済書」では47位にランクイン。代表して鈴木正朝先生だけが著者ラインアップに入っておりますが気にしない。



最新!売れている「ビジネス・経済書」200冊

http://toyokeizai.net/articles/-/61430







 なお、次回の第4回プライバシーフリークカフェは、3月16日某所で開催の予定であります。増刷御礼で拡大版として少し大きめのスペースをお借りするつもりですので、ご関心のある方はぜひ足を運んでいただけますと幸いです。


 といっても設立自体は去年なんですが、設立パーティーを開催したり、サイトもできて新規営業が始まりましたのでご報告をば。



株式会社データビークル

http://www.dtvcl.com/



 もともとは、私のやっているイレギュラーズアンドパートナーズ(I&P)という会社で未来予測事業部というのを立ち上げていて、少人数で回していたら案件が増えすぎて身動きが取れなくなっていたところを、お取引先さまのインフォテリアから油野達也、またこの方面では『統計学が最強の学問である』で著名になった西内啓がジョイン。どうせならちゃんと会社を立ててお客様のニーズに応えていこうということで、データビークル設立となりました。



 パートナー会社さまのひとつであるパソナテックさんとこの3月3日に西内が出て行っていろいろ喋る話となりましたので、ご関心のある方はぜひご来場くださいませ。



ここから始まるビッグデータ経営本質論

http://biz.pasonatech.co.jp/seminar/upcoming/20150303bigdata.html


 といっても、いわゆる「ビッグデータ」というのは個人的には過渡的な概念であると思っていて、また現在持て囃されているデータサイエンティストという仕事の枠組みも今後は変容していくだろうし、いつまでも大きな稼ぎがある世界ではなくなるだろうと感じています。



 むしろ、現場や担当者が直にデータからいま目の前にある問題の解決を行うために適切なツールやソフト、サービスがあればそれが最適なんじゃないかと思うわけでして、いわば素人でも簡便なツールがあればデータサイエンティストほどの熟練がなくとも現状からデータを引き出し知見にして解決策を見出すことができるのではないかと考えるわけです。



 油野や西内の持論でもありますが、現場が自在にデータを活用できるようにするために私たちに何ができるか、が一番大事なことであります。なんせ、高い費用を払ってコンサルさんを入れたり、データ解析会社に分析をお願いしても、結局は仕事の大半が「いまの事業内容やワークフローの説明」や「分析可能な状態にするためのデータクレンジング」で終わってしまう現状があります。



 弊社データビークルの着眼点というのは、まさに製造業におけるQC活動のようなものであって、適切なサンプリングと現場での改善活動、適切な目標設定と組織的に与えられる権限といったものが充実していれば、生産性はもっとあげていけるはずなのです。それはブルーカラーの世界では当たり前でしたが、ホワイトカラーや、小売の店舗、流通の現場でもう少し統計学に基づいた技法が理解され、分かりやすいツールが提供されればそのような世界でもどんどんPDCサイクルを回していけるんじゃないかと考えたわけであります。



やまもといちろう氏に西内氏、油野氏が新会社設立。データサイエンスの専門企業、データビークルって何だ?

http://enterprisezine.jp/dbonline/detail/6588



 たとえビッグデータという言葉自体は一瞬の流行に過ぎなくとも、企業活動において効率の向上やマーケティングは永続的に続けていくべきホワイトカラーの仕事そのものですので、そのような物事を効果的に動かしていくべき局面でお役に立てる仕事をしていきたいと思います。



 よろしくお願い申し上げます。


 かねてから、こんなことを知っていてなんの役に立つんだ? という情報ばかりを両手一杯に抱えて生きてきて、これでいいんだろうかと思うわけなんですよね。



絶対に役に立たないネットビジネス勉強会

https://salonde.jp/salon/zettai



 良くこういうサロンで、自分をアピールしようとしたり、人脈作り()に精を出したりしようとする人たちってたくさん来られるじゃないですか。ただなんつーか、そういうのって大抵が嫉妬だったり焦りだったり、健全な「何かしてやろう」という気持ちに混ざる不純物が参加各位によって持ち寄られ、グループやイベント全体が熱せられた結果、純粋な下心という結晶が出来上がる傾向が強いと思うんですよね。


 また、世には何とかジャムとか何とかソンって多いじゃないですか。それ単体はためになるし、面白いことも多いと思うんですよ。ただ、ふと思い返して、そこで交換された名刺ややった事柄を振り返って欲しいんですが、そこで得たはずの気づきはいまのビジネスやスキルに生きてますか。



 この世界で生きてきて、私が思うのは「無駄を愛する心」って美しいと思うわけです。たいして親しくも無い友達、意味の無い知識、そういうものがFACEBOOKのフレンドリストやTwitterのタイムラインに掲載され、でも本当に大事な友人やパートナーはそこに入ってなかったり、棚卸ししてみるとたいした蓄積にもなっていなかったりもする。それでも毎日私たちはネットに向かい、病的に情報を集め、咀嚼し分かったふりをして、拡散拡散と念仏のように唱えながらスマホは便利だ、新しいサービスやアプリがどうだと口角に泡を飛ばし議論している。



 そういう情報の洪水の中にある、ぽっかりと空いた虚無。そういうのをね、語りたいと思っているんです。もうさあ、他人の増資話とか、ひとつのストーリーが終わったIT企業の社長の独断と私見とか、どうでもいいじゃないですか。そのどうでもいい話を語っていくサロンを作ったので告知しました。



 一人でも多くのmixi関係者のご入会を祈念しております。


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 先週末、正式に発表となりましたとおり、2015シーズンは東北楽天ゴールデンイーグルスのチーム戦略室のアドバイザーとして、編成・育成データの担当になりました。



チーム戦略室 アドバイザー就任に関して

http://www.rakuteneagles.jp/news/detail/4888.html





 パリーグを愛し、心の故郷南海ホークスを失った流浪の一野球ファンとして、また今年は楽天イーグルスの一員として、できる限りのことをしていきたいと思っております。「何をするの」という点に関しては、日経のご厚意もあり地味に連載させていただくことになりました。正直、出せるものが少ないので思案するところではあるのですが、かなりまじめに取り組んでいる楽天イーグルスフロントの「楽天らしさを模索する旅」を分かりやすく解説できればと思っております。



球春到来!今年の楽天はデータで勝ちます

編成・育成データ担当:山本一郎リポートVol.1

http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150212/277411/


 というわけで、普通に計算をしますとなかなか厳しいシーズンとなりそうな楽天イーグルスですが、今回のキャンプではかなり問題点が明らかになっており、具体的なデータのとり方、育成の方針、あるいは外国人の獲得やドラフト、トレードにしっかりと落とし込めるよう作業に着手したところであります。



 データ野球という点では、楽天イーグルスが目指すべき場所は先であり、またチーム特有の事情もあれこれありますので、まずは今年一年で土台を固め、長期の設定をし、何年かかけて取り組んでいく内容が構築できればと思っております。



 改めてこのような機会がありましたことを、神と関係者、家内に深く感謝したいと思っております。


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