月別アーカイブ / 2014年12月

 相変わらず順調なネット系のご取材依頼に加えて書評関連の仕事が最近増えてきている一方、サブカル系からは徐々にはずされていることを如実に感じさせる素敵な記事になりました。






 書評の中で、某勝間和代女史の本をお奨めの一冊として紹介したのですが、それを読んだ読者から「あれは面白くなかった」「買ってしまった。序盤で投げた。どうしてくれるんだ」という圧倒的な反響を頂戴しまして、いまなお勝間女史はその辺のビジネス書界隈の読み手の中心にいまだいらっしゃるのだなあということを痛感いたしました次第です。



 ネット系の炎上話は、去年のトレンドに比べて今年は大物が毎月のように出てくる理想的な年だったなあ、というのを述べました。







 なんか風邪をひき気味で、朝から咳が止まりません。皆さまも体調にぜひご留意を。


 「我が国が誇るSIer業界が馬鹿にされている記事がけしからん」というので見物にいきました。執筆されていたのは日経BPの木村岳史さん。



SI亡国論(その2)- 日本企業のイノベーションを20年遅れにした罪

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/542472/121100010/



 お、おう…。



 もっとも、これというのは日本企業の側が業務効率化のための情報投資に対して、きちんとした仕様を組み上げられなかったり、システムの妥当性を評価できなくてSIerに丸投げした結果も結構あるんじゃないかと思い、そうであるにもかかわらず日経こんぴうたのこんな記事でSIerは酷評されつつも現場は日々のデスマーチで命を削っておられるのだなあと考えると冷え込みの厳しい夜長に暖かい火が心に灯るのであります。


 まさにこのあたりの話を聞きながらシヴィライゼーションとかやりますと「共通規格」(Replaceable Parts)のことを思い出し、工業による大量生産の飛行機に伝統工芸品であったゼロ戦が物量で押されていく太平洋戦争を想起してこれまた涙に暮れるわけでありますが。



 なんというか、日本企業全体の問題点として、仕事の共通化を図ってコアプロセスを標準化しようという動きにはあまりならないのは解決しないんだろうかと常々思うわけであります。やっぱイオングループと日本ユニシスの攻防なんかを見ておりますと、やるべきことが分かっていても、それを棚卸しして並べて何が必要なのかを整理してシステムに落とし込んでいくということが非常に苦手というか。



 また、恐らくは、なんですが木村さんの主張する「業務プロセスの標準化を図るはずのERPの導入」と言われて「はぁ?」とか感じる情シス屋さんは多いんじゃないかと思うわけですよ。身体に合わせて服を仕立てるのが服屋の仕事だろう、服に合わせて体型をどうにかしろとは何事だ、的な。当然、会社が大きくなって商いが複雑になり、さらにN&Aだ業務提携だでぶら下がるデータの形式がただでさえスパゲッティになっているのに、画一的なERPでどうにかせえやと言われても、というのはあるかもしれません。



 その点、海外なんかだと早々に社内のシステム効率化を自前で用意するのを諦めている会社さんがいっぱいありまして、そういうところは買う側買われる側お互いが似たようなシステムですので統合しやすいよねという話はあって、多国籍大企業がどんどん多国籍大企業になっていくという雪坂を転がり落ちる雪だるま状態になるのも分からんでもないといったところでしょうか。



 まあ、そういう服と身体の隙間を埋める会社さんが重宝されるのもしょうがないよね、と思うわけであります。仕組みが洗練されるほどに、システムは複雑になるという法則はどうにかならないものかと毎回こういう話を聴くたびに思うのでありました。


 橋下徹さんには最後まで戦ってほしかったし、いまなお前線で頑張っている維新の候補者や手伝っている方のためにも、大将は間違っても部下の背中を撃つような話をするべきじゃないと思うんですが…。









【衆院選2014】赤旗が橋下徹の敗北宣言を速報

http://togetter.com/li/757156



 公式チャンネルでも、諦めたような内容に加えて、「歴史的な勝利」をする自公に対して迎合するようなご発言が感じ取れ、ちょっとなあと感じます。



https://twitter.com/t_ishin/status/543609505406128128


 維新陣営関係者のご心中いかばかりかという内容ではありますが、先に引用しました赤旗のコメント、実はリツイートしようとしましたら赤旗公式にブロックされていました、私。ついにレッズから敵性認定されてしまったのでありましょうか。



 確かに今回の選挙では維新自体は現有議席に遠く及ばない結果になりそうであることは分かっているんですが、こういうのって一番大事なのは「負け方」なんですよね。最後まで戦い抜いて、全力でやって負けて、そこでようやく次の展望が拓ける。風頼みでない選挙戦が戦えるような組織作りをすることが、本当は維新のような地域政党から国政に打って出る党には必要だったのではないか? と思うわけですが。



 mixiも諦めずに追い出し部屋を作ってまでリストラをし、出会い系サイト買って収支黒字にこだわっているうちにゲームが一発あたって復活したわけですし、諦めずにいろんなことをやることが肝要だったのに、維新はもったいないことをしました。今回ほぼ引退に追い込まれる石原慎太郎さんのことも考えると、あの太陽グループとの合流はなんだったのだろうと遠い目をしてしまいますね。



 国民の審判は明日に迫っております。投票所にいって帰ってきて特番見ながら投開票の中身を見るまでが遠足です。


 一般売りの雑誌でマネーの話をするのは基本的にあまりしないのですが、ちょっとご縁がありまして。



 貯めたお金を投資に回したりして、何かの足しにしようという人は多いですし、実際そういう相談もあるんですが、個人投資の世界は百鬼夜行でありまして、いま上手くいっている人たちもいろんな試行錯誤をして自分なりの必勝法を編み出して投資をしているわけであります。






 その中でも、見聞きしている中で「おい、そんなに甘い話はないんだぞ」というネタを中心に何個かピックアップして掲載してみたのですが、そのややこしい界隈にどっぷり漬かっておられる御仁が本号で記事になっていてこの700円の雑誌の中で風光明媚な呉越同舟を味わうことになり吐き気が止まりません。







 ご関心のある方はぜひどうぞ。


 佐野ひなこや深田恭子のグラビアで劣情を処理しようとしている人相手に「お前ら子供を産まないと大変だぞ」というご案内をするという厄介な対談をやりました。お相手は、国立社会保障・人口問題研究所の所長、森田朗先生であります。



少子化ニッポンの超タブー、衆院選の本当の争点は“老人を捨てるか、若者を捨てるか”だ!

http://wpb.shueisha.co.jp/2014/12/11/40448/

週刊プレイボーイNo.51

http://wpb.shueisha.co.jp/2014/12/08/40307/






 申し訳ないんだけれども少子高齢化問題についていえば、すでに二十年ほど前からずっと議論されてきたけど有効な対策を打つことがついにできず、政策を実現する前に最終バスは行ってしまった現状があるわけなんですけどね。







 ここから減り行く労働人口で増え続ける高齢者を支えることは不可能ですので、どこかのタイミングで諦めて社会保障費を大幅に削減する必要はあるのですが、口では簡単に言うけど介護や医療の現場は相当に疲弊します。皆さんの身の回りでも、親の介護疲れや押し付け合いをしながら、どんどん貧しくなっていく未来予想図が見えているのではないかと思うわけであります。



 本来、選挙においてはこういった問題を争点にして、きちんと「高福祉高負担」か「低福祉低負担」かを政策論争し、必要な財源を確保するために何をするのかという議論を選挙期間中にするべきだったのでしょうが、残念ながらそこまでの機運は現段階ではありません。この森田先生との対談記事も読んでいただきつつ、身に迫る問題として議論してみて欲しいと願う次第であります。


↑このページのトップへ