月別アーカイブ / 2014年05月

 毎回いろんな乱痴気騒ぎを起こすIVS(インフィニティー ベンチャーズ サミット)ですが、さすがに今回は警察沙汰に近い状況になったようなのでピックアップするわけですけど。



 基本的には、高校生の修学旅行じゃあるまいし、羽根を伸ばしに札幌まで行った挙句に羽目を外してセクハラをしてしまうというのは大人としてどうなのかと思うわけですね。それは性的な意味も含めてですけれども。



 大の大人男女が集ってホテルで滞在していれば、酒の一つも入ってあれこれ起きるのは自己責任とはいえども限度があると思うんですよ。


 んで、当然のように前回同様噂が集まってくるわけなんですけれども、どうもセクハラやらかした輩は勤めている監査法人から速攻で懲戒解雇を喰らってしまったそうです。せっかくの営業目的のはずが、人生台無しになりかねないというのは如何したものでしょうか。



 同時に、一連のセッションを企画していたInfinity Venture Partners にも責任を問うような話が持ち上がっているようですが、正直、修学旅行のしおりのような、「おさけをのんだら、おとなしくくそしてねましょう」という但し文でも書くわけでもなく。大人が集まっているわけですからねえ。それなりに有意義な話をして欲しい、という副作用での猥褻の責任を主催者が取って云々というのは言いすぎなのではないかな、と。



 これが、毎度踏み込んでの警察沙汰というのであればまた話は違うわけでして、そういう意味では薄い色のイエローカードが出ている程度ではないかと思うわけです。基本的には、責任ある大人同士が自己の判断でくっついたり揉んだり入れたりというのは同意の下でやっていただければ良いという感じでしょうか。



 ただ、経営者のネットワーキングをひとつのコンセプトにしている限りにおいては、やはりセッション開催中または翌日に不自然な株価を示す銘柄があるのもまた事実なので、そこはセクハラ同様参加者各位は襟を正していただければと願う次第であります。



 もちろん、修羅場になったら見物にゆきます。


 昨今でいいますと「ひまトーーク」が実名で問題視されていますが、最近ではごく普通に出会い系アプリの広告がスマホ上に流れております。審査とかどうなっておるのか、という話ですが、あまりその辺のチェックはスマホ広告業者の間では行き届いていないし、現段階では違法ともいえないので金を積まれたら広告を掲載してしまうのは仕方のないことなのかもしれません。



出会い系アプリで女子高校生に…28歳男らを逮捕

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000027738.html



[引用]  スマートフォンの出会い系アプリで男性客を募り、女子高校生を紹介して売春させたとして、28歳の男ら2人が逮捕されました。



 無職の金城翔平容疑者と宮沢純治容疑者(30)は3月、33歳の男性会社員に高校2年の女子生徒(17)を紹介し、売春させた疑いが持たれています。警視庁によりますと、金城容疑者らは、出会い系掲示板アプリ「ひまトーーク」などに、女性になりすまして援助交際を持ち掛ける書き込みをし、男性客を募っていました。10代から20代の女性10人を雇い、2年間で約5000万円を売り上げていたということです。取り調べに対し、2人は「思い出せない」などと容疑を否認しています。




 それもあって、本件のように売春のネタで外堀を埋めていくしか方法はないんでしょうが、その間にもかつて悪質な出会い系サイトをピンポイントで規制した内容そのままのことが、アプリという形で見せ方を変えて登場して法改正がされるまではひたすら被害が拡大していくというしょっぱい事態になっております。


 なんで出会い系アプリは出会い系サイト規制法で対処できないのかについては、奥村徹せんせの記事を参考にしていただくとしてもですね。



「出会い系アプリ」が「出会い系サイト規制法」で規制されない理由

http://bylines.news.yahoo.co.jp/okumuratoru/20140128-00032069/



 この「ひまトーーク」に関しては、去年も三重中3女子殺害事件のツールとして使われておりました。



出会い系サイト規制法には引っかからない出会い系アプリ!「ひまトーーク」ってなんだ?

http://matome.naver.jp/odai/2137856775979055601



 あくまでも、この手の問題では「無原則な交友関係が拡大して、未成年児童が性的売買の対象等になること」がもっとも防ぐべき内容であり、別に大の大人が美人局に引っかかろうが水商売の女に貢ぎすぎて身包み剥がされようがそれは別問題という話ですので、そこは割り切って議論してまいりたいと思うところであります。



 そういえば、事業拡大のためにYYCなる出会い系アプリをLINEから買い取ったmixiはどうなるのでしょうか。


 「ジョージアはプロ野球を応援しています」というので、こちらも感謝を込めてジョージアのコクのブラックをしばらく愛飲したのであるが、肝心のジョージア賞のノミネートにすらヤクルト選手が一人も入ることなく3回めを迎え、そろそろ怒りのジョージア打ち捨ても含めて怒りの声をボルテージ高く上げなければならないと決意したわけです。



http://www.georgia.jp/baseball/award/#355





 今後はタリーズコーヒーやBOSSのシルクブラックに乗り換えざるを得ない。そのように思うわけであります。


 昔みたいにまったく当たる気配のないノベルティに応募するために、一枚一枚シールを集めて32桁の数字を打ち込む地味な作業をしなくなった分だけ良いというのはあるんですが、いくらなんでもヤクルトにも良いプレーあんだろ。



 勝ち頭だったライアン小川が打球直撃を食らって骨折したシーンなんて、セリーグの他5球団がこぞって投票するぐらいに画期的な出来事だったのに、ノミネートすらされない。真の意味で勝ちに貢献したプレイという意味で言うならば、これこそがMVPになるはずなんですけどね。この燃え滾る乳酸菌魂に恐怖しろ、みたいな。



 最近では9回勝ち越しのチャンスで出てきた代打ユウイチが貫禄の2ゴロ併殺打という往年の檜山を髣髴とさせる絶妙なプレイもありましたし、5月下期はノミネートプレーの半分がヤクルトの故障関係(ミレッジが右肩故障で今季絶望となり帰国する背中を映したシーンなど)になってもおかしくない。連勝で迎えた交流戦もいきなりロッテに連敗するなど、言い方は悪いですが無様な敗戦をしても「今年は再建年だし、しゃあない」と諦められるだけの度量が必要なのかもしれません。



 そんなこんなもあって、今週の週刊プレイボーイに「なぜ弱いのにDeNAベイスターズは人気となり、ヤクルトスワローズは地味なのか」というお題でご取材をいただきました。極めて苦痛な仕事でしたが聞かれたからには答えざるを得ない。バーネットのぶち切れ含めて一つ一つのプレイは派手なんですが、チーム全体としては地味な理由はどこにあるのか、やはりファンも一体となって考えていかなければならないように思うのです。



 そして、実はヤクルトは下手をするとラインアップ全員が3割打者という恐ろしい事態になってもいます。ついでに田中浩康が干されています。球場で代打で出てきた田中浩康を野次っていたところヒットを打って手のひらを返したところをなぜかTwitterに晒されるという悪夢も経験しました。



 本当に病気なのかは分かりませんが、おとといは楽天の星野監督が神宮球場にやってきて呪われてしまい休養に追い込まれるという惨事もあったようですけれども、神宮ではごく普通のことなんです。好調だった森岡が故障して帰ってきたらすっかりポジションを荒木に奪われ、また打撃も湿ってしまったといった事例は多々あります。



 何しろね、今年の勝ち継投が岩橋秋吉だったりするわけですよ。ええ、どちらもルーキーですね。いなかったらどうなってしまっていたんでしょう。もはや戸田も崩壊しておるわけですよ、投げられる投手がいなくて。一軍で炎上した真田が翌日普通に二軍で投げてたりするという無意味なスクランブル体制でバッピの渡辺恒樹あたりが現役復帰しかねない勢いで投手がいない。やばすぎる。



 ファンとしては、そういう崩壊している、または崩壊していくチーム事情をリアルタイムで眺めながら応援しているのがスワローズだということです。分かりますか、この悲哀が。もういい帰る!


 循環取引を主導したかどで、身柄を持っていかれてしまいました。



インデックス会長らを逮捕 有価証券報告書の虚偽記載容疑

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG28016_Y4A520C1CC0000/



 一種のもののあはれという気もしますが、メルマガでもブログでも指摘してきました内容も一応踏襲してみたいと思っております。



インデックスに強制捜査

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2013/06/post-63e2.html

例のGloops梶原吉広さんが山本梓さんとご結婚されていたそうで

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2014/02/gloops-efab.html



 一時期は、個人資産4,000億円近い状態からの墜落で、最終的には… と思うとこの界隈の侘び寂びを感じずにはいられないところです。


 個人的には、我らが木村剛せんせの日本振興銀行グループ入りした前後から加速度的に訳の分からない取引が急拡大し、企画部門が数値目標を立ててせっせと架空取引で売り上げを水増しし実質債務超過のインデックスの上場維持を目的とした作戦を敢行していたわけですから、落合会長がどこまで実態をご存知であったかはともかく、何らかの形で責任を取らなければならないのは仕方がないことだろうと思います。



 問題は、かねてから指摘しているとおりそういう訳の分からない取引の成れの果てに少なくない金額が闇に流れたことであって、今後は落合家の資産管理会社であった落合アソシエイツや、そこでの金銭貸借関係にあった複数の金融事業者についても事情が明らかになっていくものと思われます。落合夫妻の脇が甘かったとはいえ、そこで甘い汁を吸っていたのは別の面々であったことは指摘されて然るべきですしね。



 また、教訓としてはやはり「うまいことやって利益を出していた会社が、利益が出ているうちに無謀な投資を続け、本業が傾き始めたときにブレーキをかけられなかったらどうなるか」という話であって、それはもう粉飾一直線に陥ることもあるだろうという話で。経営者としての性というか、焦りのようなものが不正な取引の誘惑に負けて… という以前に、好調なときからいろいろと話が聞こえてきていたというのは業界に携わるものとして良く知っておくべき事例だと言えましょう。



 さて、一連のインデックスでは日本振興銀行のぐるぐるに巻き込まれた部分はあるわけですが、同じような構造を持っている会社はソーシャルゲーム業界にも幾つか見られます。これを機に、いろいろ暴露される前に襟を正しておくというのが良いのではないかと思います。


 当たり前のことなんですが、握手会に関する部分はデリケートな部分を含むし、多くのファンが楽しみにしていることは理解でき、かついわゆる「AKB商法」の根幹である会いにいけるアイドルという目線を維持することが人気を保つ秘訣である、ということで、単なる芸事の騒ぎとは違った現象が起きております。



 そんな中で、警視庁万世橋署が「対策が打てるようになるまでAKSに握手会等の自粛を」という要望を出しております。今朝出演した『とくダネ!』でもなぜかトップニュースで伝えられ、大変話題になっているようです。



AKBは触れ合いイベント自粛を…警視庁要請

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140526-OYT1T50198.html

AKB運営者に安全対策求める=警備強化まで握手会自粛も-警視庁

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014052600818



 ちょっとデリケートな話なのはこの辺なんですが。



[引用] 同署幹部によると、いずれも法律に基づくものではなく、強制力もないが、安全策が固まるまでイベントの自粛を要請。




 番組でも喋りましたが、かつては美空ひばりに薬品がかけられたり、松田聖子がコンサート中に壇上で金属バットで殴られるという騒ぎもあって、いわゆる芸事と騒動の関係で言うと昔から普遍的にあったことで、AKBだからNGだ、という文脈とは異なる部分があります。いつの時代にも一定のキチガイがおり、芸能というのはそういうキチガイをその気にさせて金を召し上げるという側面もないわけではないので、本気になったキチガイや騙されたと感じたキチガイがタレントに危害を加えることなど容易に起きることなのでしょう。



 ただし、その芸事今昔のお話と安全対策を怠って結果として流血沙汰を起こした事態とは別です。凶行を100%は防げないからといって、何の対策もせず武器をスルーさせるイベント開催は好ましくないのは言うまでもありません。それまでも、婚姻届を手渡したり、手に精液を塗りたくる等の排除可能なレベルのキチガイは量産されていたと思いますけれども、刃物を振り回す系のキチガイは想定できなかった、というのは実に微妙な話です。



 そこに「AKB商法」が乗っかるわけですが、行き過ぎているとされるのは単純で、そもそも大人が相応の資金を提供して未成年者に接触させるという行為は、風俗的にどこまで許されるのかということでしょう。話の前提として、このファン側に回っている大人の99%以上はまともであり、凶行など考えず純粋に応援しているとは思います。ポップカルチャーとしてまだ受容できているのは、日本のファンの「民度の高さ」にもよるところがあります。



 そういうファンに支えられて大きくなってすばらしいコンテンツとなったAKBが、その営業の手法を地下アイドルの延長線上に置き続けて、一種のエコシステムを形成できていたのは奇跡といっていいと思います。ただ、いくら民度の高いファンが集っていたとしても、確率的にわずかでも存在した以上、こんにちのような刃傷沙汰はいずれ起きることだったのは間違いありません。



 なので、そういうキチガイが犯罪を誘発しないように、模倣犯を出さないためにも活動の一部自粛を警視庁が求めるのは当然の話であって、いかに運営会社のAKSが当局の意向を斟酌するか、またファンがうまく許容するか、といったあたりが不幸中の幸い的な着地をできるか否かの分かれ道ではないかと思います。



 別にAKBに限らず、宝塚だろうが大相撲だろうがプロ野球だろうが、好きな人は好きでいいんですよ。ヲタ向けビジネスも、世間を無駄に騒がせて不安にさせるような事件を起こさなければ、大概においては許容されます。ただし、それこそ秋葉原通り魔事件のような犯行が、多くの人の便益になっていた歩行者天国をそれなりに長い期間中止に追い込んだように、AKBに何の興味もない人たちの嫌悪感や不安感を引き立てるような社会の中の対立にならないよう願うばかりです。



 今後、ファンとの交流は他の客がおらず人目につかないmixiのコミュニティやセカンドライフに限定するなど、抜本的な対策を採っていただきたく、関係者一同の穏便な解決と模倣犯発生の防止を求める次第であります。


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