月別アーカイブ / 2014年03月

 外務省発行の『外交』24号(3月31日発売)で、特集「サイバー戦争の実相」において記事を寄せました。

 ホームページでは22号までしか記載されていないようですが、仕様です。



外交専門誌『外交』

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/gaikou/gaikou.html#bn





 記事のタイトルは「日本が標的となるサイバー戦争」となっておりますが、法制面は岩本誠吾先生にお譲りしつつ、私の担当は具体的なインシデントから紐解く全体構造と日本が行うべき対応についてであります。ちょっと長い原稿になっておりますが、これでも相当に事実関係の解説については端折っておりまして、詳しくは別で単行本その他何かの形でゆるゆると表に出せればと思っております。


 記事においては、結構な割合が中国Huawei社の件も踏まえた内容になっております。これは単なる情報通信業界の業界内の事情ではなく、もはや安全保障のフェーズにまで状況は悪化した上で、周回遅れの我が国はこれから基礎から順に状況への対応を検討しキャッチアップしていくべきステータスであります。



 今週は今週で政策勉強会ライクなところで地味にお話をさせていただいたりもしておりましたが、やはり問題となるのは当事者の認識の薄さや、脆弱なシステムを改修するためのコストを支払う決断ができないことです。これらが後手に回った結果、何らかの拍子で標的型メールや水のみ場を経由してのマルウェアへの感染、その後の情報漏洩、通信障害から関係設備の破壊までが発生してしまって取り返しのつかない事態に発展するということでもあります。



 平時は大丈夫だから問題ないだろう、とはなかなかなりませんので、いざというときに通信を遮断されたり、重要情報が流出したことに気づかず長い年月が経過してダダ漏れになるというケースはやはりきちんと防いでいかなければなりません。サイバー戦争という言葉が独り歩きし、概念を理解しないまま恐怖が喧伝されることは好ましくありませんので、実情をしっかりと公表し、問題を理解した上で適切にリスク管理をしていくことが、一連の問題の中では日本がまず目指すべきことなのでしょう。



 なお、一連の原稿では、ある特定の分野のお話はごっそりと落としました。他の有識者の方も、見事にそのあたりの具体論は避けておられるようにお見受けしましたので、ああそのあたりはホットゾーンなのだなあということを改めて確信した次第であります。



 堅い方面で恐縮ですが、ご関心の向きは是非ご笑覧のほどを。


 良く分からないうちに視聴率が好調になり、セットもスピリチュアルな感じにリニューアルしましたフジテレビ系『とくダネ!』ですが、明日31日にコメンテーター的な何かで出演いたします。



 また、番組の公式サイトもリニューアルされまして、出演者の担当曜日がリフレッシュされ、なぜか月曜日の担当として私はツラを晒しております。コメントを寄せろというのでネタに走ったところ、他の面々がクソ真面目に書かれている中で凄い勢いで空中浮揚しているさまをご笑覧賜れますと幸いです。



コメンテーター

http://www.fujitv.co.jp/tokudane/cast4.html


 なお、いまだに番組に対して「山本太郎のような反原発論者をフジテレビが出演させるとはけしからん」という類の中傷が寄せられているようですが、繰り返しますが私は山本太郎ではありません。もしも周囲に誤解をしておられる方がいらっしゃいましたら、ぜひ別人であることをご説明いただけますと幸いです。



 あと、良く分かりませんが来月深夜番組的なのに幾つか出るらしく、また変な討論番組の依頼もあったようなんですが、収録時間帯が厳しいので無理かもしれません。いやー、普通に毎日働いているし、夜は子供と一緒にころんころんしてるんですよね、私は。


 熊手ショーック



借金の使途「かなり大きい熊手」 渡辺代表会見3

http://www.asahi.com/articles/ASG3X0512G3WUTFK00S.html

渡辺喜美氏、8億円の借金で「熊手買った」が話題に

http://www.huffingtonpost.jp/2014/03/27/watanabe-yoshimi-kumade_n_5046648.html



 まあ、DHC吉田さんからの借り入れが全額熊手に回ったわけではないでしょうから、どんだけ熊手なんだという気もするわけなんですが、この辺の祭事に詳しくない私は思わず「熊手って… 神社とかで使ってる、落ち葉集める櫛のような箒のことだよな?」とググりながら考えてしまいました。


 みんなの党に関しては、2年ぐらい前から焦げ臭い話が幾つかありましたが、まさか党設立時点からのメインスポンサーの一人が実名で暴露という状態に陥るとは思っていませんでした。というか、政治資金規正法で求められていた開示金額とまるで違う状態ですので、修正したとしてもアレでしょうし、また吉田さんが「選挙資金だった」とはっきり書いてしまっています。メールもあるそうで。



8億円は選挙資金=証拠メール存在、渡辺氏に辞職促す-DHC会長

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014032800627

みんな政調会長、渡辺代表辞任を否定=本人は本会議・会見欠席

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014032800827



 吉田嘉明さん、本件の渡辺さんの進退について「党首なり国会議員を辞めて、出直してほしい」とか結構真っ二つ気味のライフスタイル提案をしており衝撃的です。文字通り渡辺商店の崩壊ですんで。



 そうなると、俄然贈与が注目されるわけなんですが、どうも吉田さんとしては贈与のつもりはなく、借用書が来ないことも不信感の一因になったようであります。これはこれで興味深いですね。



 ということは、



 8億円の選挙資金はいずれ返済される予定だった



 ことになります。



 どうやって返済するつもりだったんでしょうか。



 政治活動を借り入れで賄って、その返済はどこから持ってくるのかを考えると、身が悶えるほどシビアな気がいたします。まさかの消費者金融大車輪状態のチャリンコ操業をどこかでかます予定だったんでしょうか。実に興味深いところでございます。



 今日になって、結いの党の人たちもあれこれ言っているようです。



渡辺代表の8億円、結い「理解しがたい額だ」

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20140328-OYT1T00085.htm



 確かに不明朗な金額はあるにせよ、そのお金を使って選挙資金を党に一部負担させて当選した議員もいるはずで、そういう不義理のような真似はこのタイミングでするべきではないと思うんですがねえ。まあそういう義理だ筋論だという話が通る人たちならば、比例代表で通った人間を離党させて新党結成にはしないんでしょうが…。



 どちらにせよ、政治資金収支報告書に記載された金額との差異は5イノセントほど異なりますので、都知事が5回吹っ飛ぶ=みんなの党の党首が吹っ飛ぶという新しい為替レートが生まれたようであります。



 一方、北朝鮮ではこんな事件が発生しています。



北朝鮮で髪形統一令=「男は全員、金正恩第1書記の髪形にせよ」―英メディア

http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=85650



 北朝鮮人は全員、世界的美男の金正恩さんを見習ってコッペパン頭にされてしまうのでしょうか。ちなみに、コッペパン頭についてはこちらをご参照ください。







 歴史的な日韓関係再構築の動きがある中で、我が国と朝鮮半島情勢には目が離せません。


 これはお奨めでしたよ。野球好きなら絶対に読んで損はないです。

 何と言うか、セイバーメトリクスの原型みたいなものであり、勝つための要素にフォーカスして割り切るスタイルとは何であるかを端的に示した内容と言えましょう。







 著者は、『からくり民主主義』など独自の視点で快著を連発している高橋秀実さん。ぶっちゃけ、開成高校の野球部という素材自体が面白いので、無理に飾り立てなくても充分に楽しく読めるということなのかもしれませんが。


 そこには驚愕のラストやどんでん返しもなく、淡々と進学校球児の取り組みだけが進んでいきます。だがそれがいい。ドラッカーも出てこないし。野球を「不必要なこと」と断言し、それでも部活に取り組む監督と、理屈っぽく捉えて他人事のようにプレイする球児のコントラスト。それでいて「人間としてなってない」という面白指導や、拾うという基本動作を教えるためにただ地面に置いてあるボールを拾う練習をするだけで劇的に上手になるという開成高校野球部の練度、さらには新設備が導入され練習できる時間が増えたという理由で「練習に集中力を欠くようになり」打撃力が落ちる顛末など、正直これは面白い。



 何でも、日本テレビでジャニーズドラマになるらしいですが、どうせこの原作を忠実にドラマ化などするはずもないでしょうからほっぽっておくとしても、勝負事の目的合理性について是非思いを馳せていただきたい本でありました。



 ところで、先般お伝えしましたフルカウントでのコラムが始まったようです。

 ご関心ある方は是非に。是非に。



【山本一郎コラム】今年のヤクルトはオープン戦ではちっとも勝てません

http://full-count.jp/2014/03/24/post1973/

「満塁フルカウントからクソボールコラム」が始まります

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2014/03/post-5c93.html



 それにしても、三塁コーチャーはいつの間にか福地に変わっていた割に、畠山が走塁死する場面を見るのはやはりこれはスワローズの伝統芸能なのでしょうか。てっきり城石がいまだに三塁コーチャーやってるもんだと思ってました。


 BLOGOS見てたら、鈴木宗男氏が暴れております。



3月20日(木)ムネオ日記

http://blogos.com/article/82746/



 なになに、何に怒ってるんですか?



[引用] 「政治家による母親叩き」と短絡的な表現で私の認識・受け止めを批判するのは迷惑千万である。



 えっ、乙武洋匡さんという人は、そんな発言をして宗男さんを批判したんですか。それは許せませんね。



 で、その本人から何か反論が書いてありました。



鈴木宗男氏への回答「政治家だからこそ、弱者への心配りを」

http://blogos.com/article/82747/


 いやー、凄い勢いですれ違ってますね。感動的なレベルで。どちらも



● 事件は痛ましいもの、とした上で、



● 可能であればベビーシッターに子供を長時間預けることはしないとし、



● やむを得ない事情で預かる仕組みは社会に必要不可欠であるから、



● 安心して預けられる環境づくりをするべき



 という点では1ミリも違わず同じ主張をしているわけですね。これで何で論争になっているんだか、私にはよく理解ができません。個人的には、鈴木宗男さんは親しい他人の死を悼んで世の無情(無常)を嘆くよりは、前を向いて何かの実現のために汗だくになっている姿のほうが似合っているように思いますが。




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