月別アーカイブ / 2014年02月

 聴力障害者を偽って作曲家活動をしていた人の問題が、その作曲家が行ったとされる曲を実質的に書いて告発した人にまで波及しているようですが…。



マスコミの報道について

http://www.tohomusic.ac.jp/college/topics/2013/2014-0206.html



 確かに世間を騒がせたのは仕方が無いとして、それって処分するべき内容なんですかね?



 私は楽曲の良し悪しにまで言及できるほどの音楽の素養はありませんが、しかし、「現代のベートーベン」というコンテクストを満たすに足るだけの曲をゴーストライティングして、しばらく誰もがそれを絶賛するほどの能力を持っていた人が、新垣隆さんというアーティストだったわけですよね。


 その後、問題となった作曲者と新垣さんが長年に渡り密接な関係にあった等の証言も一部で飛び出しているようですが、その手の別れ話のもつれがどうという風評はともかく、一連の事件において新垣さんは作曲者だけでなく指導者としても才能に恵まれていたようです。



【感動】新垣隆氏、生徒、保護者からの信頼感がハンパ無い件。【学校は処分?】#新垣隆 #佐村河内守

http://matome.naver.jp/odai/2139168570125226701



 出版業界では多忙な著者が自身の執筆の代わりにゴーストライティングすることは普通に行われていまして、音楽・作曲界隈のイメージとずいぶん違います。商業作品において共同制作をするにあたり、表権者とは違う人が書き起こす事例も多々あると聞いていたので、似たようなものなのかと思っていたのですが。



 私は本件の物事の良し悪しを判断するほどこの業界に詳しいわけではないので、態度自体は留保したいと思いますけれども、むしろそれなりに才能があったようである人を非常勤講師のままで留め置いていたことのほうが微妙なのかなあと思いました。



 と思っていたら、こんなリンクが。いや、私は無関係なんですけどね。



新垣先生の処分取消要請

http://www.change.org/ja/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%B3/%E6%A1%90%E6%9C%8B%E5%AD%A6%E5%9C%92%E5%A4%A7%E5%AD%A6-%E6%96%B0%E5%9E%A3%E5%85%88%E7%94%9F%E3%81%AE%E5%87%A6%E5%88%86%E5%8F%96%E6%B6%88%E8%A6%81%E8%AB%8B


 徳力さんから返答がきたけど、一般的な英語におけるアンバサダー(ambassador, 代表者)の語義とずいぶん違うような。



AMNで使っている「アンバサダー」というのは、「インフルエンサー」とは真逆の意味の言葉なんです。

http://blog.tokuriki.com/



 たぶん、徳力基彦さんの会社がアンバサダーとして元ネタにしているのはこれだと思うんですが…。



Brand Advocates: Turning Enthusiastic Customers into a Powerful Marketing Force




 まあ、私も厳密なマーケティング用語を駆使するわけではないので、間違えているかもしれませんけど、そもそも brand ambassadorと言われたらその縦軸と横軸はおかしいんじゃないでしょうか。



 影響力が低くてもファン度が高い人って、単なるファンでしょ。クラスタの中にいる人。



 でも、アニオタの布教がキモがられてファン層拡大や作品評価の向上には繋がらないように、彼らが彼らの言葉でファンである代物の代弁をしても売り上げの拡大には繋がらない、だからファンの中のambassadorに対して一般への浸透を深めていくためのマーケティングを促進してクラスタ全体の影響力を高めていきましょう、というのが一部の Brand Ambassadorであり、彼らはブランドにとって広告における有償の担い手と定義されるんじゃないですかね。



 徳力さんとこがAmbassadorは商品に対するロイヤリティに対する無償の代弁者というのであれば、それはAdvocates(支持者)とかFans(愛好者)といったmembershipに基づいた無数のファンたちを意味するんじゃないのかと。



 もしも、本来の意味でAmbassadorと呼ぶのであれば、私も含めて一般的な意味では報酬が払われるべき立場の人です。そもそも扱うべき軸が違うと思うけど、内容で言うと「この辺」の人を金で雇って、その対価としてブランドの代表者となりKloutやInfluenceを行使してもらう人たち。



Konohen_140208



 で、徳力さんもご自身で書いているんですが…。



[引用] (米国ではこうした自然なクチコミをしてくれている人たちをアドボケーツと呼ぶらしいので、自然クチコミしているアドボケーツを企業から何らか働きかけることでアンバサダー化する、と言う方が英語的には正しい表現なのかもしれませんが)



 いやー、AMNが言ってるアンバサダーマーケティングって、Brand Advocacy Theory/Practiceのことですよね。これってすでに使っているお客様にご愛顧感謝サンプルを配るマーケティングと変わらないじゃないですかーやだー。



 で、読んでませんが、その辺の根本的なところに違和感を持ってしまう状態なのに、どうも上記元ネタ本の和訳の監修も徳力さんがされているみたいです。大丈夫なのでしょうか。大丈夫なんでしょうけど。一応は、英語圏で大量にBrand Advocacyに関する論文があり、実証研究も進んでいる分野なので、変な形で(まったくの概念である)Ambassador Marketingと合体して日本だけ不思議な解釈になって一般化してしまうことのないよう願うしだいであります。



 ともあれ、mixiは滅ぶべきであると考える次第である。


 多用につき、手短になりますが、ノイジーマイノリティがネット選挙のあり方を決めているという話で。



 そのうちネット調査会社やY!Jがとりまとめて出すかもしれませんが、こちらの把握している限りでは、ネットでの発言でいえばハゲ>元帥>放射脳殿>家入>アカの順であります。



 文節評価などを加味して、ネットで好感度をもたれている順でいえば元帥>家入>ハゲその他なんですが、事前投票の出口調査を見る限り、ネットでの声はまるで反映されておらず、タモガミ元帥は磐石の4位力を発揮、家入に至っては単なる泡沫です。


 この状況を見て、ネット選挙は残念、という声が聞かれるようになってきましたが、確かにノイジーマイノリティがネットで喧伝しているほどには得票しない現象だけみてネット選挙がクソだというのはちょっと早計じゃないかと思ってます。



 一連のデータに、政治参加への関心度と発言者のKloutを被せてみると、結構いろんなことが分かるのではないでしょうか。家入が題材として適切だと思いますが、すでにネットでは一定の評価者を確保しているものの、本来であれば基盤となるべき20代、30代からの得票比率はアカ以下になっています。つまり、家入が「政治的な弱者である若者の声を政治に反映させたい」とまともなことを言ったとしても、肝心の20代、30代で政治参加に関心のある層は、候補者の年齢が60代、70代でも、家入よりも政策に安心感のある候補者を選ぶ、ということです。



 結果として、相変わらず家入一真の支持層は投票しない34歳以下の層がメインになっており、ここがキングオブ泡沫のマック赤坂と真正面からバッティングして、新旧泡沫大戦状態になっていることは言うまでもありません。



 元帥や家入がまったく風を起こせなかった理由は、政策や人物ではなく、両輪であるはずの従来選挙手法とネット選挙のバランスを欠いたことに尽きます。しかも、選挙戦終盤にさらに失速しているように見えるのは、選挙期間の2週間ですら有権者の興味を惹きつけることができていなかったということも意味します。試金石は、元帥が得票総数に対して8%以上の票を獲得できるかじゃないでしょうか。



 おそらく、ネトウヨと極左の固定票というのは、ネットでの存在感に比べて圧倒的に少なく、波及効果も乏しいということになりましょう。ただ、だから無意味なのだ、味方にするに足りない連中だというのではなく、首長選や小選挙区のような椅子一個を目指す選挙にはそもそも不向きというだけの話です。必然的に、街頭や商店街巡り、ポスター貼りといった「当たり前の従来の選挙手法」をしっかりやった上で、ネット対策についても然るべき配慮を行う、というスタイルが統計的には一番浸透する選挙活動なのだという当然の結論になるわけですね。



 どこぞの幹事長が、選挙期間中に関わらず30万人と握手できて初めて磐石な選挙基盤ができると喝破していましたが、知名度だけでもネットだけでも駄目で、都市部であるからこそ地道な選挙活動とそれを支える組織作りが大事だ、ということは良く分かったのではないでしょうか。



 ただ、個人的にはハゲが都知事に就任したあと、すぐにスキャンダルに塗れてせっかく座った都知事の椅子を返上することになりかねないのが心配です。大丈夫なのでしょうか。年内にもう一度都知事選やるぞ、とか本気で都民として恥ずかしいので、そのあたりうまく逃げられる算段を考えておいて欲しいものです。


 私もどちらかというと相手の気持ちをうすうす分かっていながら過激な言葉を書いてしまうほうなので、一連の『明日、ママがいない』問題はきちんと考えるほどに「んー」と思ってしまいます。本件では2件ほど寄稿ご依頼があったんですが、多忙にかまけてお断りをしてしまいました。別にどっちか特定方向への配慮をしているわけではないですよ。



 私自身は、いまでこそ三児の父というか惨事なんですが、長きに渡った童貞、独身時代も、結婚してからいまなお児童養護施設に対する寄付をさせていただき、また奨学金を求める学童への援助もささやかながらさせていただいております。なぜそれをいちいち書くかというと、自分でもそれが偽善であることは良く承知しているからで、それでもそういう資金で助かっている子供がいて、またそういう活動があるのだということを知った人が百円でも出してくれればと思う気持ちがあるからです。


 で、当然のように児童養護施設の状況から見ますと、ドラマとしての『明日、ママがいない』は現実離れしており、実際に施設で生活している学童に対する偏見を助長する可能性があるというのは事実であり配慮するべきことだと思います。



 その一方で、テレビに限らず国内のコンテンツはこれらの問題に対しての向き合い方がどちらかというと「問題排除」の方向で動きやすく、過剰に言葉狩りも含めた表現の自主規制を行い続けて面白くなくなっていき、結果としてネットなど自由な場で鬱積した表現が爆発するという便所の落書きのような世界観になってしまったのは残念であります。



 これらの配慮の結果として、当該番組のスポンサー全降りCF自粛という結構な事態に発展して、番組の内容見直しをしないという日テレ大久保社長の強気な態度も真正面から叩き潰されることになってしまいました。



 問題のドラマを観ていて思ったのは、いまの児童養護施設の事情を充分に斟酌して、面白いフィクションを作る余地がたくさんあったのに、どうしてあのようなミステリーハウス的な捉え方で作品にしてしまったのかという疑問です。ぶっちゃけ、多感な時代を迎えた児童が一つ屋根の下で共同生活を送るなかで起こすさまざまな青春や葛藤、忸怩たる思い、嫉妬、難局に立ち向かう気持ちなどなど、私が見聞きする中では私自身さえも羨むような若者の姿がそこにはあります。



 もちろん、さまざまな事情を抱えてやってきたという悲しみに包まれた人生を引きずって、それでもなお自分の存在意義を自問自答し、社会に適応していくためにどう生き抜いていくのか考える子供たちの気持ちに向き合うのは、遠巻きながらの関係者である私たちにとっても考えさせられるものがあります。



 しかし、これが独身寮や警察、自衛隊といった舞台であったなら、かのドラマの内容や表現がここまで問題になったでしょうか。あるいは、田舎の大家族の相克やタワーマンション、団地のような世界観であったなら、もっと違ったりアクションになったであろうと思います。



 そして、そういう「もう少しやりようがあったんじゃないか」と私が思い至る理由の最たるものは、児童養護施設とそこで暮らす職員の方々や子供たち、そしてそこから巣立っていったみんなが私の人生にとって身近だからです。それゆえに、あのドラマに出てくるような施設の有り様って、自分の見聞きした幾つかの施設での二十何年かの実体験からくるとまったくピンときません。



 表現規制がどうという以前に、児童養護施設という名前だけを使ってセンセーショナルで悲惨な人間ドラマを作りたかっただけなんじゃないでしょうか。



 これがもう少しきちんとしたリサーチの元に、実際に施設で起きそうな人間の機微に触れるドラマ脚本であったならば、子供たちの人生をより良いものにしたいと考える関係者からの応援の声ももっと大きかったことでしょう。



 残念なことに、そういう事実にドラマを少しでも寄せるという描写もなかったので、テレビの表現規制をこれ以上するべきではないという私本来の見解も曲げざるを得ないと思いました。ストーリー的な意味でのフィクションはしょうがないけど、児童養護施設というはっきりとした実態があって関係者や児童がいる限り、その方面に対する完全なる誹謗中傷に類する作品を擁護することはできないでしょう。



 いやー、児童養護施設って面白い子いっぱいいるんですけどね。

 なんであんな雑な感じでモンスター詰め所みたいな代物にしてしまったんでしょうね。


 おめでとうございました。



 ところで、Xデーが近づいているとされるインデックスの大和史明さん他、一連の粉飾事案の延長線上で、Gloopsがネクソンに買収された件は蒸し返しておかなければいけません。



ソーシャルゲームの「グループス」社の社長が元闇金だった件で

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2012/04/post-b5bd.html

SNSゲーム会社「グループス」社長の脛に傷

http://facta.co.jp/article/201205051.html


 基本的には、本件はベンチャー界隈やゲーム産業の何とかというよりは、暴力団対策案件に近いように思うので、それほど確率は高くないと思うけどインデックス粉飾着手→関係者逮捕→ネクソンのグループス買収案件に誘爆という当局コンボがあるとセクシーじゃないかと思いますね。そのときの買収資金はいったいどこに流れたのでしょう。



 かの界隈はGraniの谷直史氏によるgloops脱藩後の株問題といい不思議な物件が多数あって興味深いですね。



 国生さゆりと甲田英司氏みたいなネタにならないことを期待したいわけですが。


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