月別アーカイブ / 2014年02月

 森喜朗さんって本当に正直に思っていることをお話になる方でありまして、昔は講演のリップサービスもあって「神の国」発言騒動で歴史的な低支持率を実現、失言オリエンテッドな政権崩壊そして総選挙へという素敵な経歴を持っておられます。



 その森さんがやらかしたのが早速報道されておりました。大丈夫なのでありましょうか。



「負けると分かっていた」 森喜朗氏、フィギュア団体で

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2001S_Q4A220C1000000/



[引用]  東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相は20日、福岡市での講演で、ソチ五輪・フィギュアスケート団体について「負けると分かっていた。浅田真央選手を出して恥をかかせることはなかった」と述べた。



 さらに女子ショートプログラム(SP)で16位だった浅田選手を「見事にひっくり返った。あの子、大事なときには必ず転ぶ」と指摘した。〔共同〕



 最初「マジかよ、いくら森さんでもそこまで言わんだろw」と思っておったのですが、確認したら本当にそういう文脈でお話になられたようで驚愕です。何しろ「東京五輪・パラリンピック組織委員会会長」ですからねえ…。



 どうにかならないものでしょうか。



(追記 21日 13:22)



 発言全文が掲載されていて、それを読みにいきますと「表現は悪い」けどずいぶん報道されていた内容とニュアンスが違うように読めますね。



森元総理の発言報道に激怒して発言全文を読むと、ありゃりゃ???

http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=11065



 結局、スケート連盟から団体戦に出るに至った経緯まで360度DISってる発言ということですが、まだ戦ってる最中にもうちょっと丁寧な言葉で言うことはできたんじゃねーのとは思う次第ですね。



 となると、なんで浅田真央DISのところだけつまんで報道したんだ共同は、という話になるわけですが。


 いつもはクローズドなところで好き放題喋るというセミナーばかりを担当させていただいておりますが、今回は特定会社さんでの講演ではなく、広く語る場を日経BPさんにご提供賜れるということで、告知です。



ビッグデータアセスメント講座

パーソナルデータ活用 最新動向とデータ分析の勘所

http://coin.nikkeibp.co.jp/coin/itpro-s/seminar/nc/140313/



 弊社的には、どちらかというとビッグデータそのものよりもアルゴリズムとか最適化などが主戦場でして、簡単に言えば地雷を踏んだシステム部門のお世話をして整理する仕事がメインになっておるわけですけれども、最近ではビッグデータ向けの半自動ツールや既存サービスのカスタマイズ、すでに稼動している業務系への繋ぎ込みといったややこしいところもたくさんあります。



 先日からアドタイでこの辺の鼎談などもやらせていただいております。



データサイエンティストって、ぶっちゃけどうなの?――西内啓×田中幸弘×山本一郎 ビッグデータを語り倒すの巻(2)

http://www.advertimes.com/20140217/article147162/


 まあ、実際にはウェブだけで完結していない事業者が大半なので、そういったところが、いざ「顧客データを有効活用しろ」と言われてもなかなか大変なわけですし、システムのお守りをするセクションと、現場でお客様と接しておられるセクションとが手をより効果的に取り合わなければうまくいかないんですよ。



 もちろんそういう攻めのところだけでなく、実は本当にデータを活用して収益に響くのは仕入れや流通です。いままでのバリューチェーンのようにパッシブに最適化を図っていくだけでなく、未来予測をするときの根拠出しに使われるビッグデータというのはそれなりに効果が出やすい分野でもあります。



 それを手助けするためのひとつのツールがビッグデータ(サンプリングで充分というケースも多々あるけど)による解析による知見、というところだったりします。

 このあたりの個別具体的な話や、その根底にある「統計をビジネスに活かすとはどういうことか」や「統計の母体であるパーソナルデータの取り扱いはどういう制度変更になる可能性があるのか」を知ることで、随分と視界が開けてくるものもあるのでしょう。そういう話ができるといいですね。



 そろそろ有効な活用事例も溜まってきたので、うまくこのあたりのお話ができるようにしていきたいと思います。

 ご関心のある方はぜひお越し賜れますと幸いです。よろしくお願い申し上げます。


 このところ、複数のインシデントでシンガポール法人や、シンガポールに渡った反社会的な日本人によるアプローチが多数視認されており、従前はそれ相応の監視が行き届いていたものが現在では主に金融事犯の踏み台になっている、と指摘されることが格段に増えました。



 彼らが採用している政策というものは基本的には都市国家的な世界観であり、エリート志向、選別主義的な側面が色濃くなっています。日本で言うならば東京だけで国を作り、都政において都民住宅その他貧民対策を行わず金融業界その他知的財産の付加価値が高く利益率の高い事業を世界から誘致することに最適化した内容です。



 日本の場合は、国際競争力は東京圏が七割がた確保して、利益を出している法人のシェアは東京が圧倒的ですが、一方でその8倍の地方人口も抱えており、これらの1億2千万人の国民はひとつの法律で一体管理されている以上、日本がシンガポールのように富裕層にだけ合理的で、国際競争力のみに特化した政策には転換できないのは自明です。


 しかし、国際化が進む金融環境の中で、日本人が日本国内だけの内需を当てにして事業を展開することで世界企業に匹敵する規模に成長することは困難です。国債はともかく、日本の金融セクターでは外国人の割合は一貫して一定割合を占めており、海外売上比重も考えて経営戦略を組まなければ事業になりません。



 結論として、金融面での有利さや、法人税の低さを好感して、シンガポールや香港に吸い寄せられる法人はたくさんあります。また、国際競争力の観点から日本は産業振興のために法人税を引き下げる必要があるという方向でコンセンサスが取られています。つまり、日本が日本の国内事情だけで経済政策を決定することはもちろん現代では困難だということの証左でもあります。



 実際には、シンガポールが有利だからじゃあそっちに拠点を移そうか、と気軽に言えるのは、金融やソフトウェアなど、優秀な人の力量だけで組織が存在でき、充分な利益率を叩き出せる業界だけです。製造業や貿易商社の場合は、本社やリソース確保は日本に相変わらず拠点を置きながら、外-外の事業のハブとしてシンガポール法人を使うという程度に留まります。



 短期的には、この進出ラグが身軽な犯罪者の逃避地としてのシンガポールという問題を引き起こします。シンガポール当局は事情をひとつひとつ知らなくても然るべき財産があって費用を拠出していれば、日本で何がしかの問題をやらかした人たちも受け入れます。むしろ、積極的に彼らの問題ある経済活動を覆い隠す可能性もあるわけで、ここ近年の租税事案でシンガポールがらみは香港以上の件数、金額の伸びになっているように見えます。



 また、そういうシンガポールへの犯罪資金も含めた逃避を手引きするサービスが充実し始めている現状があるように見受けられます。もちろん、事件化までしてしまえば簡単に追跡するわけですが、そういう段階にまで至る前に歯止めをかけなければ当局としては齟齬を来たしてしまうので、「重大な事案ではない」と後回しにされた小粒な事案ほど放置され、社会的公平性が失われてしまうという問題を起こしているのでしょう。



 「成長するアジア経済を取り込め」とスローガンを掲げるのは簡単ですが、犯罪者が日本で不当に稼いだ金を片手に高飛びをしたり、支払うべき税金を逃れるために安易な海外移住を志向する仕組みは国益にそもそも適いませんし、それを目当てに奨励する政策を取ったり隠れ蓑を積極的に提供する国や地域は日本にとって友人とはいえないという結論になるのではないでしょうか。



 ちょっと言い方は悪いですが、ある意味で成長セクターに特化していることを利用して、日本の成長率や納まるべき税金が横取りされているとも言えます。そこには、流入する労働者の人権やマレーシア他近隣国の利益はあまりきちんと保証されず、フリーライダー状態になって手をつけられなくなる可能性もあるんですよね。



 いますぐにEUにおけるスイスのように、アメリカとの対立の挙句、彼らの持つ情報はすべて吸い上げられるような事態になるとは思いませんが、新興国の成長率鈍化が顕在化してしまうとおのずからこの辺の問題は出てくるでしょう。潮がひくと、浜辺にごみが一杯落ちてるような状態になるのでしょうか。


 やはり寒い夜は鍋物に炎上案件で暖まりたいのが人情でありまして、ネットを見ていたら津田大介が炎上していたようです。









 言わんとすることは分かりますが、誤解しようと思えばいくらでも誤解可能な文章に仕上がっていますね。やはり、この冬に自らを燃やしてネット民を明るく照らす灯台のような存在でありたいという津田大介一流の美学という奴でしょうか。


 で、当然のように炎上するわけなんですけれども、まあこりゃしょうがないよね。



津田大介氏「天ぷら総理」を批判し炎上!メディアのフルコースを嗜む。

http://news.infoseek.co.jp/article/sunday_4626842



 なぜか忘れられているJ-CASTも元気です。



「安倍首相、天ぷら屋で会食止めて官邸で弁当食え」 それで何か事態が変わるのか、と反論が次々と

http://www.j-cast.com/2014/02/18197085.html?p=all



 確かに、ここだけ抜き出して読むと、津田さんの真意は別にしても「天ぷらが駄目なら弁当を食べればいいじゃない byマリー」的な状態に捉えられかねないわけですよね。



津田大介氏が激怒 「天ぷら会食を止めて弁当を食べればいいだけでしょ。バカですか?」

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1788675.html



 当然、津田アカウントにも大量の罵声メンションが寄せられ、結構マメに反論しているあたりはさすがだなと思うわけですが。そして、エスカレートした先にはお決まりの殺害予告、そして天ぷら騎士団津田大介のコラが提供されるまでが遠足です。









 そして真面目に検証する田代君。っていうか、こんな道端に落ちているものまで考察し科学するのは知性の無駄としか思えないんですけどね…。



https://www.facebook.com/mitsu0227/posts/10203241423899741



 というわけで、今週もウェブ界隈は平和です。


 世の中コンプラコンプラってうるせえよ! と思っている天麩羅愛好家の皆さん、来週月曜17日は、新潟大学の田中幸弘教授と『実務家たちに捧ぐ コンプライアンスナイト』を開催するんですよ。



『その規約、契約で大丈夫ですか? バブリーなICT業界を生き抜くコンプライアンスナイト』

http://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/21360



 「もうちょっと格式高いところでやれ」等の暖かい応援メッセージも多数頂戴しましたが、皆さんと飲食できて、おいしくて、プロジェクタとかあって… と諸条件考えますと実に阿佐ヶ谷ロフトAは落ち着く場所でよろしいのであります。穴場だし素晴らしいですね、阿佐ヶ谷ロフトA。会場内禁煙だし。


 で、いままではコンプライアンスといいますと、どちらかといえばサービス提供者がお客様との間でどのように倫理観ある仕事をするのかや、会社同士の仕事においてどのような契約に基づいて役務を提供すればよいのかという話がほとんどでありました。ところが、最近では国税庁が徳洲会に突入したり、警察がネット会社にこっそり面白いものを仕掛けたりと、当局と業者の間の関係もまた緊張してまいりました。たまに本気で嫌われた人がゼロになったりする世界なんですよね。恐ろしいことですね。



 このあたりの事例も踏まえまして、皆さまと美しくも微笑ましいコンプライアンスの世界をぜひ知っていただきたいということで。はい。



 先日は、アドタイで田中先生とも鼎談をやらせていただいて、やっぱりお前のハートの中の倫理を呼び覚まさないとリスクは減らせないよねーという結論に達しまして、皆様にもぜひその辺の熱いところを聞いていただけたらなと思う次第であります。



西内啓 × 田中幸弘 × 山本一郎 ビッグデータを語り倒すの巻(1)「ビッグデータは幻想なのか?」

http://www.advertimes.com/20140210/article146371/



 よろしくお願い申し上げます。


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