月別アーカイブ / 2014年01月

 派手にやってくれているようで、休日返上で調べものをしている私の精神に厨の風がそよと吹き込みます。



http://www.peeep.us/58a1938aTk_140113



 ああ、どこかで見た光景だなと思っていたら、ダイヤモンドオンラインで上杉隆のガセネタ掲載して炎上した事件のことでした。きっとこういう状況を眺めながら、今日も日垣隆せんせは懸垂100回やっておられるんだろうなあと遠い目になってしまうわけであります。




 で、その原田武夫が自身のブログで何か言ってます。



「東洋経済オンライン」編集長名による「お知らせ」について

http://www.peeep.us/3732affd



[引用] なお、同編集部からは本件事案を契機に、これまで他に比して極めて多数の読者が愛読してきた同「コラム」の連載を即日打ち切る旨、何ら充分な説明もなく通告があった



 この一文に込められた万感が去来するわけなんですが、ざっと整理するだけで幾つもの感情がざわめきます。



● 誰が見たってあの記事はデマだ。掲載するとき東洋経済は何も思わなかったのか。



● 今回炎上したので「原田武夫のコラム連載は即日打ち切ることになった」ようだ。もっと早く切っておけよ。



● 「他に比して極めて多数の読者が愛読してきた」って自分で言うな。



● 「何ら充分な説明もなく」って、説明したってお前どうせ分からんだろ。



 腹の虫の納まらない原田武夫、一連の問題を陰謀論気味に「最新の技術革新を『隠ぺい』しようとする大手メディア」などとしてメタに論じていて面白さがハンパないです。



続・「福島原発から、トリチウム汚染水が消える日」 実証実験の実施日、変更される

http://www.peeep.us/ac20d6bf



 どう見てもガセネタだからお詫びして記事を取り下げているのが東洋経済の立場だと思うわけですが、真実と思い込んでいる原田武夫からすると「マスコミが不都合な事実を隠蔽した」というキチガイ沙汰の反応になるのも致し方ないのだろうかと思うわけであります。



 さて、原田武夫を起用していた東洋経済は、単行本も出しています。『「日本バブル」の正体 ~なぜ世界のマネーは日本に向かうのか』(東洋経済新報社、2013年)とかいう奴ですが、すみません読んでません。



 その東洋経済の書籍部門とオンライン部門がどれだけ連動して原田武夫を持ち上げ、そして存分に電波を放出させた後、炎上して即打ち切りというエレガントなソリューションを提供したのか、その全容は外部からは分かりません。ただ、そういえば最近東洋経済オンラインの柔らかぶりは顕著で、確かにPVは10倍になったようではあります。



PV数10倍増でも「東洋経済オンライン」が失敗する、たった1つの理由

http://ac.hatenablog.jp/entry/2013/11/25/110633



 まあ、東洋経済がどこを目指してやっていこうとしているのか、よく分からないっていうのは事実ですね。クソみたいな記事が量産されているのが気になりますが、PV欲しさに麻薬のような記事を増やすと東洋経済の冠がかぶさったネトらぼみたいになってしまいかねませんので、充分に気をつけて欲しいものです。



 こちらからは以上です。


 新年早々、何だよこれ。



黒川塾 十六(16) 新春特別放談

「ゲームビジネス潮流観測~混迷の時代に新たな萌芽を探す」

http://peatix.com/event/26644



 このただでさえデリケートな状況でデリケートなことをデリケートな相手とお話するという助平なイベントを黒川文雄さんに企画されてしまいまして、さてどうしようかと思っていたところなのですが。



 ただ、あんまりコンテンツ業界のビッグビジネス側の話はソーシャル界隈に比べて良質な議論がないのと、どんな実例を際どくぶん投げても和田洋一さんなら半笑いでがっちりと受け止めていただけるであろうということで、今回も真面目に準備してイベントに臨みたいと思います。



 内容面では、プロジェクト運営とか制作の現場の話よりは、コンテンツポートフォリオとか広義のロングタームのキャピタルマネジメントなどの方面になるでしょうから、俺らは3年に一回でっかいAAAタイトル作って勝負してるんだっていうビジネスをやっている人にはあんまり参考にならないかもしれません。


 現場ではスマホだアプリだソーシャルだと湧き上がっていますが、一部のバブルを起こしているベンチャー投資方面が過剰かつ長期すぎる収益見込みで博打を打って相場を荒らしているだけだと思っていて、やはりベースになるのは家庭あたりの娯楽費や教育費内のシェアと、人数であります。



 そこに対して、コンテンツ事業としてどうビジネスチェーンを作って市場へ自社製品を流し込んでいくのか、受け入れられる仕組みを川上からも川下からも用意するのかといったところ、あと市場環境の解析といった内容ぐらいまでが本論になるかと思います。その辺のビッグビジネスのマネジメントは和田さんがまさに手がけてこられたところですので、いろいろとお話を引き出せるといいなあと。



 今回はゲームクリエイターを前面に立ててスタジオ立てて大金放り込んだけど馬鹿みたいな使い方をされて浪費しちゃった挙句納期が守れなくてゲーム機メーカーから多額の追加費用と人員を突っ込んでもらって何とか発売できたにも関わらずショーなどで壇上に立ちドヤ顔で自分が作りました然としているカス共をどうにかするという話はしませんので、あしからずご了承ください。



 よろしくお願い申し上げます。




 駄目とは言わないものの、狙ってできるもんじゃないと思うよ。



酒好きを演じる植木等はアンバサダーではない

http://blog.agilemedia.jp/labs/bid/102231/



 もちろん、特定のクラスターで影響力キングになってる人が、「これいいよ」ってやったら雪崩を打つ現象はあるにせよ、これってある意味で出版社さんからの献本と一緒で、「善意で取り上げてくれそうな人のリストを作ってどれだけ多く贈るか」みたいなモデルにならざるを得ないでしょう。


 クラスタ分析とかやると、結局は炎上でのPV稼ぎもアンバサダーも、影響力のある人がその話題を取り上げて盛り上がる可能性βを引き上げるために、どれだけ情報的または物質的投資を行うかや、時系列で鮮度を保つかといった、結構当たり前の数学で期待値は導き出せるんだと思うけどね。



 以前もあった「コミュニティのハブ機能を押さえている人を優遇せよ」とかいう命題もそうだったし、また生涯どれだけのお金を使ってくれ得るかというモデルを作るのも同様ですね。



 アンバサダーも、これらの「コンテンツの世界は水物です」というのと同様、ある商材やサービスでブレイクのきっかけを掴んだアンバサダーが、次回以降も同じ行為をしたとしても同じ期待値にはならない、再現性はないっていう、当たり前のことに如何に早く気づくかってことじゃないですか。



 インバウンドマーケティングみたいに、フェーズごとのKPIがしっかり立って、A/B分析しながらスコアリングするようなオートメーションが実現できなかったら、アンバサダーの概念もクラスター内のお山の大将にサンプル配るのと変わらない試供品マーケに近い世界観で終わってしまうと思います。



 とりあえず日本銀行のアンバサダーになって3兆円ぐらい貰えればいっぱい人雇って仕事作ると思うので、ぜひアジャイルなんとかは日本銀行にアンバサダーマーケティングを流行らせるような顧客開拓をお願いしたいと思っております。間違っても日本郵便が年賀状送り放題とか、マクドナルドで太り放題とかやめてください。


 先日、トピ主さんにブログで盛大にユニバレを果たし敢然と画像つきで指摘されるという大技を繰り出したヤフー楠正憲さんですが、今度はツイッター界のセクシーキャラとして際どい炎上劇を日々演出するイケダハヤト師を煽り話題となっております。



ヤフー勤務、政府CIO補佐官、大学講師 楠正憲が着るユニクロのクレイジー・ダブルポケット・フランネルチェックシャツ

http://topisyu.hatenablog.com/entry/uniqlo



 それにしても、トピ主さんの繰り出す「トメトメしい」という単語は、姑姑しいという味わい深い意味合いを感じさせ、実にエレガントな表現ですね。一度、使ってみたいと思います。








 さて、もともとのネタはイケダハヤト師が良く知らんイベントで何か言ったことが発端のようです。この区役所にチラ裏風のメールを大量投函してロビイングというのは、20年以上昔私の住んでた実家の裏に住んでたおっさんから中野区役所に輪ゴムで縛った大量の苦情はがきを投函しているのを自慢された以来の快挙です。少なくとも知能指数は100を割っているものと思われます。絶対下のほうです。









 もちろん、世間一般の常識からしますと、結構問答無用で「役所に投書を投げることがロビイングなわけねえだろバーカ」という雰囲気がいたしますが、イケダハヤト師が相手ですので、そこはあまり拘ってはいけません。



 で、そこへ幕府方の楠さんがマジ突っ込みをしてしまいます。









 いいですね、この冗談の通じない感じが。HP9999のボス敵に絶望的な戦いを挑むRPGみたいです。

 イケダハヤト師がウェブで余計なことを言うたびに、エンカウントした高レベルの敵に「ググレカス」と罵られる姿が目に浮かびます。









 「なんで絡んだんですか」ってもう理由は明らかに楠さんには冗談が通じないからなんですが(というかイケダハヤト師は冗談を言ってない可能性が高いわけですが)、ロビー活動っていうのは辞書で引くまでもなく具体的に議員や高級官僚など意志決定者に特定の政策を実現させるために個別に働きかける活動を指すことが多いので「そんなことも知らんでロビー語るんじゃねえ馬鹿」という表現を楠流に書くと「Wikipediaとか世界大百科事典の記述がそこそこ正確なので、他人に聞く前に読んでみたら?(っていうか知らずに語感のノリだけで適当なこと喋ってねえでクソでもして寝ろカス)」という意味であろうかと予想されます。









 そして、そういう意図を知ってか知らずか、文字通り単独の呟きで「酔ってるのかな」とか吐露する極めて文学性が高い技巧派コメントを残すのがイケダハヤト師です。ある意味で小町の「ちなみに私の夫は年収一千万です」に匹敵する切れ味と言えましょう。この読者の脳裏に鮮やかに浮かび上がるそれがどうした臭、ああ馬鹿みたいな文章の元ネタをいちいち追いかけて就寝前の時間を20分ぐらい損したぞ、残念だなと思わせる匠の技を感じさせるわけですね。



 もちろん、どうでもいいんですけどね。一番酔ってるのはたぶん私ですし、明日起きてシラフで自分のこのブログ記事見てまた詰まらん記事を私は書いてしまったと反省するんでしょう。



 いいじゃないですか、この世界、この時代でこんなクソ文を真夜中に書いている私と、それをうっかり読んじゃった貴方がたとの運命というものの恵みを祝いましょう。たぶん、あの冬のユニクロの「かなり奇抜なデザイン」がさせた魔術なんですよ。



 皆さんに今日より幸せな明日が来ますように。


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