月別アーカイブ / 2013年11月

 小倉智昭さんの突発振りを地味な感じでこなすという稼業も少しは板についてきたのでしょうか。



 明日も朝早くからお台場で『とくダネ!』の収録に向かいます。「防空識別圏」の話も極めて重要なんですが、きっと朝の時間帯で小難しい国防や安全保障の話をしても喜ばれないのかもしれません。悩ましいですね、ほんとに。まあ、私には話題の選択権などないわけですが、でも日本国民としてこの朝の時間帯に何を伝え、何を考えてもらうべきなのか、いろいろ感じるところはあるわけですね。


 せめて猪瀬直樹さんの案件でもトピックスにあれば専門分野について語ることもできたかもしれませんが、今回はトップネタがたぶん「突風強雨」とかそういうノリの話です。やっぱり日常の関心事ですから、仕方ありません。こんな話で小倉さんから「ねえ、山本さん」と振られたとき、視聴者の皆さまの前で何を語ればいいのか私は悩みます。「いやー、風が強かったですね」「そうですね、飛んでくるものにぶつかるなどで怪我をするのは嫌ですよね、気をつけましょうね」という話をして喜んでいただけるものなのか…。



 下手に上手いことを言おうとするよりは、丁寧に回答したほうが良いというのは良く学びましたが、場合によっては視聴者は強風で傘や被り物が煽られ飛んでいく風景を解説することを期待しているのかもしれません。様々な思いが去来するのですが、そこはコメントを寄せる立場ですので、炎上しないように頑張りたいと思います。




 日本原子力学会の学会誌『ATOMOΣ』に寄稿させていただきました。もうすぐ掲載誌が発送されるようです。



日本原子力学会

http://www.aesj.or.jp/

日本原子力学会誌『ATOMOΣ』

http://www.aesj.or.jp/atomos/atomos.html





 時論『信頼回復のためにも、技術の未来を語ろう』という演題でありますが、原発事故を原子力工学の問題と捉えて学問全体の未来を閉ざしてしまうのではなく、リスクと社会へのベネフィットをしっかりと語っていくことの大切さを論じた内容になっております。


 というのも、もちろん福島第一原発事故というのは忌むべき事件でしたが、事故やそれを発生させたメカニズムをしっかりと追求し、反省をしたうえでどうするのかというのは別の問題であって、原発を支えた学問が萎縮することは原子力工学の未来をも否定することになるからです。しかも、学問の果実というのは原子力発電という一概念だけでなく、医療分野や、宇宙工学にも密接に関係し、将来的には核融合炉その他のブレークスルーが期待される領域にも手がかかっているのも現実です。



 原子力発電所への賛否や問題を提起する声は当面の原子力工学にとって逆風であり、この分野の門を叩く研究者が減ってしまう恐れがあるのは間違いありません。一方で、問題が解決されるために学問が担うべき部分は確実にあり、また同様に課題を乗り越える研究や技術が新たな文明の水平線を描き出す可能性は大きく残されています。



 そういう未来を考えるために必要なことは、神話を築くことではなく、問題を問題と捉え、リスクをしっかりと把握し説明する透明性と、未来を拓く為に原子力がどのような役割を担う可能性があるのかを説明する将来性とが両輪になると考えます。これがうまく回らなければ、原子力を使った未来技術はことごとくアメリカやロシア、中国、フランスなどに奪われてしまうことも意味し、日本人の未来は他国の技術に依存することになるでしょう。



 そして、日本では不運な事故が起きましたが、日本の周辺にはリスクある建造物がひしめいています。福島の放射線汚染を恐れて九州に逃げた人は、韓国のあまりきちんと管理されていないかもしれない日本人の手に及ばない原発のより近くにわざわざ住みに行ったことになるわけです。



 考えるべきことは事故の原因と再発を防ぐための方針、そして起きた被害からの回復であって、学問領域全体を頭ごなしに否定するものであってはならない、と考えております。たとえ、それが科学的根拠の乏しい不安を国民に惹起させるものであったとしても、いま求められていることはそういう人たちとの対話だと言えましょう。



 この話には特にオチはありません。お読みいただきまして、ありがとうございました。


 事実関係の全部を知っているわけでは当然ないし、捜査の方向がどっちへ飛んでいくのか分かるはずもないのですが、せっかくのスキャンダルですし全力で面白がることで人気都知事の供養になればと思っております。



猪瀬氏、徳洲会に1億円要請 知事選前虎雄氏判断で提供

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131123/crm13112308510003-n1.htm



 猪瀬せんせの素敵なお人柄が垣間見えるツイートについては、こちらでまとめておきました。



声に出して読みたい猪瀬直樹Tweet集

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20130507-00024779/


 ところで、猪瀬さんの発言の軌跡というのは非常に神々しいものがあります。第一報のころは、5,000万円の資金について取材され「知らない」と回答していたわけですね。



徳洲会、猪瀬氏側に5千万円 都知事選前、捜査後に返却

http://www.asahi.com/articles/TKY201311210472.html



[引用] 猪瀬氏は同日、朝日新聞の取材に「私はまったく関知しない」「知らないと言ったら知らない」などと、全面的に関与を否定した。



[引用] 関係者によると、猪瀬氏は昨年11月上旬、知人とともに、神奈川県鎌倉市の湘南鎌倉総合病院に入院している徳洲会創設者・徳田虎雄前理事長(75)を訪問し、「都知事選に出ます」などとあいさつ。



 猪瀬さんサイドは、「徳田虎雄と話したことはおろか会ったこともない」と突っ張っておりました。その後、



(上)徳洲会からの5千万円「個人の借入」「一銭も手をつけていなかった」

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131123/lcl13112307000000-n1.htm

猪瀬知事「たまたま」連発 5千万円問題、会見一問一答

http://www.asahi.com/articles/TKY201311220433.html



[引用] 個人で借りたので僕と妻だけが知っていて、妻の貸金庫にいれて返済するつもりだったが、妻の病気、入院いろいろありまして、返済するのが9月になってしまいましたということになります



 なお、猪瀬さんの奥様ゆり子さんは今年7月21日に亡くなられております。その亡くなられた奥様の貸金庫にいれておられたのですね。証言が出ないのでは仕方がありませんので、ここは佐々木俊尚さん経由で幸福の科学に相談し、霊言を大川隆法さんの口から頂戴するほか方法はないのではないでしょうか。



 その後、当然関係者サイドは「待ってました」と言わんばかりに「猪瀬直樹が1億円を徳洲会に要請した」というニュースが出てくるわけですね。証言が揃っているのでしょう。それにしても、現金で証文なし利息なし返済期限なし担保なしって凄いですね。これは譲渡ですわ。



 読売新聞は、徳田虎雄さんと猪瀬直樹さん(石原慎太郎さん)を繋ぐ仲介役に直接インタビューをしており、大変ためになるお話で、ありがとうございます。



「全部あうんの呼吸」…都知事・徳洲会の仲介者

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131122-OYT1T01500.htm



 まあ尋ねて挨拶するタイミングで「金よこせ」と要望するのはよほどの強心臓でなければできないことだと思いますが、もちろん、バックグラウンドとしては主たる「関係者」、虎雄さんの元秘書能宗克行さんの告発状が宝の山であったといえるわけです。



徳洲会を刺した能宗「走狗」の実名

http://facta.co.jp/article/201311013.html

徳洲会マネーで汚れた「環境派」元代議士

http://facta.co.jp/article/201312024.html



 何しろ虎雄さんの政治活動において再側近として政治方面の取り回しをしていたわけで、その資金移動の詳細を知る人物であって、その人が記録を持って検察に転んだのであれば違法な政治資金を懐に入れていた政治家がただですむはずがありません。そう、猪瀬直樹さんのようにね。しかし、話がここだけでは絶対に終わらないと思われるのは、この徳田虎雄さんは一時期、石原新党設立のための資金拠出を「石原慎太郎さんに頼まれて」行ってきた可能性が高いわけです。



 その能宗さんと一緒に一連の疑惑で家宅捜索を受けたのが元民主党の高見裕一元議員で、議員としての振り出しは新党さきがけ、二転三転して民主党に入党し環境派代議士として菅直人さんの直系直参の議員であります。ただし、とても優秀な御仁ではありました。一連のお話の中で、らでぃっしゅぼーやなど産地直送系のベンチャー企業を支援したり、環境活動においては非常にバランス感覚の取れた「活動一本槍ではない」珍しいタイプの政治家ではあります。落選したけど。



 この辺を語りだすと切りがないんですが、徳洲会病院を建設する際の亀井静香代議士事務所がやらかした件や、石原慎太郎都知事時代に新銀行某のトップだった徳田一さん経由でのユニバーサル岡田さんとのカジノ構想、さらには某環境相になっている石原家の長男さんの話、面白議連で自民党からの議員として「名前だけ貸した」はずが6年間に渡って合計4,000万円以上を貰っていた大臣経験者その他、話は単純に徳洲会だけではなくそれに対抗しようとした陣営との小判積み増し合戦が根幹にあるわけです。



 飛び火する筋道は私のような外野の第三者が言うべきことではなく、東京地検特捜部がその威信の復活を賭けて最高最良の物件を探して摘発を行っていくつもりなのでしょう。何しろ、カジノ方面への放火がありますといろんなものが待ったなしで炎上しますので、収拾がつかなくなる恐れもあります。



 さてどうなりますか。


 もうとっくに収録は終わっているので、告知をするのも憚られる雰囲気ではありますが、お伝えしないのも変な話なので。それ専用のURLとかはないみたいです。



 テーマは貧乏な年寄りはどうすればいいのという話で、なぜかそういう年寄りに対して投資話を薦めるみたいな展開になるのではないかとワクワクして収録に臨んだのですが、そういう話はほとんどなく、まっとうに進んでいき、これといった論点も争点もないままにストンと番組が終わるというただただ静かな雰囲気で進行しておりました。


 個人的には、かねてから尊敬している大竹まことさんとの並びで座るということで、もはや収録に悔いはありません。「きっと混乱する場を、裏回し的に大竹さんがバッサバッサと斬って議論にハリを持たせる役割なのだろう」と思っていたら、むしろ大竹さんが何か発言しようとするたびに松本明子さんや舛添要一さんに割り込まれて静かになり、大竹さんが論ずる途中で阿川佐和子女史にぶった切られていました。想像以上に辛いポジションです、大竹さん。ああこれも役割に徹しておられるのだと心が和やかになりました。本当にありがとうございました。



 たぶん放送では不動産の専門家その他の皆さんを私がけなしているところばかりが放送されるかもしれませんが、今回ご一緒した皆さん、非常にまともな見識をお持ちの方でした。立場上、何でそんなこと言ってんのと議論を吹っかけなければならない私でしたが、「まあそうですよね」とか「お話は分かります」などと言ってしまい、恐らくことごとくカットされているものと予想しています。常に次の発言のことを考えていたので、大竹さんのボケにうまく反応できず申し訳ございませんでした。



 まあ、結局貧乏でどうしようもない老人は投資のことなど考えず地味に働けとしか言いようがないんですよね。不安がったってしょうがありません。だって50年なり60年なり生きてきて、いろんな人生の積み重ねがあった結果としてカネがないわけですから、そこでいまさら株だ不動産だといったって博打うたせて勝てるはずもないじゃないですか。というか、勝つ人はいるのかもしれませんが、大多数の人は負けた後で本当に身動きの取れない人生しか待っていないわけです。



 番組中、どうしても構成上「ビンボー年寄り夫婦」みたいな言い方になってますけど、結構な割合がシングルだったり伴侶に先立たれた方がいらっしゃるはずなので、そのあたりも含めて考えないといけないよなーとぼんやり思ってましたが、そのあたりのことは一言も触れずに終わってしまったのが残念です。またご病気されて働けないであるとか、お子様が独立された後だと、今度は息子夫婦の近くに住むとかそういう補助も考えうるわけで、まあ老人といっても環境は千差万別ですしおすし。



 悲しいけど現実にいままで投資をやってこなかった人が年寄りになって慌てて投資に打って出ていいことはないと思います。だから、収録中、ずっと若かろうが年寄りだろうが、貧乏なら働いてくださいということを言い続けておりました。たぶんカットされているだろうけど。



 ということでよろしくお願い申し上げます。


 いやー、これは何なんですかね。



 もうどこからどう語るべきかが良く分からなくなってきているんですが。とりあえず佐々木俊尚さんが『幸福の科学』の一連のナニに関心を持って幹部と対談をやること、それに対する反発と佐々木さんの説明(釈明)があったこと、その結果として、ああ佐々木俊尚さんは大気圏を突破して新しい精神世界へ旅立っていくのだなという感慨だけが残るのであります。



佐々木俊尚氏、幸福の科学・ジョブズ霊言本セミナーとコラボで炎上

http://togetter.com/li/589930

宗教法人『幸福の科学』の林洋甫さんとの公開対談について

http://www.freezepage.com/1384926532KSGURHOJAW

【評論】幸福の科学問題で垣間見える佐々木俊尚クオリティ

http://dailycult.blogspot.jp/2013/11/blog-post_19.html

【幸福の科学】佐々木俊尚氏が、ジョブズ霊について語るイベント

http://beyond.cocolog-nifty.com/akutoku/2013/11/post-ccd2.html

「幸福の科学」元信者の立場から佐々木俊尚氏の見解を批判する

http://antikkuma.hatenablog.com/entry/2013/11/14/225946

【まもなく開催】ITジャーナリストの佐々木俊尚氏と幸福の科学の“ガチンコ対談" S・ジョブズ霊言書籍記念イベント

http://www.freezepage.com/1384926705CKDRVJWVOU

佐々木俊尚氏が幸福の科学幹部と対談イベントを行うことが判明し炎上

http://d.hatena.ne.jp/hagex/20131114/p11

「佐々木俊尚VS幸福の科学」対談は、結果を見てから批判せよ~田原総一朗インタビュー

http://blogos.com/outline/74026/



 ネタとしては14日のことですんで、なぜ一週間ほど経って取り上げたのかと疑問に思われる方もあろうかと思いますが、ハフィントンポストにて佐々木俊尚さんが自ら語る宗教観がイマイチ良く分からんからであります。



 というか、以下の文章から続く佐々木俊尚的世界観について、理解できる人、います?


[引用]

さて、私が非常に面白いと感じたのは、以下のコメント。「単純に民主主義的に多くの意見をWebで集めるスタイルは、私は衆愚性になると思っており、高みを作る仕組みとこの民主主義の仕組みをうまく融合させていく必要があると考えています」



これは一種の「レイヤー型民主主義」「レイヤー型政治」のような概念でしょうか。




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 「さまざまな社会問題ごとに、意見表明して支持政党を変えるようにはできないだろうか?というやり方も考え得る」から「当事者vs非当事者の問題が生じてきてしま」うのと、幸福の科学の幹部との対談企画に応じるのとは結構な隔たりがあります。



 佐々木さんのメルマガに対して幸福の科学の幹部が長文のレスを返してきたとして、それがAKB的偶像崇拝めいた話も敷衍しながら「(1)宗教はテクノロジーと融合していく可能性があるだろうか?」といった演題について対談していく必要性がどこにあるんです?



 恐らく、話を聞くべき対象も、テーマも、順番も、論旨もすべて間違っているのだろうと思いつつ、それはそれで佐々木俊尚さんの持ち味っていう部分もあるから、それを触る必要もないと思ってたんですね。



 ただ、カルト宗教に関する定義であるとか、幸福の科学に対する考え方という点では、佐々木さんの一連のツイートやハフポストでの記事を読む限り子供用プールなみの深さでしか考えてないように思えます。というか、大火傷必至の展開で、大丈夫なのか佐々木俊尚? という興味のほうが先にたってしまいます。



 私自身も一人のキリスト教徒として思うところは多々ありますが、これが一般的な日本人の宗教観なんだという話になっちゃうと、ちょっとなーと。



 また、どういうわけかBLOGOS編集部がよりによって田原総一朗さんにコメントを取りにいって、わざわざ誘爆させているあたりにウェブ社会の侘び寂びを感じさせます。いかんでしょ、田原さんに聞いたら。頼みもしないのに麻原彰晃と対比させちゃって、なんでやオウム全然関係ないやろ。まるで幸福の科学がオウム真理教のような破防法適用待ったなしの悪質カルトであるかのように語るのは控えるべきですよね。ね。だからそういうお爺ちゃんに遠い目でモノを語らせるような酷い真似をするBLOGOSには愛想が尽きました。もう二度と幸福の科学をオウム真理教と比較するなよ! 絶対にだ! あとそういうコメントが取れたからといってそのまま掲載するなよBLOGOS編集部!



[引用] 僕も創価学会の池田大作さんと2回、対談している。だからと言って、宣伝に乗っかったとは思っていない。言いたいことを全部言ったからだ

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 そこでなぜ創価学会と比較するんですか! あたかも創価学会が悪質カルトであるかのような言動は許せませんね。しかも幸福の科学に乗せられた佐々木俊尚さんに対して宣伝に加担しているという批判があってそれが成立していること前提じゃないですか! 創価学会と幸福の科学を比較して論ずるのはいくら田原総一朗さんとはいえどよくないことだと思います。いやー、駄目でしょう。許せない、許せませんぞこれは。



 一連の、まるで幸福の科学がオウム真理教や創価学会と並べて論じられるような言論には断固反対します! AはBと比較され、AはCと比較されるということは、BはCと比較されて論じられかねないという話じゃないですか。まことにけしからん話です。田原総一朗さんにおかれましては、自己批判のうえで総括していただきたいと願う次第です!



 すみません、少し取り乱してしまいました。上の数パラグラフは忘れてください。



 対談の成功を祈念しています。


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