月別アーカイブ / 2013年10月

 三男が生後一ヶ月を迎えましたので、六本木の豚組へ家族で行ってきました。



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 もちろん離乳食もまだの状態ですんで、豚しゃぶどころの騒ぎではありません。ただただ都会の刺激を一身に浴びながら寝ております。



豚組

http://www.butagumi.com/shabuan/


 しかし、長男と次男は酷いもんです。授乳中の家内に帽子を被せている隙に背もたれに登ったりいたします。何が楽しいのか良く分かりませんが、テンションがひたすら上がっております。アスレチックスは今年もタイガースに負けてしまいました。来年はいま以上に頑張って欲しいものです。



 落ち着いて旨い飯を食える状態にないのです。飲食店やホテルも、だいたい子供二人までの対応のところが多く、拙宅のように親1子1のマンツーマンディフェンスでは一人漏れてしまうわけですよ。三男が泣いて授乳タイムになりますと、私が長男と次男の面倒を見ないと回らないのです。



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 もう登れればどこでもいいみたいです。何か起きてるっぽい写真ですが、毎日こんな感じです。ええ、毎日です。長男と次男。私にできることは、鍋や食器を倒さないよう気を配ることのみです。育児は思った以上に楽しいですね。



 それにしても「3歳になったら子育ては楽になる」とか言ってた奴らは何なんでしょうか。長男は4歳児ですが、いまなおエクストリーム状態で面倒くさいです。まったく労力が減る気配を見せないまま、きっと三男がハイハイし始めるのでしょう。



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 写真は忠猫わさびちゃん。今日も玄関先でご主人の帰りを待っています。肉を食べて帰ると、匂いが漂っているのか、必ずおこぼれを貰いに寄ってくるんですよね。さくらさんはいつも寝てばかりいますが。それにしてもわさびちゃん、役に立とうという気持ちがあるのは殺したゴキブリを何匹も持ってきてくれる行動でよく分かるのですが、飯ぐらい食わせてやるから猫の手でも使って手伝ってくれませんかね。



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 そんなこんなで山本家の夜は更けていきます。

 皆さまも良い連休をお迎えください。私は明日も働きますが。




 「誰でも使えて便利だから普及した」はずのLINEが、当たり前のように小学生でも使えてしまって問題になるという、ある意味で「雨が降れば川が増水します」的な自然な流れで槍玉に挙がりつつあります。



小学校でLINE氾濫「規制困難」 主戦場は小4…大人が知らないSNSの実態 (1/5ページ)

http://www.sankeibiz.jp/econome/news/131013/ecc1310131201001-n1.htm



 それでも当局サイドとしては問題が顕著になり始めた去年の暮れぐらいからLINE側と話し合いをしていたわけで、いまこのように産経が書くということは被害件数が減らない実態を前にマジ切れ5秒前ということであります。


 例によって野村證券とトーマツの主幹事・監査法人コンビで上場目指して邁進しているLINEでありますが、当局側もあまり冗談の通じないタイプの人が対面にいることもあって結構気まずい雰囲気です。ある意味で、サービスの低年齢化は当局介入の一里塚であり、任天堂ぐらい細やかに対策し続けないとどうしても騒ぎが拡大してしまうというのはアメーバ(サイバーエージェント)や前略プロフの例を見るまでもなく明らかなところであります。



 どうしてもIT業界的には「便利なものが普及して何故悪い」とか「海外サービスに流れるだけ」などといった反論をしてしまい、関係者の怒りゲージを増やすことになります。これが被害を減らしたい側からすれば「然るべき管理を行わなければ、風紀を乱す情報が青少年の見えるところにいってしまう」とか「海外サービスに流れたら、そのときに社団をどうするか考えるだけ」という反論を呼び込んでしまい、LINE上場なんてとんでもないとか、いますぐ低年齢利用者の確認を行いサービスを停止させろ(それまで上場は見送らせろ)という話になりやすくなります。あ、私が言ってるんじゃないですよ。他の誰かが、です。



 いやー、毎回同じことの繰り返しなんですよね。IT業界も懲りないんでしょうか。



 話はやや飛びますが、FC2が訴えられまして、これまた黒スーツ界隈では話題になっています。



FC2,Incに対する訴訟提起に関するお知らせ

http://www.ippa.jp/news.html



 一応民事ですが、いろいろと控えているんじゃないかなあと思うわけです。いまここで出てくるということは、だいたいの概要は調べ終わったと見るのが普通ですが、ただこの界隈は単純に関係者の怒りゲージがMAXになったのでとりあえず超必殺技でも出してみたという試合の流れとは無関係に発動される何かがある場合も存在するのでまだ気は抜けません。



 最近では「結果的に反社」とか謎のロジックが流行している昨今、いわゆるxvideoも含めて日本以外のところでもあれこれ問題視されるサイトが次々と、という状態ですんで、もうそろそろ自由な情報の流通に制限をかけていこうという話やら、忘れられる権利やらといったところがどんどこ出てくるんでしょうね。この辺は、ちょうど今週のメルマガにも書きましたが。



『人間迷路』

夜間飛行: http://yakan-hiko.com/kirik.html

BLOGOS: http://magazine.livedoor.com/magazine/50



 まあ、いまのうちに予想しておきますけど、このネットで他人と繋がり続けたいことを病気だ、とするような言説がどんどこ出てくるでしょう。メンヘルの一種だとして、情報の摂取を未青年が野放図にできなくするような仕組みを社会的に考えましょうという話になるわけです。書店から18禁のビニ本が追い出されてネットに流れていったのと同じく、ネットからもこれらの交流は過度であると病んでいると断定される社会になっていくのでしょう。



 個人的には程度問題だと思いますが、ただいい年して子供の趣味の延長線上で時間を潰す人たちが一定の割合いますからねえ、そういう人たちも社会に貢献したりしなかったりしているというグラデーションに対する理解は欲しいよなあ、と思っております。ある種の、クラスの権力者対クラスメートに交わらないオタクの価値観論争にも近いわけですけど。この辺は、分かる人だけ分かって。






 ためにする議論ではなく、批判を目的にしているわけではないのだが、気になったので。



マーケティングの定説に"ノー" - 海外の大学教授が分析

http://news.mynavi.jp/articles/2013/10/10/marketing/index.html

Mistakes Marketers Make

http://online.wsj.com/article/SB122446752026649227.html


 末岡洋子女史が翻訳されていたこの物件、顧客を購買情報等によってセグメント化し、それに対してアプローチをする方法というのは「レパートリー市場」において間違っていると論じているんだが… そもそも、すべての人たちに届く広告戦術というのは予算面と効率から厳しいので、なるだけその対象に関心があり購買意欲がある可能性の高い顧客層を求めて限定的に広告を打つことで回収を見込んでいくモデルであります。



 ところが、ここで「大事なのは顧客数でござる」と言われてしまうと、そもそも論としての8:2の法則も含めた”知ってもらうための効率”も否定することになるんじゃねーのという話に。



 ギリギリ関係があるとすると、世間一般の人たちに対して提供されるコンシューマー向け商品を扱うブランドにとって成立するのかなという話になるわけですけれども。ここで私がテレビCFやって「いつかはゆかし」って言ったってテレビ見ている人は投資余力がそんなにないからテレビ観て暇潰しているわけで、より多くの顧客候補にリーチしたとしても市場の規模や利益率によっては成立しないでしょうという。



[Quote] A strong brand is one that people trust because they're familiar with it and it has a track record of quality and reliability. Brand strength amplifies the effect of all the other elements of marketing. Coca-Cola Co., KO +1.89% for instance, has been very good at the four P's, but its brand strength multiplies this capability greatly.



 やー、コカコーラみたいなものであれば、そうなんでしょうけどねえ…。

 この物件は、ご自身の商売と見比べて、頭の体操的に各々考えると良いのではないかと思います。


 「団塊世代ジニア全員の老後不安を解消する」が「いつかはゆかし」のビジョンのはずが、24ヶ月以内の解約については返金に応じない清々しい姿勢で消費者行政に新風を巻き起こしている我らがアブラハム・グループホールディングス社(以下、アブラ社)ですが、行政処分勧告を受けた後の第一報がまた愉快でありました。



 もはや、これは金融事犯というよりはネットウォッチ案件として捉えたほうが正確でありましょう。



[魚拓] 行政処分について(お詫び)と今後のアブラハムの見通し

http://www.peeep.us/77b25956



 慎ましくも剛毅な発言の数々は罪悪感を感じられず、読む人に「ああ、この人はサイコパスなのかな」と思わせるに充分な仕上がりとなっています。冒頭で深くお詫びしておきながら、その後に「いままで指導されなかったから適法と思ってたし、ライセンスはいままで無免だったけど新たに取り直すからよろしくな」という惑星直列大異変なみに華麗な論理構成が繰り広げられて、まさに次世代のクソ金融の醍醐味を感じさせます。


[引用] 1年半前の関東財務局による定期検査において、アブラハム・プライベートバンクの親会社に海外ファンドからの広告料が入っていることは当局がご存知の中、なんらの検査結果通知・行政指導もなかったため、当社の業務が「投資助言業の範囲内」と理解しておりました。その結果、法令遵守上、問題ないと考え、1年前から新ブランド「いつかはゆかし」を立ち上げ、テレビ・交通広告・雑誌・新聞での宣伝を開始し、事業を加速させました。



 当然、以前の検査においては「海外ファンドからの広告料」なる名目でアブラハムホールディングスの帳簿に債権が計上されたかどうかは関係なく、今回のアブラ社の立て付けがほぼ等しい企業設計が近畿財務局に摘発されていることを考えると、そもそもの計上された名目がおかしかったか支払い元のファンドを明記しなかったなどの実体隠しを前回の関東財務局検査で行ったと疑われます。



株式会社企業設計に対する行政処分について

http://kinki.mof.go.jp/content/000042217.pdf



 むしろ、前回の検査でアブラ社が関東財務局への検査でどういう資料でどんな説明を行ったかがこの高岡発言で蒸し返されるわけでして、これで偽装や隠蔽があったとするならば一層の悪質業者であるということを自らが証明することになりかねません。



 自ら危うい橋をマックススピードで駆け抜ける高岡マジックの真骨頂と言えましょう。



 過去の高岡発言を繰り返し見ておりますと、なかなかに愉快な発言が発掘されて心が躍ります。中には、田端信太郎さんに対する反論めいたものも見受けられましたが、大丈夫なのでありましょうか。田端信太郎さんといえば「働いたら負けかなと思ってる」の名言で世界中で著名なニート家でしたが、いまではLINEとかいう会社で死ぬほど働いてmixiに出会い系サイトを売りつけるなどの大金星を挙げる立派な経営者であります。



[魚拓] ソーシャルの時代、誰もがドヤ顔で間違ったことをネットで発言し、他人に大きな迷惑や損害をかけてしまうことがある。「いつかはゆかし」をめぐる事実誤認ツイート

http://www.peeep.us/76652b54



 結論から言えば田端発言自体は事実誤認でも何でもなく、SESCのアブラ社への処分内容を読めば分かるとおり「著しく事実に相違する表示又は著しく人を誤認させるような表示のある広告をする行為」として認定されています。要は、それは助言業ではやってはいけないモグリ業者であるだけでなく、消費者に事実誤認を促す広告宣伝活動の結果として現在の業態があったんだよという話ですから、高岡さんが本来説明するべきポイントはそこではなかったということになりますね。



[参考画像] 在りし日の田端信太郎さん

http://ss.bokete.jp/9640094.jpg





[引用] 実は、昨日のFACEBOOK上でのやりとりは、ジャーナリストの佐々木 俊尚さんが言及してくださったおかげで、ネット上に拡散していきました。

(佐々木俊尚さんは「起業家2.0」という本で創業期のアブラハムを取り上げてくださり応援してくださった弊社の大恩人です)




 「逃げろ、佐々木俊尚、早く逃げるんだ! ここは私に任せて逃げてくれ!」という感じのスーパーもらい事故が完璧なアングルで佐々木俊尚さんにヒットしている姿が印象的です。



 ところで、今回の微妙金融業者においては、K2インベストメントや、IFAジャパンなど、世情であかんやつやという評価を下されていたところも一山いくらで行政処分勧告が為されております。重ね重ねお疲れ様でございます。



K2 Investment株式会社に対する検査結果に基づく勧告について

http://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2013/2013/20131003-1.htm

IFA JAPAN株式会社に対する検査結果に基づく勧告について

http://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2013/2013/20131003-2.htm



 IFAジャパンからは全顧客に対して「ごめんなさいレター」がやってきて、これはこれで微笑ましい内容であります。なぜ私が顧客向けレターを持っているのかはトップシークレットであるということでお願いします。



[引用] 残念ながら、海外投資に関する助言業者数社に対して、今回一斉に同様の趣旨の判断が下されたものです。



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 この「アブラハムがクソ事業やったお陰でこっちまで誘爆したじゃねーかクズが」という抑えきれない激情を巧妙に表現した文面が澄み渡る秋の空に突き抜けるようで、大変ゴージャスでエレガントな心象風景を読む者に与えてくれます。



 話は戻りますが、まったく無関係であると標榜した海外関連会社で、アブラ社向けの広告宣伝費を積み立てた場合、じゃあなぜ東京駅ジャックや交通広告、テレビCFの買取などでアブラ社が連絡先となり、アブラ社のサービスを宣伝していたの? という話となって、それは法人税ではなく贈与税であるという立て付けで一翻上がることも理解していなかったようなので、ぜひ冒頭の抗弁を続けてそのまま奇襲のような差し押さえでもされて欲しいと願う次第でございます。



 できればそのまま突っ張って刑事罰も視界に入ってくるぐらいの画期的事案として年末の喧騒に彩を添えて欲しいと心から願っております。そして、そこから立ち直れたら高岡さんは神となります。これは行政処分という名前で降りてきた試練であり、クエストなのだと前向きな雰囲気で本稿は締めたいと思います。



 いつかはmixi。


 今週のメルマガでは、例によってアブラハム・グループホールディングス関連の事案をトップに取り上げてみました。



『人間迷路』

夜間飛行: http://yakan-hiko.com/kirik.html

BLOGOS: http://magazine.livedoor.com/magazine/50


 本当は、ソーシャルゲームのプラットフォーム事業者の個人情報取り扱いがおかしい話を書こうかと思っていたんですが、いろいろと調べていってみると、結構な名簿屋シンジケートみたいなのがありそうです。



 ぶっちゃけ、どっかの警察が囮捜査でもやって本丸を探す旅をしないとなかなか確認がむつかしいのではないかという点で悩ましいところではあるんですが。



 それとあわせて、mixiがLINEの問題児を買収してて「お前本当に上場会社として大丈夫なの?」という話を被せておきました。もちろんYYCを抱えたままではLINEが上場するのは困難であろうというのは言うまでもないことです。これでwin-winだーって話になるんでしょうかね。もちろんYYCは大手になるだけのバックボーンはある会社だと思いますね。



 アブラハム関連は、個人的にはもう少し奥行きのある話だと思っています。

 当然、行政処分勧告が出たということは、当面考えていた違法性については確認されたところで、それはそれでとても良かったと感じます。その上で、まだちょっと、いろいろと。



 そういう思索を巡らす回になっています、よろしくお願い申し上げます。


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