月別アーカイブ / 2013年09月

 ベンジャミンや上杉隆の出力が低下したいま、糊口を凌ぐようにこの手の微細でフロスのような陰謀論を摂取するのが旬だと思うのですが、さっき読んでいてなかなか秀逸だなと思ったのがこちら。



【放射能】東京オリンピック開催決定に絶望の声【福島】

http://togetter.com/li/560745



 同調圧力やら世界の権力構造やらが渦巻いているようでありますが、何かいろんなものに共鳴し、輻輳して、お互いがお互いの出力を上げて大きな面白クラスターを作り上げているようなのです。








 そりゃあもちろん、いまごろになって汚染水だ何だと話の違う騒ぎが起きているのは事実でありますし、東京電力は何しているんだという意見があるのは分かりますし、そろそろどうにかしないとはいけないと思います。



 今回、幸いにして安倍首相がブエノスアイレスまで行って演説して問題解決にコミットしたわけですし、今度こそ透明度の高い対策をしっかり打って2020年の東京五輪開催につなげていかなければならないだろうというのは間違いのないことだろうと。









汚染水めぐる首相発言に批判の声 福島の漁業者ら「あきれた」

http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013090801001923.html



 で、これのどこが"under control"なんだという話なわけですが、首相自らが外遊中に「事態は悪化の一途でござる」とか言ったらそれこそ終わるんで、今度こそまじめに出口戦略を考えてね、ということは今回の東京五輪の宿題だと個人的には考えております。



 それは、場合によっては福島の海側地域に対する公的な復興支援の早期打ち切りも意味するかもしれない。東京電力の処理もあるでしょうしね。いままで、大変だし助けようと綺麗事で埋め尽くしてきた復興事業や税金投入も、福島が復旧したところで国民に利益はもたらされないと正気に返ったような損得勘定を考えることだって、可能性としてはあるのでしょう。福島第一原発処理は永年的に手がけることになるでしょうが、段階的な脱原発も進まず、処理もできず、復興もなければ福島はお荷物のままではどうしようもありませんので、どこか何かを諦めなければならない。それが政治だってことで。



 いずれにせよ、現在発表されている汚染水の工程表が思惑通りにいったところで、放射性物質の流出自体はゼロにはならんわけです。福島に人が帰ってくることもなければ、事故前の社会に戻ることもないのでしょう。そういう解決しない問題を巡って、いつまで偽善は続けられるのか、リターンの乏しい事業に税金を突っ込み続けるのか、という議論はそろそろ出てくるんじゃないでしょうか。それこそ、陰謀論なのかもしれませんが。

 「必要とされた緊急対応は、一通りの成果を挙げた」とか丁寧に表面を取り繕って言ってさ。



 一方、ロシアでは冬のソチ五輪でスタジアム建設が遅れに遅れ、その責任者が解雇されただけでなく毒を盛られたというハピネス溢れるニュースが舞い込んできております。本当かどうかは知りませんが、まあそのぐらい五輪をつつがなく運営するのは大変なことだというわけで、汐留某社に足を向けて寝るのはやめましょう。



Akhmed Bilalov, fired Russian Olympic Committee official, claims he’s been poisoned

http://www.globalpost.com/dispatches/globalpost-blogs/world-at-play/akhmed-bilalov-fired-russian-olympic-committee-official-cl


 いろいろありまして、また報道番組でお話をさせていただくことになりました。

 今回はINsideOUTさんです。



本格報道INsideOUT

http://www.bs11.jp/news/59/



 言いたいことは大体この辺にまとめて置いておきましたが。



日本人として、東京都民として、東京五輪を開催するにあたって

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20130908-00027941/

「東京五輪」決定を1番喜ぶのはだれか

http://president.jp/articles/-/10540

声に出して読みたい猪瀬直樹Tweet集

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20130507-00024779/


 本音で言えば、正直どっちでも良かったんですが、やると決まったからには都民として日本人としてホストに相応しい立派な大会にしないといけないという風に思います。



 一連の五輪招致では、海外から見た日本や東京の評価が客観的に見れて良かったです。というのも、汚染水もなんだかんだ争点になり、猪瀬さんはメイヤーとして格落ちと判断され結局安倍首相が担ぎ出されて結構な外交資源を投入した戦いになったことなど、日本の中だけではなかなか可視できないいろんなことが分かりました。



 くれぐれも東アジアで戦争だけはやってくれるなという気分も持ちつつ、より長期的な目線も抱きながら東京五輪開催までの道のりをしっかりとフォローしていきたいと思っております。


 いやー、外国人は神経質だといわれても、石原さんはちょっと無神経すぎませんかね…。確かに、あれだけ老人であれば放射性物質がある程度存在していようが影響は乏しいのかもしれませんけれども、やはり無用な物言いは避けておいたほうが良いのではと感じてしまいます。



維新・石原氏「外国人はナーバス」…汚染水問題

http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20130907-OYT1T00890.htm



 幸い、ここで前都知事とはいえ石原さんが何かを言ったとて結論に大きな影響があるとも思えませんが。


 ただ、一連の海外での報道を観ていて思ったのは、いわゆる汚染水問題自体の危険性がどうというものもありつつもそれ以上に「日本政府が安全だ、と言い続けていた福島の問題がいまなお危険だというのはどういうことか?」という話ですね。



 そして、先日の竹田発言にもあったように、「福島とは250km離れているので東京は安全」というニュアンスは、結局は問題自体がいまなお続いていることを暗喩したように聴こえてしまうわけです。



 いずれにせよ、あと数時間で結論が出るわけですが、さすがに今日は休みます。


 私自身は糞ですし自覚もあるのであまり気にしたり落ち込んだりすることもないのですが… ここ一年ぐらい、いろんなお誘いを頂戴する機会が多く、40歳前後してTGSと第三子出産に向け睡眠時間を削って生きている私にはもったいないなと思うわけです。



 それでもお声がかかるうちが華、という意味でもあり、一方で、いまさら私が誰かの下について何かをしでかすのは仕様にないのでむつかしいとも感じます。ネットでは派手にあれこれ書くけど、やっている仕事は地味で縁の下が良いというのは変わりません。


 自分でも自分は使いづらいと思うんですけどね。怖いらしいし。良く分からないなー。ただまあ、あんまり笑い話にもならなくなってきました。さてさて。クソ野郎と批判されるのはいいんですよ。事実、そういう仕事が好きだし、他人に好かれようと思って働いているわけでもないんで。っていうか、働く必要もそもそもそれほどないし。



 ただ便利に使ってもらおうというのは若干あるのと、駄目そうな案件は力を抜くことを知っているので、そのあたりがよろしいのかも知れませんね。


 プレジデントに東京五輪で誰が喜ぶんだっけ、という記事を寄稿しました。



 個人的には、東京五輪が開催できたらできたで良し、できなければそれはそれで仕方がないというスタンスです。五輪もいいけどそれ以上に東京都下のインフラの劣化や高齢化対策といった部分はやらんとね、と思っております。







 と思ったら、もうウェブで全文読めてしまうんですね。速い。



「東京五輪」決定を1番喜ぶのはだれか

http://president.jp/articles/-/10540


 もちろんオリンピックの東京開催が決定すれば、おおいに投資も動くわけですし、期待も高まるのは間違いありません。ただ、いま東京が抱える問題というのはこういうイベントで一掃できるような性質のものではなく、むしろもっと退廃したところにあるように思います。高度成長時代に東京のインフラを一気に改善できたという二匹めの泥鰌を狙っていくにはちょっと厳しいのかしらと。



 一方で、活力ある東京のアピール、ひいては日本への観光客を集める目的には合致していますし、まあ何事も光あれば影あり、五輪ブームにのぼせ上がりすぎず冷静に考えていく必要があるのでしょう。



 2020年でしたっけ。戦争とか起きてないといいなあと願うばかりです。


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