月別アーカイブ / 2012年11月

 吉と出るんだろうか。



野田首相:慌てる安倍氏に「やりましょう」16日解散表明

http://mainichi.jp/select/news/20121115k0000m010078000c.html



 惜しむらくは、真の意味でこの野田首相、引き継いだ政権の状態が悪すぎたことで、鳩山・菅両政権がやらかしたことの後始末を押し付けられた状態でなければ、もう少し仕事ができたんだろうなあという風には思います。民主党も内部がズタボロなのは致し方ないにせよ、選挙無風を願って細野さんを代表選に引き上げず野田さんを圧勝させておいて、野田首相が解散の決意を固めたとみるや輿石さんのところに日参するとか… もう少し何とかならないものなのでしょうかね。


 もちろん、野田政権の支持率が低迷しているのは事実ですし、それに伴う選挙での逆風は相応のものがあるかもしれないのですけれども、今回に限っては追い込まれ解散ではなく、党内の反対も押し切って野田首相が正直に解散にまで持ち込んだというのは結構凄みのある話だなあと思うわけです。



 むしろ、野田さんが解散の決意を固めたことを相応に早い段階で知らされていたはずの自民党のほうが、選挙は年明けだろうと最後までゆるゆるとした姿勢でいたようにも感じられ、状況分析ミスによって山場である党首討論の場で安倍晋三総裁がしどろもどろに見えるほどの論戦をしてしまう(逆に言えば、もう心に決めちゃったから失うもののない野田さんが大見得を切り迫力が出た)のはいかにもマイナスなんだろうなあとも感じます。



 もっとも、この二日間の経緯だけで選挙戦の帰趨が決まるよという話には当然ならないでしょうし、民主党に限って言えばあれだけ大風呂敷のマニフェストを掲げて政権交代を実現したわけですから、そのマニフェストが達成できなかったという十字架を背負って選挙戦を戦っていかなければならないのもまた自明のことであります。



 そして、これもいまさらのように第三極へ離党して自分だけでも議員バッジが保てるようにしたいと頑張っている中堅議員についても、やはり長い目で見て裏切り者の謗りを免れ得ない重大な汚点を抱えつつ議員生活を送ることになりましょう。小沢鋭仁さんの話も取り沙汰されておりますが、転出先の山梨一区、日本維新の会の支持率4%台ですよ。



小沢元環境相が維新合流へ=民主を離党

http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_548031



 当選6回なのに軽量級ポストにしか配置されなかったとか曰くがあるのかもしれませんが…。やはり、戦争となるからには敵も味方も離反なく堂々と戦って欲しいと思います。この世界は浮き沈みあるでしょうし、ここで一敗地にまみれたとしても、仁義を通し有権者に正しい姿勢を見せていれば、次の風に乗ることも出来るのでしょうから。



 それにしても、解散権を持ち、覚悟を決めたトップは強い、ということを改めて感じました。あの安倍さんをして、そこまで言い切るとは思っていなかったでしょうから。それだけの覚悟を決めるに、どれだけの苦悩を感じたか、野田さんの気持ちは察するに余りありますが、まことに残念なことにその野田さんの決意にいたるまでの民主党があまりにも国益を損ね続けてきたのを国民は知っているので、それでもなお野田さんが良いという人が何%、何割出てくるのかが、このドジョウ救い解散の勝敗の分かれ道になるのでありましょう。来週の各種調査や立候補者リストが楽しみであります。


 この二週間の間に、かつて投資をともにしたパートナーであり手法の師匠とも言うべき御仁の闘病の末の穏やかな死と、まだ若き事業家である友人がその自尊心の高さゆえに用意周到に選んだ死と、そして前途有望で誰もが愛し多くの夢を語って大きな支援を受けこれから社会事業の門出をしようとしていた後輩の不慮の死とが立て続け訪れ、しばらく呆然自失としておりました。



 まあ、比較的私は気軽に他人に死ねとか言ってしまうほうかなと思うわけですけれども、それは相手が殺しても死ななさそうな減らず口を叩いたときや、彼らの闘志を煽り掻き立てるためにいろいろ言ってしまうんだよねえ。が、いざその死を前にして「さよなら」を言ってしまうと、本当にいなくなってしまいそうな気がするので、あらゆる意味で全力で保留しております。


 墓前で言いたいことは山ほどあるけど、とても望んで心地よく死んでいったとも思えぬ。お疲れ様とも言えんし、残念だったというには何か語り尽くせない気もする。師匠に関しては、海外取引のあり方のすべてを教えてくれた恩人であったと同時に、ここ二年ぐらいは具合が悪いのも承知していたので、もっぱら短いメールのやり取りしかできず、彼の実家を訪れるのにわざわざ南伊くんだりまで足を向けるのも彼らのファミリーに申し訳なく、最後に彼と軽いskypeをしたときに見た彼の姿は10年前に初めて会った気迫が失せて、ただぎょろりとこちらを見る何かの物体にしかなっていなかった。それに、相続で揉めに揉めて、生前相続や契約で親族が先短い彼の身柄を奪い合うようにしていたのが気の毒で仕方がない。ファンドのパートナーのポジションは彼の次男一家が継いだようだが、いまだに顔合わせの連絡すらない。大丈夫なのだろうか、と第三者の私が思っていた以上に、彼自身が安心して逝けなかったのではないだろうか。正直、ああいう伊達男の生涯というのは私には理解できぬ。誰かを愛しているときに、ほかの誰かを愛することが可能なのだろうか。それは単なる性欲の奔流を抑えきれない理性の問題なのではないかと問うと、日本人には理解できまいというような話を何度もされたのを覚えている。その割に、健在なころは何度も東京にやってきていたので、投資やビジネスの話ばかりではなく、生きるために必要な心や神について随分語り合いました。引退するからもう会うことはないだろうといいつつ、あまりにも身辺整理ができないまま不思議な弁護士が暗躍しようとするのと、イタリア人らしいファミリーの仕組みがこちらにも不案内で、そのたびに「こちらで話をしておく、申し訳ない」という短いメッセージだけがやってきていた割に、まったく捌けていなかったのがいまだに心配です。また自分であれこれ仕切りたくなって墓の下から出てくるんじゃないか。贔屓のレーシングチームが負けると機嫌が悪くて決済が滞ったり、いろいろと変わった人でしたが、彼と出会えたことで私の人生の一部が拓けたと思っていますし、また世界の変人たちに対する耐性がついたという意味でも深く感謝しています。もし泉下で会うことがあったら、また喧嘩させていただきたいと思っております。



 石原君については、もうネットでもあちこちで話が出ておりましたし、彼の突然の死がもたらした波紋はとても大きかった。成功に対して貪欲で、自意識が高く、いろんな顔を持ち合わせていた彼の自殺については私個人としては理由が良く分かりません。私が東京にいない間に、そっと旅立っていきました。いまなお、何の相談も近親者になく、注意深く用意をして、彼が自ら死を選んだというのがいまだに信じられません。友人に恵まれていながら、友人に深く頼ることもなかった。他人の成功に対する物言いをフックにしながら、より高く飛んでいこうという心意気が良かった一方で、では彼がうまくいっていなかったかというと、外形的には相応に順調に見えていました。もっと高いところに彼の理想があったのかもしれないなあ… ただ、彼が死ぬ一ヶ月前にも酒を飲み、また彼が死を選んだ日の翌週に私が東京に戻ったところで友人同士集まって酒を飲もうとしていたし、死ぬかどうかの相談もなかった、それも彼ともっとも親しい人たちにも何の話もなかったようであったという。周辺の面々もその真意を巡って、しばらくメッセージやメールが飛び交っていました。遺書の話も聴いたけど、どう考えてもそれだけで死んでしまうものかなあ、あいつが。友人の自殺を何度か経験したけれど、この死を避けさせることができなかった無力感というのは何なのだろう。まだ全然いけてたはずだし、前に道はあったはずで。まあ、私自身が精神的に太いから繊細な人間を理解できないのだ、と言われればそれまでなんですが。ただ、正直すんなりと死を受け入れるのは無理です。しばらく悶々と考えてしまうのでありましょうが、ちょっとしばらく西麻布や六本木に夜ぶらっと繰り出す気になかなかなれなさそうです。



 最後に… 彼は本当に「事故」なのかなあ。もうね、いろいろありすぎて、事態を理解し咀嚼する能力が完全にオーバーフローな状態ですわ。彼のことについては、またいずれエントリーで書くけれども、まだ子供も小さいし、ちょっと危ない橋を渡った代償にしては大きすぎるんじゃないかとも思いました。



 ああ、まだ自分はいけませんわw とりあえず、仕事に戻ります。


 少なくとも12月から1月にかけての解散を野田首相が決断したといってもいい状況だと思うのですが、メルマガにも一部経緯は知る限り書きますものの一応。



 どうも途中から幹事長の輿石東さんが外されたのか、あるいは幹事長としての調整能力が乏しいということなのか、あるいは納得づくで置物役を買って出ていたのかは知りませんが、民主党本部は10月末からテレビ広告の枠取りを始めておりまして、テレビ局各社は結構早い段階で12月16日投開票の可能性を聴いて回っておられたように思います。


 一方で、自民党は1月20日または27日投開票の可能性が高いとして対策を打ち、また石原新党(太陽の党だそうで)や日本維新の会はほとんど確たる情報が取れていなかった模様。まあ、新党立ち上げのタイミングで突入する解散の情報がタイムリーに入っているわけもないとは思うわけですが。知っていたのは結局クソ扱いしていた旧たちあがれ日本だけで、橋下徹さんが平沼赳夫さんとは組みたくないと言いつつも、なんだかんだで平沼園田コンビの永田町情報収集力はいまなお健在といったところなのでありましょうか。



 うまくこういうお爺ちゃん転がしながら対応していったほうがいいとは思うんですがねえ。



 というわけで、現在出張中&多忙につき、一回遅れのメルマガは明日火曜発行予定です。恐縮ですが、ご了承くださいませ。


 今日は泥酔のうえで、より泥酔していた中川さんとセットで強引なニコ生をやらかしてしまいましたが、お口直しという感じで明日は定例『安全保障なう』の放送が予定されております。



国内海外安全保障なう 第四回 「石原新党、日本維新の会は救国の第三極となりうるのか」

http://blogos.com/channel/52/



 ええ、選挙が近いってこともありまして、石原新党周辺についてや、勢い衰えたとはいえまだまだ期待の高まる日本維新の会についての近況も含めて政治状況と安全保障の状態について語りたいと思います。


 何がどうだって、自民党は安倍晋三さんが自民党総裁になり、また石原慎太郎さんが都知事を辞して石原新党結成に向けてたちあがれ日本と合流して国政復帰を目指すという、保守傾向が強まる日本にとっては非常に強い追い風が吹いているようにも思われるからであります。



 そんな中で、民主・自民の既存政党と対峙する第三極を巡る思惑というのが俄然注目されるわけで以下一万字略。しかし、いわれているほど新党に追い風は吹いているのか? とか、そういったあたりも含めて、あれこれ政治と安全保障のかかわりも踏まえて語りたいと考えております。



 今回もご一緒するのは元内閣安全保障室長の佐々淳行先生、また元ニューズウィーク編集長で国際時事問題に精通しておられる藤田正美先生のお二方。ということで、放送のほうも是非ご期待いただければと思います。擬似生だけど。


 出演することになった経緯がいまひとつ良く分かっていません。



酔っ払いネット論評 ~中川淳一郎と山本一郎のNEWSポストセブンちゃんねる開設記念ニコ生中継~

http://live.nicovideo.jp/watch/lv114268266



 私ね、なるだけ酔っ払って放送に出ないことにしているんです。この前誹謗中傷やらかして訴えられましたし。そもそもNEWSポストセブンちゃんねるって何なんでしょうか。そこからして理解してません。私の仕事に1ミリも関係ない。別に連載もなければ依頼もない。それなのに酔っ払って放送に出ろってのは変な話じゃないですか。


 だいたい私は明日から長期海外出張なわけですよ。超多忙な投資家ですよ。ビジネスマンですよ。そんな私がなぜネトウヨについて語らなくてはならないのですか。まあ元ネトウヨ的言動を繰り返したとか言う古傷を触られるとズキズキするわけですけど。でもですよ、こんな開設記念放送に呼ばれて喋れというからには今後もこういうのに出さされるのでありましょうか。良く分かりません。それも大部分がだ。絶対問題を起こす自信がある。誰か助けてくれ。


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