月別アーカイブ / 2011年02月

 以前、ギリシャ問題が騒がれているときにさまざまな解説記事が乱舞していて、いわゆるPIIGSと並んで貯蓄率が微妙な国として韓国なんぞも挙げられており、まあそれほど不思議ではないのだが、いざ発生してみるととってもドキドキしますねえ。

韓国版サブプライム危機が激化 世界経済に再び暗雲か
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0224&f=business_0224_035.shtml
道民貯蓄銀行が営業停止の前に自主休業…顧客が激しく抗議
http://news.google.co.jp/news/story?q=%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%80%80%E9%8A%80%E8%A1%8C%E3%80%80%E5%96%B6%E6%A5%AD%E5%81%9C%E6%AD%A2&um=1&ie=UTF-8&ncl=dLNgIY5YiaBLaiMtYfJZ_LPosws4M&hl=ja&ei=oExmTZjgOpHEvgOdgcnbDA&sa=X&oi=news_result&ct=more-results&resnum=1&ved=0CCEQqgIwAA

 この手の問題は韓国だから悪いというわけではないし、いろんな経過をたどって経済危機になることもあれば持ち直すこともあると思うので微妙なところではあるのだが。
 一応、視点として二つほど。

● 韓国経済を見習え論とか

 サムソンが絶好調で、LGもまだ持ちこたえていた状態で我が国の産業再編が進んでいないことを理由に「韓国を見習おう」という論調が日本国内でもちらほらと見られた。個人的には、良いところであれば韓国に限らず見習うべきだろうし、実際にサムソンが世界的に極めて優良企業へと成長したことはきちんとメカニズムを調べてキャッチアップしてったらいいと思う。

 その一方で、韓国という国の経済全体がいいのかどうかというと、一企業としてのサムソンとは随分性質が異なる。というのは、韓国国内の経済というのはここ三十年の状況を見るに無理な成長と急激な崩壊を繰り返す側面があり、特定の素晴らしい企業周辺と悲惨な地方・末端経済の組み合わせになっていることに気づく。

 李明博大統領の統率力は素晴らしく、世界的な過剰流動性の中でグローバリズムに乗り切れた韓国の舵取りは参考になるところも多いだろう。その方法論は、比較的、弱者や地方の切り捨てもやむなしという内容であることも充分理解して議論を進めていく必要があるだろうと思う。

 当然、地方が疲弊すればその消費を支える経済圏も自律的には立ち行かなくなるわけなので、政策的に切り離そうにも難しいという話になり、受け皿銀行を作るなり政府系金融機関に統合するなりの政策を打ち立てねばならないのだろう。これが、何らか競争力の足を引っ張る可能性もあるわけだが、まあまだ金額が小さいからどうにかなっちゃうんだろけどね。

● 資源インフレで弱者にしわ寄せ論とか

 よくエジプトやリビアなどでの市民暴動でFACEBOOKなどのソーシャルサービスが主導的な役割を果たしたのでソーシャル革命だ的な言論を呼び起こすようなのだが、基本的には穀物やエネルギーなどの市況が上昇して、アラブ諸国も含めて世界的な経済成長の恩恵に必ずしも預かれなかった人たちの生活水準の大幅な切り下げを呼び起こしたという側面もあろうかと。もちろん、生活に不満を持っている人が横で繋がりやすくなったという点でソーシャルは大変有効に機能したというのは間違いないのだろうが、基点はそっちじゃなかろうと思う。日本でも昔からネットでいろんな奴らが活動しているが、政権が倒れそうなほどの集会が起きたという話は聴かないから。

 日本の場合は、圧倒的に強い通貨と資本の分厚い蓄積で難なく資源インフレをこなしてしまうので、せいぜい電気代が上がりましたとかガソリンが高いねえとかその程度で済んでしまう。どうしてもこの手の話題には鈍感になりがちなのだが、本当に抑圧されている国家では国民自身が死活問題だし、確かに似たような不満を国民が持つ国に飛び火というのは自然なことなのだろうねえ。

 この辺、昔は一本調子で拡大路線を支持するような政策をとる国家が多かったこともあって、市場も成長前提でどんどこアグレッシブに取りに逝く連中を歓迎していたのが、最近ではそういうヘッジファンドの成績がよろしくなくなってきたこともあって、かなり雲逝きが変わってきたなあという感じでしょうか。

 「平和の配当」を取り終わって流動性が減少に転じるところで多くの政変が弱い輪を中心にもっと激しく起き始めるんでしょうね。そうなっちゃうともっと円が買われたりして鬱になるんですが。

 私もそれほど上品な英語をバリバリと使いこなすわけではないので、英語を積極的に社内公用語化するというのはいろいろとジレンマもありつつだったのだが、結構込み入った話をするとどうしても詰まる。

先方 "....."
あちき "I'm afraid I couldn't make out what you were getting at."
先方 "......"
あちき "......."
先方 "Let me write it down on a board."
あちき "Yeah."

 てな感じで。結局、書いて説明するわけね。
 でも驚いたのは、本当に喋れなかった人でも案外どうにかなっちゃっていたこと。や、本人も英語を話せるようになるための努力を惜しまずにきたのだから、それはそれだけでももちろん素晴らしいことなのだが、それ以上に、下手な英語でも話す勇気や伝える度胸というのが必要なのだなあと。

 言われてみれば、仕事で必要な単語などせいぜい400もあれば会話ができるし、前後の文脈が分かれば内容も類推できるわけで、コーディングと違って文法ミス=バグとは違って聴くほうも相手が拙ければ頑張って聴いて理解しようとする。また、遠回しな物言いをするほどの余裕もないので、本人がどうして欲しいのか率直に伝えるように心がけるようになってるのまたいい。

 そういう制度を作ると初めて聴いたときは何じゃそりゃと思ったが、意外にハードルとしては合理的で組織のスピードや合意形成にはプラスに働いているのかも知れん。

 つーか、それなりの年いってても、半年かそこら真面目に取り組めばブロークンでも立派に話せるようになるのだな。むしろ、人間の持つ潜在的な力ってのは凄いなと感心した次第。あちきも頑張らなくては(笑)。

 山本家の出産もあり、WEBの巡回が滞っていて案件溜まりまくり。全然日刊じゃない気もするが、まとめて気になっていたネタをピックアップ。

● FACEBOOKの世界丸見え垢バン大会の件

一人のはまちやはまちーは削除され、何百人の佐々木希は生き残るFacebook
http://tarofumizono.blogspot.com/2011/02/facebook.html

 どうもかなり本格的にFACEBOOKの現状がおかしいというか、香ばしい雰囲気になってきているのだが、いつか来たセカンドライフよりは多少盛り上がりを見せ、ビジネスマターでも徐々に回り始めている雰囲気のする昨今。いろんな解説記事は出ていたけれど、膝を打ったのは上記のエントリー。なるほどそういう話か納得逝った。
 とはいえ、もともと海外比重の高いコンテンツ制作をやっております弊社界隈といたしましてはFACEBOOKがないといろいろ困ることもあり、6億人がいかに馬鹿馬鹿しくとも「世の中そういう言ったもん勝ちですよお客さん」ということで、方便を使うわけであります。もちろん騙されるのは企業の広報担当だったり宣伝担当だったり様々なんですけど、要するに投下した予算に対しての反響が具体的な数字で出るというのが大事なので、どうしてもFACEBOOKのアホほどいる母数に訴求する何たらってのが説得力を持ってしまうということです。

 たとえそこに何百人の佐々木希さんがスパムのようにクリッコしていたとしても数字は数字でありマーケティングデータ上はノイズであると同時に反響だということで、FACEBOOKのスパム業者はやはり凄く繁盛しています。FACEBOOKの匿名・業者パージのアルゴリズムは凄い、とか言われているけど、この前試しに東欧やロシアのスパム業者のお試し営業に乗ってみたら、それはもうすさまじい数字が出てきてびっくりでした。あれなら博報堂も騙せると思いました、騙さないけど。

 そういうわけなので、スパムはダメ、ゼッタイ。

● 遅れ馳せながらR-1ぐらんぷりを観た

正当な理由
http://captainsam.exblog.jp/11373057/

 目玉がないと言われながらも、ずっと観たかったR-1を出産直前の家内と一緒に鑑賞、出産直前に家内がAMEMIYAの「冷やし中華はじめました」とかが脳内リフレインするという名言を残していたほど山本家的には印象深い番組になりまして。

 なだぎ武やらバカリズムやらが出なくなってしまったけど、ああいう賞レースの独特の空気が良くてねえ。いやあ。その中でも、一回戦のキャプテン渡辺、面白かったけどなあ。私、ああいう漫談が好き。以前、ライブを観に逝ったら遅刻して既にキャプテン渡辺の出番が終わっていたと言う悲しい出来事があったので、次回は頑張って時間を作って見物に逝こうと思う。上のリンクは、キャプテン渡辺の無駄な文才が輝いている素敵なエントリー。

● なんか中国に飛び火している革命の波

「中国に人権はない」 上海の繁華街が一時騒然
http://sankei.jp.msn.com/world/topics/world-14881-t1.htm

 さっき、リビアのカダフィ大佐がすんげえ長い演説をかましていて、その中で「もし私が大統領であれば辞任しただろうが、そもそも辞める役職がないのだ」とか語って面白がられていたけど、ついでに「中国の政府においては、国家の統一はその(天安門)広場の国民よりも重視される。そのことは当然である」という趣旨のことを言っていた。

 フォローになってないから、それ。

 で、いろんなところで呼びかけられててどうたらというので検索してみたら、結構いろいろあった。

2月20日中国“茉莉花革命”动态(随时更新中)
http://www.boxun.com/

 元のログが流れていってしまって、探すのが面倒なのでトップページにだけリンク貼っておいたんだが、そこそこヤバい事態に。でも中国ってこの程度の小競り合いはたくさんあるのでどこまでどうなのかはさっぱり分からない。もう少し文脈をしっかり読み込んでいけばきっと理解に辿り着くんだろうけど、私はいま忙しいんだよ!!

● そういえばTwitter

なぜTwitterで何万人にフォローされていても一万人以上フォローしている人は カッコ悪い人なのか?
http://blogs.itmedia.co.jp/fukuyuki/2011/02/twitter-d1b3.html

 メディア的な関心はすっかりFACEBOOKに移ってしまい、でも機能的なのでまだまだ盛り上がり続けるtwitterなんであるが、フォロー数とかフォロワー数とかあんま参考にならんよねという話がこちらに。特段何もしていない私が好き勝手書いてて1万6,000というのはまあそんなもんだろうと思うが、売買のネタになっているのはやはりそれに効果があると考えられているからなんだろうか。

 そういえば、日本でもtwitterフォロワー売買のスパム業者が幾つかあったが、最近営業にも来なくなった。潰れたんだろうか。と思っていまURLみたら生きてた。ご無事で何より。死ね。

● Wikileaksの日本関連の話が情けなさ過ぎる件

Japan rebuilds foreign intelligence service to spy on neighbours
http://www.theage.com.au/world/japan-rebuilds-foreign-intelligence-service-to-spy-on-neighbours-20110220-1b0zw.html

 少し前まで、メディアでWikileaksは既存メディアや国家に対するカウンターとして注目されていたし、確かに公電を軸にしたリークで「お前、それを報告するのもどうなんだよw」という内容まで赤裸々に暴露されていて面白かったのだが、肝心の我が国に関する内容がとってもしょぼくて悲しいわけであります。

 上記記事で、日本の内閣官房が海外に情報収集の拠点を作ったとかってのがニュースになってしまうのだが、「え、いままで機能してなかったの?」とか、「調査室って何だっけ」というような物寂しい扱われ方になってて、要するに隣国に脅威があると言われ続けてきたのに首相直轄の情報部門が現地に情報網をまるで作ってなかったというとても平和的な日本の姿が明らかになってしまうという。



 この辺は読み物としてはとても面白かったけど、読み手を選びそうな感じでしょうかねえ、はい。

● 岸博幸氏が相変わらず面白すぎる件について

忍び寄る新たなネットバブルの正体
ソーシャルの名のもとにあなたが消費される
デジタル植民地時代がやってきた
http://diamond.jp/articles/-/11189

 最近、言うべきことも少なくなってきたのか、筆舌に鈍りが顕著になってきていた岸氏なんですけれども、久しぶりに突っ込みどころ満載の連載記事が堂々掲載されていたので爆笑してしまいましてピックアップ。「ユーザーが作りだすローコストなコンテンツの過剰共有」とかお前のところの子会社のニコ動はどうなるんだよとか思いながら読むと最高でございますね。

 とはいえ、問題意識の方向性としてはコンテンツで事業を営む側は持って然るべき内容なので、あとはどういう方向で議論を進めていくかなんでしょうけどねえ。

● 民主党と経団連の掛け合い漫才

子ども手当や高速無料化の公約見直し 岡田幹事長
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E0E2E2E2888DE0E2E2E0E0E2E3E38297EAE2E2E2?n_cid=DSGGL001
経団連会長、民主議員の会派離脱「無責任極まる」
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819591E0E3E2E3E28DE0E3E2E0E0E2E3E39797E0E2E2E2;at=DGXZZO0195166008122009000000

 もはや経団連は産業界の代表ではないと喝破されて久しい状況ではありますが、民主党の小沢さん一派離脱のすったもんだと、それの余波で予算が立たないぜということでようやっと公約をそそくさと取り下げる岡田さんを見て、米倉会長が「給料泥棒」呼ばわりであります。まあ、言いたい事は分かる。

 でも、このタイミングでこの物言いだと、余計支持率が下がって菅首相が解散総選挙に打って出やすくなる下地が出来てしまうんですよねえ。このまま、また「一年内閣」が安倍、福田、麻生、鳩山各首相に続いて発生してしまうと、文字通りの国難だと思うんですが、どうなんでしょう。

● キチガイぽい阿久根市長が退任したと思ったら、今度は夕張市長選でキチガイが当確?

マジっ?夕張市長に羽柴秀吉当確 職員まっ青「覚悟できた…」
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110221/plt1102211617003-n1.htm

 ヒマネタの域ではありますけれども、地方からの革命というより地方からの崩壊とでも言うべき事案がこれ。まだ予断記事なので断定は無理なんでしょうが、確かに地元のまともな候補の一本化が無理であればついにあいつが通ってしまうという世紀末が夕張に。うーん、もう少しどうにかならないんでしょうか。

 面白市長誕生でドタバタが増えて報道陣がいっぱい来て観光産業がおお儲かりという桶屋方式が成立すればいいんでしょうが、とにかく政治家としての能力が未知数すぎて文字通り篠沢教授に全部という表現に近い博打になっている感じがとても残念です。日本はどうなってしまうんでしょう。

● 山林や水源が海外というか中華に買われている話など

「水源が危ない」 狙われた最上川の源流 外国人が森林購入
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110219/crm11021923240018-n1.htm

 このところ、国土利用計画法に基づかない小規模な森林購入がひそやかに進んでいる話が良く出るんですけど、議論していると無害論と有害論が並存していて良く分からなくなってますね。実際には日本で山林を買ったところで水の輸出には直接繋がらないどころか割に合わなさ過ぎて結構絶望的なので、普通は取水側に近い平野部の土地を買ったり井戸掘って吸い上げまくったりというのが基本だと思うんですよ。某中華ファンドが富士山均衡の土地を買った理由は輸出用の水源確保と観光目的だそうなんだけど、単純に水源ならばバングラディシュやベトナムのほうが安くて豊富なわけですしね。

 この手の話の根本は「中華が日本の山を買うなんて気に入らない」という感情論や、単に不気味だからと言う理由だと思うんですが、中華ファンドの側からすると日本円に逃避してみたけど買うものが特にないという状況で、債券も株式にも流れない赤い金が結構な割合で不動産や技術を持つ中小企業の買収にいってます。で、お前ら買ったはいいけど何か展望があるの? と聞いても特にない感じなんで、むしろ中国の一本調子の景気が中折れして、もうだめだとなったときに、産廃屋とくっついて不法投棄したりとかそういう汚染のほうが怖いわけですね。

 ブログでも改めて報告を。無事、次男の出産が昨日、終わりました。母子ともに健康。産気づいてから3時間ちょいのスピード出産でありました。お祝いのお言葉やメール、お電話など多数頂戴しまして、感謝しております。

Aaron_110222

 なお、次男には「合論」と書いて「あろん」と名づけました。由来は、私がファンである東京ヤクルトの外国人選手、アーロン・ガイエルさん… ではなく、誰とでも胸襟を開いて論じ合う姿勢を持つ、謙虚で強い心の持ち主であって欲しいと願ってのことであります。間違っても選球眼の良い出塁率の高い選手になって欲しいということではありません。
 予定日は3月中旬だったこともあり、余裕ぶっこいて出張の予定を2月に入れたり仕事をたくさん2月中に処理するつもりだったのが、いろいろあって3週間も早く出てきた割に体重は3,000gもあって、元気にわあわあ言っております。長男・嗣文も興味深げに見舞いに訪れ、思ったより赤ちゃん返りもせず楽しそうにしていたので良かったなと。年子だけど。

 木曜日ぐらいから家内が少し体調を崩して仕事をキャンセルしたりしていたんですけど、昨日月曜に出産して今日現職復帰してみれば未読メールが1,820通(スパム除く)とか記録的な溜まり具合で超絶難儀しております。まあ、それもこれも幸せを感じつつなので悪くはないところですけどね…。というわけで、私にメールを頂戴した方は順次返答を進めておりますのでしばらくお待ち下さい。あるいは、StrongHold KingdomsのDMをいただければ捕まる率は上がるかもしれません。

 思い返すと、3年前に自分も驚くまさかの結婚、童貞喪失、長男出産、次男出産と、体重の五割増も含めて人生が激変しておるようですが、引き続き平常心を保ちつつ仕事に家庭に罵倒に全力を注いでまいりたいと考えております。私が言うのも変な話ですが、結果が出なくとも努力を続けていれば、きっと良いことがあるんだと思います。

 また、最後になりますが、お祝いのお言葉を頂戴した方々には、改めて御礼と感謝を致しております。今後ともよろしくお願い申し上げます。

 twitterやFACEBOOKがエジプトの政変に一定の機能を果たしたと国営放送が不思議なヨイショ番組をしたかと思えば、我が国では高江の米軍ヘリポートへの抗議運動がtwitterでデモ化したものの無許可だったために馬鹿がパクられてtwitter上で逆キレするという騒ぎが起きていたようです。

http://togetter.com/li/103415

 あらすじは大体こんなとこです。イスラム国家でのデモ隊弾劾とはまったく別筋の、平和ボケしたジャパンの安寧というかだらしなさが感じられる一件となっております。

http://twitter.com/zakmustang/status/39329430212067328
[引用]元コースを公安委員会が不許可→裁判所に抗告→裁判所却下→修正された届出コース外れて大使館に突撃→警察が阻止 でどうして警察が「ダブスタ」とか責められるの?裁判所が適法と判断したんじゃないの?わけが分からないよ。 #takae #220demo

公安条例に基づいて届け出されたルート以外の場所に行けば当然逮捕される危険性があるわけだが、ましてやアメリカ大使館前で騒擾起こせばパクられて当然であって、同じ抗議行動やるにしてももう少し考えろという話だろうと思うんです。

国会議事堂等周辺地域及び外国公館等周辺地域の静穏の保持に関する法律
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S63/S63HO090.html

 デモ隊より警官のほうが多かったとか面白事態で、なんか米軍の問題だけじゃなくて何故かTPP反対とか良く分からないトピックスまで叫んでいたそうなので、まあ多分単純な人たちだったんだろうと。

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