月別アーカイブ / 2010年12月

 4gamerに掲載しようと思ったけど別の記事が載っかるので、導入部分だけブログに掲載してみるなど。

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・有史以前

 初めに、神はワゴン車を購入された。
 かの地は混沌に包まれていた。神は、ゆらゆらと流れる大和川をたゆたいながら思索に耽っておられた。

 神は言われた。

「基盤商売あれ」

 神は一日を費やし、ワゴン車に一杯の基盤を積み上げて、喫茶店に、デパートの屋上に、百円コインを入れて稼動する巨神兵エーエムを作られた。
 神はエーエムを見て、良しとされた。百円玉を積むヤンキーがあり、喫茶店で酒が振舞われた。夕べがあり、朝があった。

 第一の日である。

 神は言われた。

「模造品あれ」

 宇宙より真っ白い敵の襲来する筐体を神は指差されると、瞬く間にカラーフィルムの上を似たような敵が通過し、ただカラフルに見えるという模造品を作られた。そのようになった。正規品よりデラ安いパチモンが巷に出回り、喫茶店という喫茶店から正規品が駆逐された。神はこれを見て、良しとされた。夕べがあり、朝があった。

 第二の日である。

 神は言われた。

「日銭商売あれ」

 そのようになった。神は、駅前から路地に少し入ったところを不動産屋に紹介させ、若い者に金を持たせて直営の神託所を作らせた。直営店には刺激を求めるヤンキーで溢れ、活況を呈した。街々の商店街に直営の神託所が作られて、人々は筐体の上に百円玉の塔を築いた。売上は喫茶店ではなく直営店に入るようになった。喫茶店主らは泣いた。神はこれを見て、良しとされた。夕べがあり、朝があった。

 第三の日である。

 神は言われた。

「開発チームあれ」

 そのようになった。模造品が正規品ともども飽きられるようになると、神は手の者に神に似せた代物を泥の中から作らせ、東大阪の地に新しい命を吹き込む工房を作られた。近場のまともに就職できない専門学校からデザイナーを安い給料で雇い、クラシックなゲームを創っては工房から、次々と代物が送り出された。神はこれを見て、良しとされた。夕べがあり、朝があった。

 第四の日である。

 翌日こう言われた。

「家庭用ゲームあれ」

 神は偉大な化身である巨神兵エーエムを自ら模して、山の石から神聖兵シーエスを作り出し、民衆の下へ走らせた。先端ゲームはエーエムで、その移植は家庭で遊ばせるシステムを作り上げ、京都に住まう銭を愛する人々と共に問屋に売り捌かせ、大阪一部上場を果たした。パチモン作って成長したが、他社がパクると容赦しなかった。某戦士ヒストリーを世に出した会社はいきなり訴えられた。

 神はゲーセンに群がるもの、すなわち大規模開発はエーエムに、うごめくコインゲームをメカトロに、また、枯れた技術の水平思考はシーエスに、それぞれに便乗された。神はこれを見て、良しとされた。

 神はそれらのものを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、ゲーセンに満ちよ。シーエスはご家庭に、お茶の間に増えよ」
 夕べがあり、朝があった。

 第五の日である。

 シーエスが民衆を虜にすると、翌日こう言われた。

「排他的流通システムあれ」

 偉大なる神託であるパブリッシングの名の下に、神は他の神々と取引し、業界流通の仕組みを作り上げ、よそ者が簡単にこの地に立ち入ることのできぬようにした。

 第六の日である。

 この地でメーカーがパブリッシャーを兼ねることを神はよしとし、神は御造りになったすべてを御覧になった。見よ。それは極めてよかった。マーケティングはヒゲに任せ、神典は(自粛その1)と呼ばれて神に仕えるすべての者に遍く伝えられた。

 神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、同族会社を造ろう。そして営業職、開発陣、 法務、クリエイター、カネで雇われた生き物すべてを支配させよう」
 神は御自分にかたどって(自粛その2)を創造された。上の者はシャチョーに、中の者は株主に、下の者はクリエイターに創造された。

 神は彼らを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、家庭に満ちてパッケージを買わせよ。営業、開発、クリエイターらカネで雇った生き物を、本社はすべて支配せよ」
 第七の日に神の国のシーエスは世界を圧倒してトップシェアとなって異神教アタリらを撃破した。神はこの結果に大変満足すると自らの戦さ場を離れ、安息なさった。
 この日に神は全ての創造の仕事を離れて安息なさったので、この第七の日を神は祝福することとなった。

 神は仰られた。
 目に見えるものに縋ってはならない。
 あなた方の心の中に神殿を築きなさい。
 そしてあなた方が築いた神殿の中に私は住まう、と。

 これが、ゲーム業界創造の由来である。

 昨日までの雨が嘘のように晴れ上がったここ東京で、独禁法違反容疑のかどで公正取引委員会がモバゲータウン運営のDeNAに乱入し、穏やかな初冬日和を演出してくれています。

「モバゲー」が開発会社に圧力の疑い 公取委立ち入り検査
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E2EAE2E2848DE2EAE3E0E0E2E3E29191E2E2E2E2;at=DGXZZO0195590008122009000000

 しかも場中。こっからどういう動きになるのかが楽しみなわけです。

ディー・エヌ・エー
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=2432.T&ct=b
 公取関連のあらすじについてはこちらをご参照いただきたいところですが、現段階では「開発会社の囲い込み」という線で適法性をDeNA側は主張すると見られ、とはいえ独禁法的には比較的ど真ん中ストライクに近い案件とも思われるので、きっと私たちの税金を使って面白いgdgdな泥仕合が見られるのではないかと期待せずにはいられません。

出会い系サイト「モバゲーTOWN@DeNA」バーサス出会い系サイト「GREE」天王山の戦い
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2010/08/towndenagree-09.html

 DeNA側が制裁の対象に行ったとされる内容が、自社のメインページからのアクセスを遮断するというもので、文字通り新規ユーザーが流れていかず納品業者側が即死する可能性が高いということを考えると排他条件付取引の中でも悪質と判断される可能性があるかもしれません。

2大SNS、仁義なき戦い
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20101019/216720/

 仁義なき戦いといえば聞こえはいいけれど、市場がガラケーからスマホに移動していく前夜祭的な位置づけかもしれず、ここはどうせですからGREEやmixiも巻き込まれて壮大な消耗戦となった挙句の共倒れを強く希望して止みません。

松浦勝人 様
エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社 様

 この度は、当方の泥酔により適切ではないと思われる発言をUstream上で行ったことを、重ねて謹んでお詫び申し上げます。

 本件失言につきましては、完全に酒に酔っていたこともあり、呂律も回らぬ状態でありました。その中で、つい口走ってしまったものであります。

これはひとえに当方のミスであり、弁解の余地もございません。
 誠に申し訳ございませんでした。

 この手の話は縁が遠いのだが、本件に関しては警察の側も取り扱いについて悩んでいて、というか悩んでいる間に当事者同士の何らかの落としどころが出てくるのを待っている感じもあるらしく、なかなか捜査は進展しないわ、殴打したとされる伊藤リオンさんの出頭もまだないわ、その割に両陣営からマスコミにリーク合戦になるわと不可思議な事態になっておるようです。

 いろいろと知りうる限りの話や、何か詳しい人の話を総合すると、もう文春先週号や他の媒体で出ている情報でだいたい出揃っておるように思います。まあ、背後関係だ何だというのは人が生きて、人と人とが触れ合い暮らしていればさまざまな話が出てくるわけで、とはいえ事件そのものの建て付け自体はシンプルそのものだったということでありましょう。
 ところが、その後のお話がすんなり納まって然るべきところに落ち着くかと思いきや、何かとんでもない方向に進展しているようでもあります。本来であれば縁の遠い世界の話ではあるんですが、新宿区役所付近の不動産取引などで、それはそれは濃いグレーな感じの人がおられまして、その御仁を中心としたグループが仲介に名乗り出たからさあ大変。それは悪いことではないものの、いままでの経緯からして、落ち着くものも落ち着かないんじゃないのという話になりそうであります。

 文字通り、本物の登場でありまして、何と言うか、問題の仲裁、解決の仲介というよりは、介入の域であります。これはさすがにマズい。非弁行為とかってレベルじゃありません。もうアポロ11号が月に逝ったまま定住して帰ってこないぐらいの世界です。

 問題は、被害者であるはずの海老蔵さん側について、いろいろと「お釣り」がついて回っている件でありまして、この事件だけでも先に殴打したのは誰なんだという話から始まって、なんかあまりよろしくない粉末をたしなんでおられたのではないかとか、紛失したとされる携帯電話にとても有名な女優の方々のあまり合法とはいえない画像が残されていたのではないかとか、そのような尾ひれ背びれがついたままになっており、大変よろしくありません。

 本来であれば、まあ世の中ですからいろいろございますね、吉原の中のことは遊廓のしきたりで処理しましょうというノリになるのかもしれないのですが、ぶっちゃけ海老蔵さん側から金が取れると踏んだ皆さまや、そういう方々が来られるといままさに頂上作戦決行中の桜田門の前に行列ができて大変という皆さまもおられるということなのでありましょう。

 ちょっと角界がどうのという話じゃなくなってきました。本気で手打ちが終わらない、できないようなら、結構なことになってしまいそうな気がしまして。本当に、どうするんでしょうね。何とか穏便にお話が進み、円満な解決に至ることを期待してやみません。

 何と言うか、やることは多いし、優先順位をつけてひとつひとつ解決していく他ないのだが、不思議と手は空く。何だろうね?
 新会社の役職で、希望として「海千山千対策室長」というのを出したんだが、あっという間に却下に。ざんねん。立ち上げのときというのはどうしてもエネルギーがかかる。調整事も多いし、面接もしないといけない。とにかく、あれだけの騒ぎとなった後だけに、丁寧に、慎重にやろうと思っている。他人の生活を預かるわけだからなあ。

http://twitpic.com/3bwl10

 とはいえ、ただでさえ敗戦処理気味だった事案が、関係各員の努力もあって情況が好転し、前向きに戦えるようになったというのは素晴らしいことなのではあるまいか。良い形で発表できるところまで逝けるといいね。

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