有害な無能というのはこういう人だろうと思う。
たったいま、クレームのメールを送りつけて、これから上役の人に相談するところだ…。
まあ、だいたい期末の風景でもあるが、期末予算消化の嵐というのも今年は特になく、忙しいだけであまり繁盛した感じのしない国内と、たいして気の利いたこともしていないのに日本製ということだけで何となく持て囃されて次々と商談が決まる対中国、そして「ああ。二年後にはソースごとパクられるんだろうなあ…」という、何ともいえぬ優しい気持ちになる。バブル崩壊して戦争でも起きないかな。
期末の各タイトルの数字も出揃って、まさかミリオンというのもあれば何だこのアスタリスクという涙の止まらないのもある。来週は債権者集会だ。人が在庫で資産のこの業界、会社が潰れて人が離散した後で回収するものなんて何もない。むしろ、業界の同窓会とか近況報告の場となるのが微笑ましい。
しかし、最近は大手のリストラに巻き込まれて下請けがいじめられ、コスト削減努力や合理化で競争力を上げる前に倒されるケースが増えてきたな。人件費勝負だけではない世界のはずが、実に見事なラットレース。その挙句に、大手の看板に頼らずに仕事ができる有能な人から先に辞めていき、堅実な人ほど会社に残ることが多いから、どんどん事業が内向きになっていく。いまある需要を刈り取る類の仕事しか通らないし、企画が立ち上がらない。
うちの業界に限らず、どこもだいたい似たような感じでもあるので、いまは日本経済の脱皮のための、生みの苦しみって感じなんでしょうかね。みんな脱皮しなきゃ、閉塞感を打破しなきゃ、と思ってるけど、政治が助けてくれるわけでもない、自力で何とかしよう、目の前をどうにかしなくちゃ、と考えた結果が、さらに深みに嵌っていっている。
日本史的な評価における坂本竜馬が何故か革命家の解釈をされて現代で過大認識されるのは、改革に対する不満のマグマの表れではないのか。あるいは、救世主待望論のような。枯れた薪が、火をくべられるのを待っている状態で。
もちろん私の不満は、頼まれて見積もりを出したのに突っ返されたことです。
たったいま、クレームのメールを送りつけて、これから上役の人に相談するところだ…。
まあ、だいたい期末の風景でもあるが、期末予算消化の嵐というのも今年は特になく、忙しいだけであまり繁盛した感じのしない国内と、たいして気の利いたこともしていないのに日本製ということだけで何となく持て囃されて次々と商談が決まる対中国、そして「ああ。二年後にはソースごとパクられるんだろうなあ…」という、何ともいえぬ優しい気持ちになる。バブル崩壊して戦争でも起きないかな。
期末の各タイトルの数字も出揃って、まさかミリオンというのもあれば何だこのアスタリスクという涙の止まらないのもある。来週は債権者集会だ。人が在庫で資産のこの業界、会社が潰れて人が離散した後で回収するものなんて何もない。むしろ、業界の同窓会とか近況報告の場となるのが微笑ましい。
しかし、最近は大手のリストラに巻き込まれて下請けがいじめられ、コスト削減努力や合理化で競争力を上げる前に倒されるケースが増えてきたな。人件費勝負だけではない世界のはずが、実に見事なラットレース。その挙句に、大手の看板に頼らずに仕事ができる有能な人から先に辞めていき、堅実な人ほど会社に残ることが多いから、どんどん事業が内向きになっていく。いまある需要を刈り取る類の仕事しか通らないし、企画が立ち上がらない。
うちの業界に限らず、どこもだいたい似たような感じでもあるので、いまは日本経済の脱皮のための、生みの苦しみって感じなんでしょうかね。みんな脱皮しなきゃ、閉塞感を打破しなきゃ、と思ってるけど、政治が助けてくれるわけでもない、自力で何とかしよう、目の前をどうにかしなくちゃ、と考えた結果が、さらに深みに嵌っていっている。
日本史的な評価における坂本竜馬が何故か革命家の解釈をされて現代で過大認識されるのは、改革に対する不満のマグマの表れではないのか。あるいは、救世主待望論のような。枯れた薪が、火をくべられるのを待っている状態で。
もちろん私の不満は、頼まれて見積もりを出したのに突っ返されたことです。