月別アーカイブ / 2009年04月

 面白かったので。

アメブロのPVが界王拳並みな件
http://blogging.from.tv/wp/2009/04/29/2046
アメブロのアクセス数はロボットやクローラーも込み
http://netafull.net/blog/028909.html
アメブロのアクセス解析はやっぱり豪気
http://netafull.net/blog/030318.html

 記事中は茶化して書いていますけど、広告業界的には結構問題なんじゃないでしょうかね。というか、CAは広告業界なのだから、そのあたりのことは良く分かっていなければいけないと思うんですが。
 アメブロには幾つか伝説があって、まあどれも微妙なもんばっかなんですけど、あれこれひっかからないように既知で公知の概要だけ並べるとこんな感じ。

○ 個人PVの総体がアメーバ発表だと異様に高い
 → FCがスパム御用達だったころに比べてもPV総体が三割ぐらい高いんじゃないか? と妄想。上記リンク記事と、まあおんなじ見解。っていうか、身内でぐるぐるPV回して活性してるように見繕ってるのかもしれないが、詳細は良く分からん。

○ バズサービス含む広告効果が不思議
 → ネット広告研究会とかで見た資料だと、質が低いとされるケータイゲームサイトやニコニコ動画への広告出稿よりちょっと効果が高い程度。微妙。
 広告媒体としてもう一息! とか言ってたけど、純粋に出稿側からすればもう少し効果の見えやすい良いネット媒体は他にもたくさんある。

○ ネット関連指標と公式発表の数字が乖離
 → ネットレイティングスや検索サイトの検索結果シェアから見るに、アメブロの発表はずいぶん多い感じがする。統計的に関連指標側に間違いはそうそうないので、結論としてはアレ。
 そういえば、萩原さんが代表から降りていた。お疲れ様です。

○ 他にもPV水増ししてそうなブログサービスあるよね問題
 → 数字的に微妙なのは、パッと見た限りSeesaaなんかもそう。Googleの数字が正しい前提ではあるが。去年だったか、みんなで金出し合って検証しようぜとか言ってたんだけど、どうなったんだろう。
 まあ、そういうところは知恵のあるクライアントから離れていって、最後にはクソのような広告を中小烈婦がかき集めてきてバルクで流す程度の収益しか見込めなくなるかもしれないので、因果応報ということで。

○ ちょっとまた微妙な最大PV問題
 → デジタル押し紙問題について書こうかと思ったけど、大枠は以下のサイトに書いてあったのでご参照。
アメブロのアクセス数について
http://blog.futureismild.net/archives/50741090.html

 ネットはテレビに比べてアクセスが拾いやすくて正確で、広告効果が見えやすいからデジタルに広告市場がシフトしている、と言いたいところなんだけれども、それはあくまでビデオリサーチに比べてやや正確でターゲットをクライアントが指定しやすい、というだけなんじゃないかという気もするわけですがー。

 最終的には、出稿した媒体ごとにどこから来たのか紐付けして、成果を確認しながら出稿先を練り上げていくほかネット広告には方法がないので、そろそろ烈婦とか機能的に終わってる会社はそういう天体観測用の仕組みを早急に作って、ネット媒体各社のごっこ資料以外に客観的な数字を参照できるようにしてもらいたいと思います。

 というような話を毎日新聞社の人から聞きました。

 なんぞこの面白相場。理由が見当たらず地合いだけで全面高とか… 別にいいけどさ。最悪の時期を脱した、と緩んだ個人投資家が突撃してGWいい夢見たあとつるべ落としを喰らって再悲観に陥る姿が眼に浮かぶぜ。百年に一度から、単なる大型不況へと見え方が変わって、在庫調整が急激に進んだから問題なく見えるのは、GMとか大きすぎてどうにもならんもんの処理がずんずん後回しにされてて影響が見えにくかったからで、そう簡単に不況が解消されてたまるかと私めの経験値からは感じますけれども。

 そういえば、顧客に金貸すだけ貸して、ノミ行為やって身動き取れなくなったら廃業してトンヅラする計画のFX屋がわらわらしておりまして、そういったところに金を提供してる不思議系アングラ金融が続々と利益を出して脱税してて面白いわけです。で、ついに12号合同庁舎が。

FXの投機取引規制、顧客保護へ「劇薬」 証券監視委
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090425AT2C2401G24042009.html
 貸し出し総量規制報道が入ったかと思えば、その直後に、ロスカット規制。

FXで「ロスカットルール」義務付けへ 金融庁
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090428AT3L2806Y28042009.html
FX規制強化策、信託保全義務付け 金融庁が発表
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090430AT2C2801G28042009.html

 今日は「事業継続したいなら証拠金積めよwww」と金融庁さまからの暖かいご声援が。まあ、FXもパチンコの代替に過ぎず、単なる博打になってますからねえ。パチンコホールから足抜けしたような連中がFX屋でございと転業してみたり、表向きはIT企業として上場してるくせに収益の柱はFX事業みたいな遅れてきたライブドア的ダボハゼ企業も散見される状況なので、FXも派生商品も類似金融もひとくるめに信託保全させて投資家保護に邁進する方針の金融庁はGJかなと。

どうせ、FX屋なんて業界団体作って金融庁OB引き受けたりとかいう甲斐性のある奴らは出てこないだろ、という見切り千両が絶妙すぎ。野次馬的関心で申しますなら、ぜひ次回は五味さん斬って不思議銀行の債務二重譲渡引き受けの怪についてやって欲しいと思います。

 特定の馬鹿若干名だけだろうとは思うけれども。ディズニーですら手書きの改変や掲載は容認されておるというのに、最高裁まで争うつもりなんだろうか。

“地デジカ” の無断美少女イラストに「断固として許さない」と民放連
http://getnews.jp/archives/11408
「地デジカくん」の擬人化イラストが早くも続々登場
http://www.oshiete-kun.net/archives/2009/04/post_560.html

 道義的に良くないと思うんだ。それに、豚インフルエンザが流行したら、結構な割合で若者が死んでしまうようだしね。

http://anond.hatelabo.jp/20090428060649
応答 → http://anond.hatelabo.jp/20090428074836
爺が反応 → http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20090428/1240879187
 爺婆が死ねば非生産の人口が減って、経済的にもいいし、エコだろ、とか言っては駄目だよね。彼らが死蔵したタンス預金を接収する法律を作れ、なんて、ナンセンスというか人としてどうだろ、という話であって。

 この手の議論と核武装って似てるなあ。タブーな感じで。万一、諸条件が揃えば核武装するのが国益だ、と誰もが一度は通る思考経路なんだが、どうやって維持すんだとか、どこで実験すんだとか、核を持ってないからこそ日本の独自の外交的立場がとか、そういう修正が次々入って、核武装は考えなくなる。で、後から「日本も核武装しようぜww」とかいう若者が出たとき、昔は私もそう思った、という、青く甘酸っぱい思考経験から、「坊や。それは駄目なんだよ」と説得するというより諭したくなる。

 同じく、「ヒャッハー。パンデミックだぜ。この世の汚えものが一掃される絶好の機会だ! 社会よ混乱しろ!」とか思っている奴が、「ひょっとして、社会の癌になってる爺婆が死ねば、年金も軽くなるし医療費も削減されるし二酸化炭素も出ないし問題解決じゃね?」とか短絡的に考えて「老人だけインフルエンザに罹って死ねばいいんだ!」みたいな発想に繋がる。誰もやりたがらない老人介護も税金、年金もそのうち税金に一本化、それらの税金を支えるのは現役の世代、とはいえ現役が声を張り上げたところで困ってる老人はだいたい誰かの親であって、その親を子が支える構造には変わりはないのだから、結局家族の負担になって大変だ、という。

 だから、誰も悪くない疫病が老人問題を取り去ってくれるんだ、と考えるのは、まあ誰もが通る道でもあるんだろうけどさ。爺の指摘どおり、老人だけ死んでくれる魔法のような疫病なんて存在しないんだけどね。

 そのうち、「ああ。中国でインフルエンザ大流行しないかな」とか思う奴が出てくるかもしれないけど、そういうのは心の中だけに止めておいて外で話しちゃ駄目だと思うぞ。約束な。

 乱戦の中で力尽き、敢え無く討ち死にした草なぎ剛氏に代わって、地デジ普及へ向け新キャラ登場、その名も「地デジカ」。初めて見たとき、猥褻だ、と思った。日本ハムのエロズリーに当初感じたエロさとは別次元の、不健全なエロさ。

地デジ化へPRキャラ「地デジカ」…民放連
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20090428-OYT8T00343.htm
地デジ新キャラが早くもハレンチ行為! スク水姿で会見に登場
http://bogusne.ws/article/118192219.html
 キャラとしてユルい線を狙った、と言えばそれまでなんだが、酷評するほどブサイクでなく、絶賛するほど良くもなく、草なぎ氏の後釜としてはエロすぎる感じで、いろんな意味で「どうしてこうなっちゃったんだろう?」と困惑するというか、途方に暮れるというか、そういう感じ。何が狙いだ民放連。

 多分、存在としては地デジ政策そのものに対する民放連の態度と同様、「あまりやる気はありません。予算もそれほどありません」というメッセージを全力でキャラクターに反映させるとこうなる、とそういった具合ではなかろうか。

 ひこにゃんはエロくも何ともなかったがキャラとしてありだったのに比べ、せんと君ほどの壊滅具合でもなく、エロズリーとは違った意味で同人誌に脱がされるタイプのフェロモンを放出しているのがまた何とも。写真をクリックして、地デジカの股間にぜひ注目していただきたいと思います。

http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20090428-OYT9I00347.htm

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